月別アーカイブ: 2010年2月

【電子書籍版】ず・ぼん15-7 今、アメリカの図書館でライブラリアンと呼ばれる職業が絶滅しつつある

カリフォルニア大学バークリー校、
東アジア研究図書館に勤務する石松久幸氏が、
「出版ニュース」に、アメリカの大学図書館におけるライブラリアンの現状レポートを寄稿。
日本のライブラリアンもそう遠からず、同じ状況を迎えるだろう。
デジタル時代を迎えた図書館員の役割とは? 
著者許可を得て、『ず・ぼん』に転載させてもらった。
*この原稿は「出版ニュース」(2009年9月下旬号)の寄稿記事を転載したものです。

【電子書籍版】ず・ぼん15-6 流動することの利点・難点 

非正規職員として複数の図書館を渡り歩く「流動」する図書館員。
委託アルバイトを掛持ちする三十代から、非常勤館長を務める五十代まで、
幅広い経歴の図書館員が、「流動」してきたからこそ、見えたものとは何だったのだろうか? 
定着を望みながらも館を移り続ける五人の図書館員たちに、それぞれの事情を語ってもらった。
*この座談会は二〇〇八年十二月一日に実施しました。肩書きは当時のものです。

「流動する図書館員は、新時代の図書館員であるのか」(文●小形亮)も収録。

【電子書籍版】ず・ぼん15-5 グランドデザインが必要だ

浦安市立図書館館長をながく務め、
現在は日本図書館協会の理事である常世田良氏。
常世田氏は、「読書の秘密を守る」「リクエスト批判」「無料の原則」「公共性」
についてどう考えるのか。それらが抱える、
根底の「問題」とはなにか。じっくり聞いてみた。
*このインタビューは2009年10月21日に実施しました。

【電子書籍版】ず・ぼん15-4 ゆらいでないか、常識の「原則」

公共図書館のあり方が今、問われはじめている。
原則にとらわれる余り、そこから一歩進んだ取り組みに踏み出せないでいるのではないか? 
戦後の公共図書館サービスを支えてきた制度や仕組みを、
歴史的経緯からひもとき、その見直しについて編集委員で話し合ってみた。
*この座談会は2009年9月9日に実施しました。

【電子書籍版】ず・ぼん15-3 「Enju」は、図書館システムの未来を変えていけるか

「図書館に関わる人々が自らの手で新しい図書館管理システムを開発しよう」と、
図書館関係者が集まって立ち上げた「Project Next-L」。
このプロジェクトは何をきっかけにスタートし、現在どのような取り組みを行なっているのか。
そして将来的には、日本の図書館システムをどのように変えていきたいと考えているのか。
Project Next-Lの参加メンバー有志が、
本誌編集委員および公共図書館員からの疑問や質問への回答も交えつつ、
日本の図書館システムの現状と将来について語り合った。
*この座談会は2009年6月30日に実施しました。

【電子書籍版】ず・ぼん15-2 オープン前の米沢嘉博記念図書館に行ってきた

明治大学がマンガ、アニメ、ゲームの複合アーカイブ施設
「東京国際マンガ図書館」の設立を進めている。
その計画の第一歩として、2009年秋、「米沢嘉博記念図書館」がオープンした。
マンガ評論家である米沢嘉博氏(2006年逝去)が遺した
十四万冊を超える蔵書を保存する図書館である。
計画を主導する森川嘉一郎氏に、同図書館のこと、
そして「東京国際マンガ図書館」の今後の展望について語ってもらった。

【電子書籍版】ず・ぼん15-1 ネット利用で評価される横芝光町立図書館の現場

千葉県山武郡横芝光町にある、横芝光町立図書館。
人口三万人に満たない静かな町にある図書館だが、インターネットを様々に活用したサービスが評価され、2007年のライブラリー・オブ・ザ・イヤーの優秀賞を受賞している。
横芝光町立図書館のサービスのシステム作りを牽引してきた坂本成生さんに、情報発信の裏にある、図書館員としての真意を聞いた。

【電子書籍版】ず・ぼん15 完全版

国立国会図書館が蔵書のデジタル化に本格的に取り組み始め、図書館の現場もまた、インターネットをどう活用していくかが問われています。
図書館は硬直せず、新しい在り方にどうチャレンジしていけるのか。「図書館のこれから」を考えるきっかけとなる現場の声をひろってきました。

