月別アーカイブ: 2009年9月

『羯諦』●山中学氏ニューヨーク個展開催中

2009年9月に刊行した『羯諦(ぎゃあてい) 山中学 写真』の著者山中学さんの出版記念写真展が、現在ニューヨークのStefan Stux Galleryで行なわれています。

現地の山中学さんから、写真展の様子を写した写真が送られてきましたので、少しご紹介いたします。

写真集『羯諦』について、詳しくはこちらをご覧ください。

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●ギャラリーの入口近くでしょうか。海を渡った『羯諦』と180cm近い大きさにプリントされた「阿羅漢」が対峙しています。

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●「無空 茫々然」の前で。このシリーズは実際の被写体よりも大きくプリントされています。

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●若い女性の皆さんも、興味深げに写真集を見つめています。

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●会場では、ギャーテイギャルズがお出迎え。

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●集まった皆さんとパチリ。「Gyahtei!」

ポット出版社長・沢辺均の日記-34[2009.09.11-09.17]

また、ほぼ一週間たまる、、、、。

●2009.09.11金
午前中、久しぶりにポット会議を中止して、横浜のE社へ。
社史のデザインと編集/制作進行の仕事。
役員、部長さんたちとの顔あわせだな、。
帰り、上野に今半・ステーキ膳をたかられる。小遣いがまた減った。
ポットに戻って、スケジュール手帳の移行作業。
それを覗いた那須が苦笑い、なぜだ。

●2009.09.12土
午前中、薬をもらいに病院。
帰ってきて、鉄とすずをつれてドックラン。
最近土日はのんびりできている、。

●2009.09.13日
久しぶりにバンド仲間とスタジオへ。
サウンドタワープレミアムが、値段と広さと設備の具合がいいんで気に入ってる。
14時から一時間は個人レッスン。ギターの青ちゃんも来て、
ギターを教えてもらったり、ふたりでじゃかじゃかやったり、。
ミナちゃんも来た。
15時から全員集合で、「タイムマシンにお願い」を録音。
はじめに全員で。そのあと、全員でやった録音と「ちっ、ちっ、」ってリズムを刻む機会音を
ヘッドホンで聴きながら、ひとりひとり楽器引いたり、歌ったり。
途中で、DTM(旧式)がこわれて、ご破算。
かえりに、居酒屋「土風炉」で飲む。次回は10月4日(日曜日)。
6月のライブのビデオ編集の催促をされる。

●2009.09.14月
午前10時20分、米沢嘉博記念図書館に、森川さんを訪ねて取材。
「ず・ぼん」15号のためだ。
米沢さんという人、スゴいな。
住んでる家が本でいっぱいになったら引っ越して、マエの家はそのまま本の倉庫にしていたらしい。

●2009.09.15火
14時に横芝光図書館につくために11時過ぎに出発。
これも「ず・ぼん」15号の取材。各所にあるテーマ展示が面白い。
インフルエンザ、防災、とか10箇所くらいあったんじゃないかな。
花も飾ってる。地元の生け花クラブの人たちが、ただで飾ってくれている。

●2009.09.16水
昼飯を千駄ヶ谷のイタめし屋で。
Nex-Lの田辺くんと日高と。書評サイトの企画も具体化の第一歩へ。
夜の版元ドットコム組合員会議のマエに、矢野さんがきて
新刊デザインの打ち合わせ。
それから版元ドットコム。今日の司会は「天敵」第三書館の北川さん。
途中で、僕らの対立を心配した第三書館木瀬さんが心配して、割って入ってくれる。
それから、近所の中華屋に飲みに行く。
はじめて会議に来た鮎川女史のとなりに陣取り、説教たれ。

●2009.09.17木
出版会議・月例版(つまり営業外注の木下氏プラスの出版会議ということ)。
8月は、なんと新刊を出せなかったが(こら、那須部長)、注文は結構いい。
アマゾンでも。
15時に国会図書館へ。入り口で小学館・岩本さんを見かけるが、
声をかけ損ねて中へ。田中さんが、説明役の一員に。
説明のあとの質疑時間で「館長から、とくに途中で質疑をうちきるな、どんなに時間がかかっても、すべてこたえるように」的な指示があった(笑)と司会者。
スキャニングしかしない、OCRはかけられない、と長尾館長が言っていた根拠は、
関係者協議会での合意だったというのがはじめて分かった。文書もあった。
この協議会メンバーの名前が(個人情報の問題だと思うが)公開できないって、ことに、
ちょっとだけ注文をつける質問。
それぞれ了解をとって後日公開するそうだ。サイトを見ておこう。
それから、スキャニングデータを当該出版社が商売のために利用することもOKだと。
その場合、利益の3%が目安。
夜、ポットで発行した、「GIRL’S ONLY」伊藤さんのマンガの電子配信で、
祥伝社との交渉の話を出版スタッフと。

