月別アーカイブ: 2010年3月

『劇画家畜人ヤプー【復刻版】』発売中!

『劇画家畜人ヤプー【復刻版】』の発売が開始されました。

VV.jpg

写真はヴィレッジヴァンガード下北沢店のコミックコーナーです。
文芸書のコーナーでも展開していただけるそうです。
粋な手書きポップも作ってもらいました。
ありがとうございます!!
_______002.jpg

4月22日(木)には、同店にてトークショーも開催します。

●参加ご希望のお客様は、ヴィレッジヴァンガード下北沢店にて『劇画家畜人ヤプー【復刻版】』(ポット出版/2,200円)をお買い求めください。先着90名様に参加整理券をお渡ししております。

●3月18日(木)よりヴィレッジヴァンガード下北沢店にて電話での事前予約も受け付けています。(10時〜24時/03-3460-6145)

大学に入学したて(10年以上前ですね)のころから、このお店にはよく通っていました。
トークに出演してもらう丸尾末広さんのマンガも、いくつかここで買ったおぼえがあります。
なんだか感慨深いです。

新連載●雨宮まみの「セックスをこじらせて」スタート!

ポット出版のウェブマガジン「マガジンポット」でライターの雨宮まみさんによる新連載「セックスをこじらせて」がスタートしました!
もやもやしている男子のアナタも女子のアナタも、雨宮さんのこじらせっぷりをご堪能ください。

プロフィール

雨宮まみ(あまみや・まみ)
おもにエロ・AVのフィールドで活躍する「今もっとも“イタ刺さる”」女子ライター。 ハヤリのキーワードに収まりきらない女子や男子のもやもやを、自身の思いを交えながら明快に切る語り口にファンが多い。 共著書に『エロの敵』(翔泳社)、『リビドー・ガールズ』(パルコ出版)。『AV FREAK』『SMネット』などで連載。ブログ『弟よ!』を精力的に更新中。

女をこじらせてその1・職業 AVライター

 私は、なんでまたこうなったのか、女のくせにAVライターという仕事をしています。仕事を訊かれて「AVライターなんです」と答えると、だいたい「へぇ〜! 見えないねぇ!(AVライターに見える外見ってどんなんだ)」「スゴイですねぇ!(何がどうスゴイんだ)」「そうなんですか……?(AVとライターという言葉が結びつかずに苦戦している表情)」「あ、AV……(出てるの? と訊いていいのか迷っている様子)」みたいな感じの反応をされることが多いです。まぁ、このような反応から一般的に見て「AVライター」という職業も、それを女がやってるということも、めずらしい変わったことなのだろう、と判断せざるを得ないし、そうなんだろうなーという自覚はいちおう、あります。

続きは「セックスをこじらせて─女をこじらせてその1・職業 AVライター」で。

伏見憲明 新刊『団地の女学生』(集英社)

hennkann_1.jpg● 伏見憲明・第二小説『団地の女学生』(集英社/4月5日刊行予定) 以下、版元からのパブ

第40回文藝賞受賞後第一作となる短編『団地の女学生』と中篇『爪を噛む女』の二篇を収録。埼玉県下のマンモス団地を舞台に、独居老人、中年のゲイ男性、アラフォー独身女性の訪問ヘルパー、落ち目の歌手ら、昭和の遺物から脱出できずにくすぶっている人々の日常を描く。現代の格差社会への絶望と希望を裏に秘め、毒舌と笑いに包んだ「新ジャンルコメディ」というような不思議な読み心地。90年代のゲイムーブメントを牽引してきた著者の筆致は、弱者に寄り添いつつも本音満載、毒てんこもり。微苦笑の新!純文学・シニカルコメディ。

・「爪を噛む女」
老人ばかりが残されたマンモス団地で働く独身の訪問ヘルパー・美也のもとに、久しぶりに歌手となった幼馴染・都から連絡が。落ち目とはいえ彼女は「団地の星」。100万枚のヒットを飛ばした「白川Miiya」の名で活動するミュージシャンだった。嫉みと羨望に激しくもだえながらもスターからの連絡に尻尾をふってしまう自分を嫌悪する美也。中学時代、ユニットを組んで喝采を浴びた、アノ頃はわたしのほうが才能があったのに……。「彼女の凋落を見届けるのが私の役目」とさらに憎しみをたぎらせるが……。

