月別アーカイブ: 2009年7月

エヴァ部、発進!!

eva.jpgエフメゾ内にできたエヴァ部(エヴァンゲリオン倶楽部?)の最初の「使徒迎撃作戦」が本日、実践配備されました。朝9時という二丁目族にはアリエナイわ(リツコ)の集合時間にもかかわらず、10人の部員が東武練馬に大集結! そんな東京のはずれに横浜や千葉方面からも集まってきたのだから、エヴァ部の盛り上がりがわかってもらえると思います(笑)。

さすがに朝の回は空いていたのだけど、劇場の中央部に二列になって変態の皆様が並んで鑑賞する様子はちょっと壮観。B作戦部長の指揮のもとにみんな真剣な眼差しを「破」に向けておりました。エフメゾが誇る「司ゲリオン24号機」は上映途中、「活動限界」が来てトイレに駆け込みましたが(←筋肉増量サプリのために頻尿なの、笑)。

作品はすごかったすね。細かなネタがタペストリーのように織り込まれていて、なおかつ光量も尋常でなく、かなり圧倒されました。いまだこれだけテンションの高いものを創作できる庵野監督って、やっぱ天才だわ。前シリーズとは異質な物語世界になっていくのだろうが、とても楽しめた。しかし、終わった後での感想会では、自分のエヴァ偏差値の低さを実感。

「そんなこともわからなかったんですか!?」

と部長に何度も駄目だしをされ、またN副部長の鋭い解説にもたいそう感心し、オタクの世界は奥深いと勉強になりました。伏見は、月にアダムがいたことすら見逃していたからね。けっこうエヴァはわかっているつもりだったけど、そんな自信は部長と副部長の前ではなんの意味も持っていませんでした。アハ。しかしいっしょに観た子たちのほとんどはエヴァ体験が小学校のときということで、「えーー!? わし、エヴァの時代はすでにオカマの評論家してました」とちょっとクラクラしてもうた。もはや自分の年齢と、時代との関係がわかりません。でも、そんな若い世代の子たちに遊んでもらえて、おばさん、光栄っす。

それにしても。みんなで映画を観て語り合うって思った以上に楽しかったー! 部活いいですね。ふだん映画はひとりで観るので、かなり新鮮な体験でした。ご興味がある方は、出入り自由な部活なので、セクシュアリティ問わずどなたでもご参加ください。

お部屋1893/『エロスの原風景』の裏庭風景 6・宮武外骨とプランゲ、ついでに私(中)

ここしばらく『エロスの原風景』の宣伝をしているつもりなのですが、内容についてはほとんど書いてません。書くべきことは本に書いてあるので、いまさらここに書くようなことはないものですから。そのため、私の文章を読んでも、どんな本かさっぱりわからないかもしれません。

これでは宣伝にならないなと思っていたところ、田亀源五郎氏が自身のブログに内容がよーくわかる書評を書いてくれました。ありがたい。

これで私は引き続き、本の内容がわからないことを書き続けられます。前回を読んでいない方はこちらをお先にどうぞ。

『エロスの原風景』には書いていなかったと思いますが、エロ本を集めるようになるきっかけについては、今までいろんなところで語ってきました。

今から20年前、国会図書館で調べものをしている時に、エロ関係の古い資料がろくすっぽないことに気づいたことがきっけです。まったくないわけではないですが、古本屋で簡単に手に入るものさえ収蔵されていない。

「だったら、私が保存してやろう」と思い立ち、今や「国会図書館を超えた男、ただしエロのみ」とも言われています。
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岩松了の『溜息に似た言葉』-02

前回のつづきです。

岩松さんと、カメラマンの土屋文護さん&石井麻木さんとの対談も終え、いよいよ編集作業ですが、ここで下手な順番に並べては台無しです。

一番基本的な順番は発表順の時系列ですが、今回は5人のカメラマンに撮りたい8本をバラバラに選んでもらったので、改めて時系列にするとデコボコした感じになってしまいます。

そこでカメラマンごとに8本をまとめようということになったのですが、ではカメラマンの5人の順番をどうするか、各カメラマンの8本の並びはどうするか。

おおまかな方向性は決まっているものの、エッセイと写真が組合わさったものが40本なので、両方のリズムを考えねばならず、倍悩みます。

エッセイのことだけを考えても、例えば、岸田國士の『屋上庭園』の中の「お金がなくなると友人が減っていく」というようなセリフの近くにテネシー・ウィリアムズの『欲望という名の電車』の中の「大金持ちってときには孤独になるものだから!」(訳・小田島雄志)というセリフを持ってくるのは食い合わせが良いのだろうか(今は、良くない、と思う)。

