月別アーカイブ: 2009年11月

映画「バサラ人間」●12月5日(月)山田広野監督舞台挨拶決定!

2009年12月5日(土)〜12月11日(金)まで大阪第七藝術劇場で公開される映画「バサラ人間」。
その初日に、監督・山田広野さんによる舞台挨拶が決定しました!

主演/団時朗(『帰ってきたウルトラマン』主演・郷秀樹役)・仲村みう(2006年ミスヤングマガジン)・他、音楽/J・A・シーザー(演劇実験室◎万有引力)。

一週間の期間限定ロードショー。
サイケデリックでレトロフューチャーな映画「バサラ人間」を見逃すな!

◎映画「バサラ人間」

オフィシャルサイト:http://basaraningen.com/

【上演情報】
日時●
2009年12月5日(土)〜12月11日(金)
毎日20:50〜 1週間限定レイトショー
場所●
大阪「第七藝術劇場」:http://www.nanagei.com/
料金(当日)●
一般1,700円
専門・大学生1,400円
シニア1,000円

【あらすじ】
時代の寵児、ファッションデザイナーのアナニス・オナニス氏(団時朗)が提唱する「バサラ」というライフスタイル。その渦中でアイドル・ピチャ(久世律)、美少女モモコ(仲村みう)に降りかかる変態達の歪んだ欲望。時間・性差・階級等全ての壁を自由にすり抜ける不思議な人間・ナッグ(采花)。次第に明かされるナッグの謎が、オナニスの嘘を解き明かしていく……。

【スタッフ・キャスト】
監督:山田広野
原作:長尾みのる『イラストーリー バサラ人間』(よるひるプロ刊)
音楽:J・A・シーザー(「演劇実験室◎万有引力」主宰 ex「演劇実験室◎天井桟敷」)
脚本:渦匁悠一郎/北庄司知宜/山田広野
キャスト:団時朗/采花/仲村みう/久世律/OBIKA/佐々木ユメカ/沢田王子/吉居亜希子/デリシャスウィートス/演劇実験室◎万有引力/野上正義/飯島洋一/根岸季衣/螢雪次朗

監督:山田広野/プロデューサー:北庄司知宜 /エグゼクティブ・プロデューサー:飯島洋一、沢辺均 /音楽:J・A・シーザー/原作:長尾みのる『イラストーリー/バサラ人間』(よるひるプロ刊) /脚本:渦匁悠一郎、北庄司知宜、山田広野 /撮影:三本木久城 /照明:安部力 /録音:小林徹哉 /美術:田村拓 /メイクデザイン・衣裳:チャーマァ●ハイヂ /編集:北山広知 /画像効果:John Springman、大地絵美 /スーパーバイザー:小鉄、根本豊、門田克彦、香月達行、外波山文明 /助監督:石川雄也/配給:スローラーナー/製作・映画『バサラ人間』製作委員会:ヤリタイ・ピクチャーズ、株式会社スタジオ・ポット(ポット出版) 、株式会社/汎企画
[77分、カラー、HD、ステレオ]

【関連URL】
映画「バサラ人間」公式WEBサイト http://basaraningen.com/
監督・山田広野公式HP「活弁天国」 http://katsuben.net/
特別対談「山田広野×飯島洋一」 http://xs355350.xsrv.jp/pot-wp/news/basarataidan1.html
特別対談「山田広野×チャーマァ●ハイヂ」 http://xs355350.xsrv.jp/pot-wp/news/basarataidan2.html

◎関連書籍

・原作『イラストーリー バサラ人間
・オフィシャルガイドブック『映画「バサラ人間」
・監督初の単行本『山田広野の活弁半生劇場

近刊『マレーヒルの幻影』●予約受付中

2009年12月10日刊行予定の近刊『マレーヒルの幻影』(岩松了著)の予約を受付中です。

『マレーヒルの幻影』は、2009年12月5日より東京・本多劇場で始まる芝居の書き下ろし脚本です。主演はARATA、麻生久美子ほか。公演会場でも同時発売いたします。
演劇を観てのち、戯曲を読むと、面白さも増すことでしょう。
戯曲は、読み慣れていないと、登場人物がなかなか頭に入ってこなかったりするものですが、会話が重ねられ、人物それぞれを読み解き始めることができるようになってくると、どんどん物語に引き込まれていきます。

『マレーヒルの幻影』の舞台は、1929年世界大恐慌時のニューヨーク。
フィッツジェラルド作『グレート・ギャツビー』に着想を得た、男と女の恋と孤独を描きます。

この『マレーヒルの幻影』は〈恋をする〉ではなく、〈恋をつくろうとする〉ドラマだと自分では思っている。若い頃無条件に始まったはずの恋を、あらためて諸々の条件のもとに〈つくり直さなければならかった男女のその困難の物語〉と言えばいいだろうか──著者あとがきより。