はじめての言語ゲーム」講談社現代新書 橋爪大三郎 (著)
読了。うん、すげーいい。
「ヴィトゲンシュタインが、言語ゲームのアイディアを通じて言いたかったのは、
この世界の意味や価値は、権力などによらなくても、
人々のふるまいの一致によって、ちゃんと支えられているということだ。」P178
これって、竹田青嗣さん解説の現象学のおいらの理解、とおんなじ、。
人々が「そりょあそうだ」と合意できることは、ひとまず正しいものとしていい、
ってなことと同じだよな、って思った。

歴史を知ること

今日ポットに来てかばんをあけたら、家の電話の子機が入っていた。
何したいの、あたし!?

民主党新政権がスタートした。
タイミングよく、80年代からの政治史(政党史かな?)の原稿を読んでいたので、ここに(民主党政権樹立)たどりつくまでにそんな伏流があったのか、こんな人がいたのかと非常に面白かった。歴史を知るということは、いまを知るということでもある。

ポットで先日発行した「低炭素革命と地球の未来」で橋爪大三郎さんがこんな話をしている。

「歴史とは、いまがつくられるために、これまで人が何をしてきたかという記録です。それは多くの躓きや不合理、失敗、犠牲、そういうものの積み重ねで、実に不条理です。過去の人が割を食ったお陰でいまがあるんです。
ということを知るということは、簡単に言うと、自分がここにいるために誰がどういうコストを払ったかということなので、自分を謙虚にさせる意味があると思うんですよ。自分が歴史に属しているという感覚が生まれるならば、将来に対する責任というものを感じることができるので、歴史を踏まえた個人主義というものが、私は本当の個人主義じゃないかなと思うんです」

伝記や過ぎさった時代のルポルタージュを読んでて面白いのは、意識のどこかで、歴史と繋がっている自分や今を感じているのからかもしれない。
「エロスの原風景」「ゲイ・エロティックアート」「中井正一伝説」も時代の記録。そして時代の記録だけじゃなくて、今につながっている視点があるからこそ、面白いんだと思う。

政治史の本は年内にポットで出す予定です。お楽しみに。

雑誌に載ります

10月末に発売予定の雑誌『愛犬とのハッピーライフ』(発行:ジャパンプランニングアソシエーション)に
鉄とすずが載る予定です。
きょう写真を撮りに編集者とカメラマンがポットにきました。
掲載予定ページは、「東京おしゃれ犬 スナップ特集」だそうです。
まーーったくおしゃれじゃないけど…。
犬選を間違っているような気がするが、バカ親としてはそんな誤解は大歓迎。

鉄とすずの趣味を聞かれた。
趣味って……。予想だにしなかった質問に、しばし絶句。
鉄は食べること、と答え、すずはゴミ箱をあさることかなーと芸のない回答をしたら
日高が「すずは、椅子に乗ることじゃないですか?」とナイスフォロー。
追加で椅子に乗っているすずを撮影してくれました。

写真は取材とはまったく関係のない、おもちゃの「たまごちゃん」を
奪い合う鉄とすず。
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『デジタルコンテンツをめぐる現状報告』●「本の雑誌」で紹介されました

デジタルコンテンツをめぐる現状報告』が、「本の雑誌」の2009年10月号の巻頭「今月の一冊」で取り上げられました。ありがとうございます!