・「団地の女学生」
齢八十四。足腰が立たなくなる前に……と、故郷への墓参りにいくことにした瑛子。同じ棟に住む独身のゲイ中年・ミノちゃんをお供に高崎を目指す。道中、今夜のお相手を携帯で探すミノちゃんと噛み合わない会話をしながら、瑛子は戦争前の淡い初恋の相手をたずねる決心をするのだが……。

*ご予約は→アマゾン

劇画家畜人ヤプー【復刻版】

1971年に「都市出版社」、1983年に改訂を加えて「辰巳出版」から刊行された『劇画家畜人ヤプー』を復刻。

三島由紀夫、澁澤龍彦らが絶賛した戦後最大の奇書『家畜人ヤプー』を石ノ森章太郎がコミック化。
復刻に際し、丸尾末広(漫画家)による解説文を収録。

●あらすじ
 196×年、西ドイツに一挺の空飛ぶ円盤が墜落。それは二人の関係が結婚を控えた「恋人」から「飼主」と「家畜」に変容していくことを告げる報せでもあった─。
 翌春に挙式を控えた日本人留学生・瀬部麟一郎(リン)と東独の名家の娘・クララは墜落した円盤から謎の女性・ポーリーンを救ける。人間に似た奇怪な生物を飼い慣らす彼女は2000年後の未来世界イース(EHS=The Empire of Hundred Suns)から航時艇(タイム・ヨット)に乗って過去世界を遊歩中に墜落したという。麟はポーリーンの飼う畜人犬に咬まれ動けなくなってしまうが、彼女は自分の別荘にある緩解薬を打てば治るとすまして言う。さらにはクララが麟と婚約していると聞くと、「時代の罪」であり「病的な病」であると断じる。白人女性がすべてを支配するイースでは、黄色人種は「家畜」であり、「人間」ではないからだ。ポーリーンの言葉に反発しつつも、クララは愛する麟を治すため、薬を求めて2000年後の未来へ行くことになる。「麟を一生愛し、離れない」ことを誓って。
 ポーリーンはクララの「誤った考え」を矯正するために、妹ドリスや、兄セシル、義弟ウィリアムらを紹介し、歓待する。女権社会であり、白人のみが「人間」とされるイースにおいて、まさに最高の地位にあるクララは霊液、矮人、扉魂といったヤプーを利用した高度な文化・文明に触れ、戸惑いながらも少しずつイースに馴染んでいく。一方、麟は皮膚の色からヤプーであるとされ、虫を呑まされ、浣腸をされ、挙句に皮膚を改造されてしまう。「人間」と「家畜」。二人の立場はこの世界では全く違うものであった。
 クララはようやく緩解薬で動けるようになった麟と二人での会話を求める。イースで最高の立場にあってこの世界を理解しつつあり、さらにはウィリアムに愛情を感じ始めていたクララ。対極に「家畜」として扱われ、イースをおかしな異世界と捉え続ける麟。結婚を誓い合った二人の気持ちはとうにすれ違っていた。逆上した麟はクララと心中をはかるも失敗。その結果、麟は去勢され、クララはついに麟を「人間」ではなく、「家畜」であると認識する。
 クララはイースに帰化し、麟を自らのヤプーとして飼うことを決意する。「麟を一生愛し、離れない」という、未来に来る前に自らに課した誓いを守るために。
 しかし、クララの気持ちの中で、麟との関係性はイースに来る前とはすでに変わっていた。「恋人」から「家畜」へと─。

『子供問題』、『大人問題』●2010年3月15日(月)の公明新聞に書評が掲載されました

『子供問題』『大人問題』(ともに小浜逸郎著)の書評が2010年3月15日(月)の公明新聞に掲載されました。評者は瀬沼文彰氏(西武文理大学兼任講師)です。

『子供問題』、『大人問題』は全国の書店・オンライン書店でご購入いただけます。

『子供問題』─学校、家族、メディアに見る子供をめぐる矛盾
著●小浜逸郎
定価1900+税
ISBN978-4-7808-0136-1 C0036
四六判 / 192ページ / 上製
[2009年12月 刊行]
目次や著者プロフィールなど、詳細はこちらをご覧ください。

『大人問題』─目標喪失した社会を正しく生きるために
著●小浜逸郎
定価1900+税
ISBN978-4-7808-0141-5 C0036
四六判 / 200ページ / 上製
[2010年02月 刊行]
目次や著者プロフィールなど、詳細はこちらをご覧ください。