合わせて、ポット出版より今年9月に刊行した『溜息に似た言葉』(岩松了著)もお読みいただくと、岩松了氏のセリフの世界がさらに深まること請け合いです。

目次など、詳細はこちらをご覧ください。

本のご予約

ご予約をいただいた本は、出来次第、送料無料でお送りします(代引の場合は代引手数料300円[代金1万円以下]のみご負担いただきます)。

本のタイトル/冊数/お名前/郵便番号/住所/電話番号/メールアドレス/お支払い方法(郵便振替または代引がご利用できます)をお書きのうえ、こちらへメールをお送りください。折り返しご確認のメールを差しあげます。

『マレーヒルの幻影』


著●岩松了
定価●1,600円+税
ISBN978-4-7808-0138-5 C0093
四六判/176ページ/上製
[2009年12月10日刊行予定]

詳細はこちらをご覧ください。

松沢呉一新刊『クズが世界を豊かにする』入稿前

松沢呉一さんと、新刊『クズが世界を豊かにする』の、入稿前の最後の打ち合わせをしました。
カバー、表紙のデザインをチェックしてもらったのですが、
僕が本のねらいを完全に勘違いしていて……再度、作り直しです。
デザイナーの山田さん、すみませんです。

また、今日の打ち合わせでは、『クズが世界を豊かにする』の、本の序文にあたる文章に、以下の文章を掲載することになりました。

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●著者名、書名、出版社名を明記し、出版社ないしはネット書店での本書紹介ページへのリンクをしていただければ、本書の内容の1000字以内をインターネット上でご自由に利用いただけます。(※打ち消し線、「本書の内容の」は11月27日追記)

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是非、ブログ、ツイッターなどで、『クズが世界を豊かにする』をご自由に利用してください。

お部屋1988/唐沢俊一の経歴詐称疑惑

「マツワル」の申し込みは27日(金)までです。本日を入れてあと3日です。相変わらずテンションが低いので、今期はオススメできないですが、購読したいというなら止めはしません。

一昨日、『クズが世界を豊かにする』の表紙用撮影が無事終わりました。あとは目次や表紙のチェックを終われば、私の仕事は終わりです。

本来、表紙は著者の仕事ではないのですが、「書影使用自由の表示を入れるんだったら、著作権が発生している表紙にしないと意味がない」と主張して表紙のアイデアを出し、急に写真の表紙にすることになったものですから。

その意味以上に、面白い表紙になっていると思うので、お楽しみに。発売は12月18日の予定で、間もなくアマゾンでの予約が始まります。『エロスの原風景』はすでに結論が出てしまっているので、これから買おうと思っていた方は、新刊を買ってくれた方がありがたい。

まだ連載の締切が続くので、暇にはなっていないのですが、ちょっとは時間ができたので、昨日、青山学院大学に電話をしました。
続きを読む

ポット出版社長・沢辺均の日記-51[2009.11.21〜11.24]

最近、カント(の解説)とか、ドラッガーとか(いやこれもちょっとめちゃくちゃ)読んでて、
小説読みたくなった。「1Q84」以降、ひと月くらい小説ご無沙汰。
で、司馬遼太郎の「花神」。「竜馬がゆく」につづいて2冊目。上中下三巻あり、。

●2009.1.21土
鉄とすずと、代々木公園ドックランに。
夕方、事務所に顔を出し、ちょこっと仕事して、
夜は、冷蔵庫に残った野菜でカレーをつくる。

●2009.11.22日
午後事務所に顔をだしたら、山田がいた。
夕方原宿駅のそばまで鉄とすずと散歩。駅前のケーキ屋が狙い。
シュークリーム3つとモンブランとイチゴミルフィーユとイチゴタルト、合計6個かって、
山田の他に事務所に来てるヤツがいたとしても、マイナス2個で、一人で2つ喰えるなって計算してたら、
那須が「マレーヒルの幻影」岩松了著の脚本、を入稿目指してる。
山田も、上野も、髙橋も。
髙橋はストロボ受け取りで喰わずに出かけたので、狙い通り、2つ喰った。
ケーキの前に、作り過ぎのカレーの処分に協力させる。

●2009.11.23月祝
15時まで寝こけてた。
15時30分から、事務所会議室で、「クズが世界を豊かにする」松沢呉一著のカバー写真撮影。
なべやかん、元氣安と謎の美女登場。

●2009.11.24火
11時に出勤。
中央公論新社の新シリーズのフォーマットなど。
「クズが世界を豊かにする」の発刊イベントのパネラー依頼の返事がまだこない。
サイトに載っていたアドレスの方にもう一度送る。
夜は、NPOげんきな図書館の理事会。

『クズが世界を豊かにする』なべやかん、元氣安と謎の美女登場!