『ず・ぼん』15号では、インターネットを活用したサービスで2007年ライブラリー・オブ・ザ・イヤーの優秀賞を受賞した「横芝光町立図書館」を訪ね、そのサービスを牽引してきた坂本成生さんへインタビューを行ないました。取り組みの背景にある、坂本さんの「思想」が見えてきます。

オープンタイプの図書館管理システム「Enju」を開発したProject Next-Lメンバーによる座談会では、プロジェクトの成り立ちから、「Enju」をどう図書館で活用できるのかを詳細に話してもらいました。

今年2009年10月31日に開館した米沢嘉博記念図書館の現場取材リポートでは、明治大学が構想する「東京国際マンガ図書館」にも触れられています。

ず・ぼん編集委員会による座談会「図書館のコンサバ」では、「読書履歴の秘密を守る」「リクエスト批判」「図書館の無料の原則」「公共性」の4つのキーワードから、図書館の原則を問い直しました。また、同テーマで、日本図書館協会の理事である常世田良さんにもインタビューを試みました。

「流動する図書館員」では、いくつもの図書館を経験されてきた非常勤職員の5人の方に集まってもらい、図書館を流動する利点・難点を聞いています。

書店のみなさまへ●「書店落語」を一緒にやりませんか

ポット出版は、2009年11月に刊行した『落語を観るならこのDVD』(著・瀧口雅仁)の販売促進の一環として
「書店落語」を実施しています。

本と書店と落語、という切り口で、本も書店も落語ももっとにぎわうために何か面白いことをやりたいと思い、
店内やイベントスペースを利用しての落語会の開催を考えました。

第一弾として、2009年12月19日(土)、横浜・石堂書店さんの協力を得て、石堂書店内で落語会を開催しました。
石堂書店さんは約20坪の町の書店さんで、入口入ってすぐの平台がある場所に
テーブルで高座を作って落語会をやりました。
(当日の様子はこちら→2009.12.19(土)「本屋落語」in石堂書店レポート

当日は盛況の内に終わり、本屋さんと落語の相性の良さを実感しました。

落語家さんが座れるスペースと高座(90cm程度の高さでテーブルなどでOKです)があれば開催可能です。

開催してくださる書店さんがいらっしゃればぜひ担当・尹(ゆん)までご連絡下さい。

●落語家さんへの謝礼や足代は弊社が負担します。
●店舗の中でやる店内落語、専用イベントスペースでの落語会(有料・無料どちらも可)など、
様々な形態に対応出来ます。
●イベントのチラシ、ポスターの作成などは弊社で行ないます。
●地方の書店さんの場合はすみませんが、段取り、準備に少しお時間をいただくことがあります。

やれるかどうかわからないけれど話を聞きたいという書店さんもお気軽にご相談下さい。

ポット出版担当/尹(ゆん)
メール● pub@pot.co.jp
TEL●03-3478-1774
FAX●03-3402-5558

ポット出版社長・沢辺均の日記-60[2010.01.26〜2010.02.2]

なんで時間と日がすぎるのが早いんだ?

●20010.01.26火
午後、ボイジャーの萩野さんが来て、
ブックサーバー構想やら、版元ドットコムとの協力の話。
2月中旬、アメリカに行って、いろいろ相談して来るそうだ。
楽しみ。

●2010.01.27水
夜は版元ドットコム会議。
その前に楽天の決裁システムのプレゼンをしてもらう。
前向きに。
版元ドットコム組合員会議。
TIBFでの版元ドットコムの出展では、本を定価で売って、
これまでの値引き20%を、図書カードで奉仕しようってアイデアが
トランスビューの工藤さんからでて、
オレ的には大盛り上がり。
だって、価格拘束してる出版社が、東京国際ブックフェアで
割引して売ってはしゃいでるのって、ちょっと、、、と思ってたから。
いや、割引がいやなんじゃなくて、価格拘束(つまり再販制ね)を護持しようというのの
整合性の問題。

●2010.01.28木
午前中出版会議。
午後、大手印刷屋さんが来て、
ネットだとか電子だとか図書館だとかの話を教えてもらう。

●2010.01.29金
午前中ポット会議。それから掃除。
午後、S社の方が挨拶に。
その後、三輪さん。ベリーズサーカス東京と出版をめぐる話。
夜はNPOげんきな図書館の研修に行こうと思っていたんだけど、断念。