映画評『フィリップ、きみを愛してる!』

middle_1261660968_1.jpg● 初出「キネマ旬報」2010.3月下旬号
「本当を求めて嘘を積み重ねる生のアイロニー」

主人公のスティーブン・ラッセルが求めてやまないものは、文字通りの愛なのか。

彼は幼少時代、実母に捨てられ、引き取られた先の家族からも疎まれて家を追われた。映画ではあまり描かれてはいないが、たぶん、養父母の家では彼の異様に高い知能が持て余されたのだろう。さらに、成人して実母に会いに行くも、残酷なまでに拒絶され、彼は過去のどこにも人生の根を見出すことができなかった。

成長の過程で、自分を承認してくれる人間関係、ありていに言うと愛が注がれる環境がないと、人は自分という存在の根拠を実感できないのかもしれない。だからこそ、それを補償するためにスティーブンは妻子と「普通」の家庭を営み、警察官としてまっとうな人生を歩もうとしていた。それはまるで絵に描いたようなアメリカン・ファミリー、模範的な男性像。しかし「普通」を体現すれば体現するほどに、彼のなかで「本当」は希薄になっていったのだろう。そしてそんな彼に転機が訪れた。交通事故に遭い生死の境を彷徨うことで、やっぱりこう思ったのだ。「自分の人生に嘘はつかない! 好きなことだけをやってやる! 本当の自分として生きるんだ!」 続きを読む

書店のみなさまへ●「劇画家畜人ヤプー【復刻版】」立ち読み冊子・ポップございます

2010年3月18日(火)発売の「劇画家畜人ヤプー【復刻版】」(石ノ森章太郎・著、沼正三・原作)の販売にあたり、書店のみなさまにご利用いただけるよう、販促物を準備いたしました。

●立ち読み冊子(32P)
CIMG0141.jpgCIMG0142.jpg

●ポップ(縦90mm×横128mm程度)
yapoo_pop.jpg

以下へご連絡いただければ、郵送にて手配いたします。
お気軽にお問い合わせ下さい。

ポット出版担当/高橋・尹(ゆん)
メール● pub@pot.co.jp
TEL●03-3478-1774
FAX●03-3402-5558

2010.4.22 (木)ヴィレッジヴァンガード下北沢店にて丸尾末広×吉田アミトークショーを開催します

2010年4月22日(木)の20時30分より、ヴィレッジヴァンガード下北沢店にて、『劇画家畜人ヤプー【復刻版】』の刊行を記念し、同書に解説文を寄稿した漫画家・丸尾末広氏のトークショーを開催します。
近作『芋虫』をはじめ、マゾヒズムを描いた作品を多数発表している氏が語る、『劇画家畜人ヤプー』の魅力、そして自身の考えるマゾヒズムの魅力とは?
聞き手はマンガソムリエを自称し、丸尾末広氏の大ファンでもある吉田アミが務めます。

●『劇画家畜人ヤプー【復刻版】』刊行記念トークショー
「丸尾末広に聞くマゾヒズムの世界」

■日時
2010年4月22日(木)
開場:20:15
開演:20:30

■出演
丸尾末広(まるお・すえひろ)
1956年生まれ。漫画家。『薔薇色ノ怪物』、『夢のQ-SAKU』、『DDT』、『少女椿』、『ギチギチくん』など著作多数。近著に『パノラマ島綺譚』(2009年第13回「手塚治虫文化賞新生賞」受賞)、『芋虫』がある。

吉田アミ(よしだ・あみ)
(よしだ・あみ)1976年生まれ。音楽・文筆・前衛家。1990年頃より音楽活動を開始。
マンガに関する著作も多数あり、2009年5月よりウェブマガジン「WebDICE」にて「マンガ漂流者(ドリフター)」の連載を開始。

■場所
ヴィレッジヴァンガード下北沢店

住所●東京都世田谷区北沢2-10-15マルシェ下北沢
電話●03-3460-6145

●参加ご希望のお客様は、ヴィレッジヴァンガード下北沢店にて『劇画家畜人ヤプー【復刻版】』(ポット出版/2,200円)をお買い求めください(※販売は3月18日(木)からです)。先着90名様に参加整理券をお渡ししております。

●3月18日(木)よりヴィレッジヴァンガード下北沢店にて電話での事前予約も受け付けます。(10時〜24時/03-3460-6145)

●特典として、石ノ森章太郎氏が原画を描いたポストカード3枚セットをイベント当日にプレゼント致します。

劇画家畜人ヤプー【復刻版】

作●石ノ森章太郎

原作●沼正三

定価●2,200円+税

ISBN978-4-7808-0143-9 C0979

A5判 / 288ページ /上製

[2010年03月刊行]

内容紹介や目次など、詳細はこちらをご覧ください。