“では、この先どうなるのか(あるいはどうすべきなのか)という明確なモデルが示されないのは残念だが、(略)「現状報告」を超えるヒントが満載されている。デジタル時代の出版界を知るのにはうってつけの一冊である。”

WEB本の雑誌

デジタルコンテンツをめぐる現状報告─出版コンテンツ研究会報告2009


編●出版コンテンツ研究会
著●岩本 敏, 小林 弘人, 佐々木 隆一, 加茂 竜一, 境 真良, 柳 与志夫
定価●1,800+税
ISBN978-4-7808-0128-6 C0000
B6判 / 208ページ / 並製

内容紹介、目次など詳細はこちら

「2009/09/03 未来型音楽レーベルを立ち上げよう/第2回」の覚え書き

2009/09/03 未来型音楽レーベルを立ち上げよう/第2回

第2回。講師の牧村さんが体調不良のため欠席。全5回のうち、津田さんの比重が大きい、「上手なネットとの付き合い方1~管理」「上手なネットとの付き合い方2~プロモーション、販売」を前倒しして行なうことに。
が、その前に第1回の続きで具体的な「お金の話」から。

数字や事実関係など、話されたものをメモったノートを起こしただけで、後で調べ直したものではないので「こういう話題が出ました」くらいのものとして考えてください。

当然、下のメモ以外の話も沢山ありました。
「※」の後は、大田の話です。

◎お金の話1
●CD1枚のうちわけ
音楽制作者連盟が『音楽主義』という制作者向けのフリーペーパーを出していて、今回の「CD1枚あたりのうちわけ」は「一目でわかる!!著作権のお金の流れ」として、「著作権使用料の流れ」「著作権隣接県使用料の徴収・分配の流れ」と一緒に(最近は)毎号載っているみたい。図入りでわかりやすいですが、ネットだと見にくいので実物を入手するのがいいかも。
CD1枚を100%として
・原盤印税 12~16%(うち、アーティスト分1〜3%を除いて、原盤制作者分)
・著作権使用料 6%(これがJASRACなど著作権管理事業者を通じて著作権者(音楽出版社)に支払われ、そこからさらに音楽出版社、作詞家、作曲家で分配)
・流通 45%(うち、小売店分が25〜27%)
・のこり(全体の1/3くらい)がレーベル分

●着うた(フル)の場合のうちわけ
税抜配信小売価格を100%として
●配信手数料 10%〜25%
●著作権使用料 7.2%〜7.7%
●キャリア手数料 9%
○アグリゲーター委託手数料 5〜25%
○原盤使用料 のこり

●まで含めた全体が税抜配信小売価格。○のところが、税抜売上。
iTunesストアも、キャリア手数料がカード決算手数料7%〜13%に変わるくらいで、おおむね同じ。
アグリゲーターとは、配信請負業者とも言い、レーベルと配信業者の仲介をする。委託手数料のうちわけは、仲介料や、配信業者への営業代、DLログ手数料、など。

◎お金の話2
・日本のライブハウスは会場費が高い。
300人規模のライブハウスと、700人規模のホールを例にして、具体的にどのような項目が立って、それぞれいくらくらい必要なのか、という話。フォーマット資料配布。

◎お金の話3
レーベルの視点で、CD1枚作って売って、何にいくらくらいかかるのか、採算点はどのくらいにあるのか。
エクセルのマクロを使用して、目標枚数や宣伝販促費にさまざまな数値を入れてみる実演。インディーズレーベルで3万枚売ると、収支はどうなるのか?など。
例えば2,500円のCD、枚数20,000枚、原盤制作費100万円、宣伝販促費100万円だと、粗利で1300万円弱(あくまで一例で、条件によって様々変わってくるが)。

※この中の数字で一番驚いたのは予想返品率3%というところで、だいたいこんなものなんだそう。出版業界の返品率40%はもちろん高すぎるとは思っているけれど、こんなにも違うものか、と。「業界慣習で」と言っていたが、もうちょっと突っ込んで聞きたいところ。

◎レーベルに必要なもの
●人
・アーティスト
・スタッフ
・ノウハウ(重要)

●金
・原盤制作費
・管理費
・広告宣伝費
最初に300万くらいは要る。運転資金を借りるなら、市区町村のベンチャー支援金とかが良い。23区外が狙い目で、都心通勤圏内のプチ田舎とかどうか。家賃も安いし。

◎コストを切り詰める
●人件費
・週末起業の一人レーベルなら、人件費はゼロ
・ボランティアや、成功報酬的な形でアウトソーシング など
「友達がホームページに詳しいから」とか軽い気持ちで頼むと、あとで揉めるから止めときましょう。無償で「あれやりたい、これやりたい」と言われても…。

●管理費
・Microsoft Office→Google Docs, Open Office
・パソコン→ネットブック など

●広告宣伝費
・My Space, twitter, ニコニコ動画,……
以上のものは既に目新しさはない。新しいサービスが出て来た時に飛び込んで、パイオニアになれるかどうかが鍵。
・サイトのアクセス解析にはGoogle Analyticsが良い。十分すぎるほど高機能。
・ストーリーを作るためには?