●2010.01.30土
午後から、岩松了さんのイベントで、渋谷大盛堂へ。
大盛堂書店、なつかしい、。
移転前の店のまえで、労組が座り込みとか、ビラ配りとかやってたことを思い出す。
会場に据えられたビデオカメラ、本格的なやつでビックリ。
担当者が日本映画学校出身で、今も映画とかを(ほそぼそと)作ってる人だった。
森達也さんの本とかがちょっと多くあったりしたんで、「趣味ですか?」と聞いたらドンズバ。
イベントは40人以上のお客様、立ち見もでて盛況。
岩松さんの聞き役をした。
[戦争てなくならない。家族を守りたいとか「良い」ことが、戦争を起こすんじゃないか?]
という岩松さんの話に大感動。
自分の頭で、自分の周辺から、考えをつめて、そんなふうな発想にたどり着く岩松さん、スゴい。
意味のないセリフが、状況の中で意味を持つってのと通低してると思う。
おいらが竹田青嗣さんの本から読み取った[理念を先に置くと、信念の対立になって、争う以外になくなる]
みたいなことともつながるなー。
ポット出版は戯曲を出版するんじゃなくて、岩松さんを出版するのだ。
20部くらい売れた。

●2010.01.31日
鉄とすずと、代々木公園ドックランへ。
先週行ったときに、他の犬に吠える鉄を「あの犬、あぶなくないですか?」と
言って来た外国人(アメリカ、民主党支持、リベラリスト、インテリ、←ってすべて勝手に物語をつくった)
が、穴を掘って体を冷やしてる(?)すずに「おまえ、かわいーな」と、なんとなく和解の態度。
これもおれの創作ですけどね。
翌日の「2010年代の出版を考える」のUSTREAM中継の準備を急遽、大田に頼む。
終電前まで、準備。
その合間にネット通販で買ったマイケル・ジャクソンの「this is it」のDVDを見る

●2010.02.01月
阿佐ヶ谷ロフトAの「2010年代の出版を考える」。
結果、ともかく大成功。
イベント報告はこちら
店長の奥野さんが、田代まさし記者会見につぐ集客、と言っていた。わっはは。
USTREAMとニコニコ動画中継。合計で約2500くらい、有料入場者140人。
元祖tsudaりが津田さん本人、深水英一郎さんがニコニコ動画の生中継。
というのもスゴいな。
津田さんのtsudaりも職人技。スゴいよ。
でも、やっぱり書かれた本人としては、ポイントずれてるってのも、もちろんある。
だからこそ、生のイベントとか、テープ起こして推敲するとかした本にも大きな意味があるって再確認。

「沢辺」で検索したら(恥ずかしー、そんなことしてる自分)、

沢辺「申し訳ないけど、そういう人たちには死んでもらうしかない。僕らは既に写植屋さんを潰してきてるんだよ。石油になって石炭産業は潰した。それを嘆いてもセンチメンタリズムでしかない。印刷屋や校正者を慮るよりも一連のメディア変化で出版社が退場してしまうなら仕方ない」

沢辺「先日びっくりしたことがあった。出版の人たちと軽い打ち上げに行ったら、その中のメンバーが『沢辺さんは甘すぎる。ITのやつらは根こそぎ持って行くハイエナみたいな連中。あいつらは俺らの財産を虎視眈々と狙ってる』的な発言を真顔でされた。そんな意識なのかと」
が抜群にRTされてた。
でも、オレ的には
@seuzo: 沢辺「わたしたちはすでに写植屋も製版屋もつぶしてきた。出版業もいつ退場勧告があってもおかしくない。次の石炭産業は出版かもしれない。浪花節ではない。」
という、「次の石炭産業は出版かもしれない。」に力点があったんだけど、。な。

あとRTが目立ったのは、

「アマゾンが著作者に70%支払うというのは、出版社の取次への掛け率’70%とおんなじ」
とか、?

オレ的にはこのあたりの重要度が高いんだけどな(グチでした)

沢辺「僕は真面目に考える。過去の本も今の本も全文検索できて20%くらい読めるようにしている。既存の出版団体ではなく、1社1社の選択でそういう動きを増やしていこうよって思ってる。みんなにやれやれと言ってもらいと思ってる。そのへんをネットに僕は期待してる

沢辺「本を買うというのは、ライセンス、アクセス権みたいなものになって行かざるを得ないし、自分が買ったものはデータベースに突っ込んでおくと自由に検索できるようになったりするだろう。利用形態で新しいものを提供するのが電子書籍が生きていく道じゃないか」

イチバン笑ったのは、
高島さんファン増えたのでは、沢辺さんは損な役回りだったという指摘。
ははっははははは。