昨日は松沢呉一さんの新刊『クズが世界を豊かにする』のカバー撮影をしました。

出演してもらったのは、なべやかんさん(オフィス北野)、元氣安さん(ワハハ本舗)、と、紅一点、ミコさんです。

著者である松沢呉一さんのディレクションのもと、YouTubeのある動画をみんなで観て、三者三様のリアクションをとっている、という画を撮影しました。

彼ら3人が何の動画を観ているかは、本の表4側を見てみてください。

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左から元氣安さん、なべやかんさん、ミコさん。

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さすが芸人さん。表情がめちゃくちゃ豊かです。写真はポットの隣に事務所がある福さんにお願いしました。

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なべやかんさん。似合いすぎる学ランはビートたけし師匠にプレゼントしてもらったものだそうです。

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「おいおい教」教祖元氣安さん。やかんさんには「『変態の』元氣安って呼んであげて」と言われました。

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ミコさん。可愛い。お付き合いしたい。。。

入稿は明後日26日というギリギリのスケジュールですが、なんとか間に合わせて、『クズが世界を豊かにする』年内発売します!!

いただいたご本『カント 信じるための哲学』

● 石川輝吉『カント 信じるための哲学』(NHKブックス)

読むべき本はいっぱいあって、机の上ではいつも献本やら図書館から借りてきて資料やらが積ん読されている。いったいみんなどうやって本を読む時間を捻出しているのだろう? そもそも怠け者なのがいけないのだが、最近では趣味の読書にすら余裕かなくなっている。

そんななかでも、これから絶対に精読しなければと思っているのが、石川輝吉著『カント 信じるための哲学』である。

「どこにも真理はない、と主張するだけなら、懐疑論や相対主義で十分だろう。……これは真理そのものを取り出す哲学ではない。だが、疑うための哲学でもない。この世界を、物の存在や善や美があることを、「わたし」の側から「真じるための哲学」なのだ」

序章に書かれたこの文言を読むだけで、これはいま読まなければならない一冊だ!と思う。ジェンダー/セクシュアリティの領域などはローカルなのでまだ相対主義や懐疑論をやっていれば論文が書け、ポストも獲得できるかもしれないが(←ポストはないか)、やはりいま現実の世界をしっかり生きようとすれば、必ずこの問題に行き当たる。相対化され、多様化され、拡散していく状況のなかで、いかに人と共同できるのか、いかにこの世界を共有できるのか。そうした問題意識を核においたカント論ならば、手に取らざるを得ない。

ちなみに、伏見が昨今こだわっているクィア学会の件も、そうしたテーマに関わっている。あれ、あまりにも卑小な実例ではあるが(笑)、登場人物たちの「キャラ」の問題ではなく、実は、思想性の問題なのではないかと。

関係ないけど、この本の著者の名前と髪型が妙にかわいいね(笑)。

エロ本の仕事で女の子の路上撮影 [下関マグロ 第13回]

若生出版の柳井が応接室で見せてくれた雑誌は『ムサシ』というごく普通のエロ雑誌だった。まだインターネットもない時代、エロ雑誌というのは、いまから考えられないほど種類があったし、部数もけっこう出ていた。

業界にはまだ余裕があり、当時はボクのようなズブの素人でもライターやカメラマンになれたのだ。

『ムサシ』での最初の仕事は、3ページほどのモノクロ記事であった。「新宿でナンパした素人の女の子」というような記事内容である。千葉くんが文章を書き、写真は僕が撮影することとなった。 続きを読む

いただいたご本『こんな私が大嫌い!』

978_4_652_07849_5.jpg● 中村うさぎ『こんな私が大嫌い!』(理論社/よりみちパン!セ)1000円+税

良書が数多く含まれている「よりみちパン!セ」シリーズのなかでも、これは最高傑作ではないだろうか。もちろん伏見の本も含めてであるが、ぼくとしては『こんな私が大嫌い!』を「よりみちパン!セ」のベスト1に挙げたいと思う。

理由は、まず取り上げられている題材が、いまどきの思春期の子供たちにとっていちばん琴線に触れる問題であること(大人にとっても重要な問題である!)。その表現方法が、文体、デザインともにちゃんと読者対象に向けて練られたものであること。文章量も彼らにとってちょうどよくコンパクトにまとまっているところ。イラストが内容にあっていて、とてもかわいいところ。そして、文章がとにかく魅力的で、内容が深く説得力があるところ。

これだけそろった一冊はそうそうない。

「「自分が嫌いじゃなくなる」ってことは、「自分への執着から解放される」ってことで、要するに「自分を嫌いでも好きでもなくなる」ってことなんだ」

こんなことなかなか言えません。中村うさぎがこれまでの七転八倒の試行錯誤なかから獲得してきた哲学の、もっとも純度の高い部分を、最高のエッセイで綴っている本だと思う。彼女の作品のなかでも、ぼくはこれがいちばん好きかもしれない。推薦なんてしないでも、ロングセラーとして読み継がれることでしょう。