散歩コース

いろんな道を覚えるように、散歩コースをいろいろ変えている。
万が一、迷子になったときに、いろんな道を歩いていれば
家に帰ってこられる可能性が高くなると思って。
どのくらい効果があるのかわからないけど。

ここ最近の散歩コースは
家を出て→明治通りを新宿方向へ→北参道の交差点を右折
→代々木病院の前を通って千駄ヶ谷駅に到着

通常バージョンのときは、ここでUターンして、反対側の歩道を歩いて帰ってくる。
たっぷりバージョンのときは、千駄ヶ谷駅を通り越して
絵画館のまわりを回って帰ってくる。

ちょっと前まで、夜も少し歩くと暑くて、鉄もすずもハアハアしていたけど
ここ数日は、涼しくて犬の散歩には快適。
鉄はほとんどハアハアしない。
すずは、どんなに寒くてもハアハアする。
これは体質の違いではなく、性格の違いですね。

写真はドッグラン。おとうが連れて行っている。
私は、ドッグランは怖いので行きません。
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ず・ぼん15予告/米沢嘉博記念図書館

『ず・ぼん15』(今秋発売予定、です)の取材で、オープン前の米沢嘉博記念図書館に取材に行ってきました。

米沢嘉博氏は、1975年にコミックマーケット(コミケ)を立ち上げたメンバーの一人で、1980年から2006年までコミックマーケット準備会代表を務めた方です(2006年に死去)。その膨大な蔵書を保管しているのが、米沢嘉博記念図書館です。

図書館は、明治大学の裏手にある7階建ての建物で、3階〜5階までが蔵書であるマンガ雑誌、雑誌、単行本、そしてカストリ雑誌などの性風俗誌で埋め尽くされていました。
マンガ図書館ということで、貴重な初版本などがたくさんあるのかな、などと勝手な思い込みをしていましたが、全然、違っていて、週刊少年誌黄金時代の『ジャンプ』、『サンデー』をはじめ、『マーガレット』(少女マンガ誌)やレディコミ(女性向けのHなマンガ誌)など、とにかく、幅広いジャンルのマンガ雑誌が書架に陳列されていました。

『エロスの原風景』の著者である松沢呉一さんが「今の時代に生きている我々が今の時代について判断できる部分はほんのちょっとしかない。100年後、200年後に価値観が変わることを我々は読み切れない。だから、とにかく残すしかない」とインタビューで言っていましたが、米沢嘉博氏も、そう考えていたのだと思います。レディコミや600万部時代の少年マンガ誌も、その時代を映す、貴重な資料だ、と。

その数、なんと14万冊超!! どこにどうやってそんなに保存していたのか……など、詳しいお話も入れ込んだインタビュー記事に頑張ってまとめますぞ。

お部屋1954/唐沢俊一の肩書き

荒井さんが瀬戸弘幸を「本物のブラックジャーナリスト」と断定。

私はここまではっきりと書いてはいないわけですが、その可能性が非常に高いと思っています。

暴力団を背景に企業を脅して本や原稿を買い取らせる。高額な新聞を購読させる。そういった裏稼業を続けていればよかったものを、表舞台に出てきてしまったのが瀬戸弘幸の誤算です。

事実かどうかはたいした問題ではなく、嫌がらせができればいいブラックジャーナリストの体質がとことん身に付いているため、ガセにすぐに飛びつく。それ以上に、瀬戸弘幸以上に検証能力のない人たちがそれを鵜呑みにして大騒ぎをする。

これが、この1年の真相でしょうが、なぜブラック瀬戸が、表舞台に出てきたのか。これがなお私にはわからない。

インターネットを使ってより効率のいいブラック稼業をやろうとしたら、支持してくれる人たちが出てきてしまって、「オレさまったら、ジャーナリストとしてやっていけるのかも」と勘違いしたのでありましょうか。

このことを見極めるためにも、これ以降は、瀬戸弘幸の商売について具体的に見ていこうと思っているのですが、瀬戸弘幸が書いたものに目を通すのにちょっと時間がかかるので、もうしばらくお待ちください。

その前に、久々に唐沢俊一のことを書いておくとしましょう。
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