そんなこんなで、作業を進めております。

最後に対談のときの写真を載せて、つづく。

撮影はいずれも岩松了さんです。

土屋文護
土屋文護さん。舌を出してる。

石井麻木
石井麻木さん。岩松さんのカメラが思ったより近いので照れてます。

母はモンゴルに行ってきた

3泊4日間、モンゴルに行ってきた。
こんなに鉄とすずと離れていたのは、初めてだ。

なにをしに行ったかというと、馬に乗りに行ったのでした。
風の旅行社のツアーでね。

「ほしのいえ」という風の旅行社の直営キャンプに泊まるんだけど、これがステキ。

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こーーーーーんな広い草原に設営したゲルに泊まるのです。
顔を洗うのも気持ちえーー。
ゲルの中は、こんな感じ。

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あんまりわかんないっすね。

この犬たちは、「ほしのいえ」の近くのモンゴルの家族が飼っているワンコ。
1頭の名前は、シンバ。
もう1頭は、何度聞いても覚えられなかったです。
シンバは頭をなでると、すぐにお腹を見せてねっ転がるところが鉄に似ていた。
写真の男の人は、日本語ガイドさん。
空港でその姿を見たとき、私と一緒に行った友達は、
同時に「かわいいじゃん!」とほくそ笑んだ。
大学生くらいかなと思ったら、なんとすでに1児の父。
携帯で写真も見せてもらった。
「わあ、かわいいねー」と友人(独身女性)は言っていたが、明らかに落胆していた。

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肝心の馬に乗っている写真はありません!
なぜならば、まったくの初心者の私たちに写真を撮ろうなんて余裕はゼロ。
乗った馬だけ紹介します。

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男の人は、乗馬のインストラクター。
大学で音楽を勉強しているそうだ。夜は馬頭琴の演奏を披露してくれた。
ホーミーも歌ってくれた。
馬に乗っているときも、歌を歌っていたなー。いい声だった。

鉄っちゃん、すずちゃん、
さっきのワンコたちは、母たちが馬に乗って出かけると
着かず離れず一緒に着いてきました。
母は、こんな広い草原に鉄とすずを連れてきたら、どんなに喜ぶだろうと思ったよ。
でも、すずは迷子になるかもね。

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パーティは大成功だった、みたい(苦笑)

hana昨晩はエフメゾの1周年パーティでした。おかげさまで店内は立錐の余地もない状態で、大成功だった、ようです。「ようです」というのは、いらしたお客様はおわかりのことと思いますが、伏見ママはゲストの宮台真司さんとのトークを終えると同時に貧血で倒れてしまい(苦笑)、9時半以降、夜中の3時くらいまで店の外の踊り場でひたすら横たわっておりました。なので、主催者なのにパーティの様子をいまひとつ知らない(笑)。もういらしたみなさんにはお詫びのしようがありません。申し訳ありませんでしたー!

自ら主催するイベントで自分が倒れるなんぞ生まれてはじめてのことで、自分でも情けなくなります。これまではどんなに体調が悪くても、少なくてもイベントのあいだは気力でちゃんと保たせてきたのですが、今回は起き上がることさえままならない状態で……。途中、気が遠くなってマジ救急車を呼ぼうかと思った瞬間があったのですが、お客様のなかにお医者さんもいたので、脈を取って見守ってもらうことに……。

そんな状況にも関わらず、お客様たちのご理解とご協力、そしてチーママのやす子さんはじめスタッフの働きで、なんとか終了まで盛況にたどり着くことができました。瀕死の状態で唸っていつつも、店のなかからもれてくるにぎやかな様子に、ある種、多幸感に浸っていました。こんな我がままなママを許してくれるお客様に囲まれて、自分って実は愛されていたんだなあ、と。常連さんが贈ってくれた大きな花輪の下で、このまま葬式になってもけっこう幸せな人生だと納得できる、と思ったくらい(笑)。

しかしデブのババアが倒れている姿ってみっともないですねえ。別の店のお客さんからは「飲みつぶれてしまったんですか」と声をかけられ(いや、まったくアルコールは口にしてないんですが…)、心配で様子を見に来てくれたお客様からは「ラマーズ法で出産しているみたい」とか「ガンダーラ美術の妊婦の像みたい」とか「ジュゴンが横たわっているみたい」とか言われ、ほとんど見せ物状態。あぁ、醜態を晒す、とはこのこと! 結局明け方、どうにか片付けを終え、トイレで無理やり胃液をはいて、友だちの車で搬送されて無事、さいたままで送り届けられました。これからは少しは痩せて、体調管理に努めます。ひとに迷惑をかけないように生きますー。

ちなみに宮台先生のトークはさすがに面白く、大好評でした! エフメゾが最近はじめた、「ゲイが男女の出会いを応援するプロジェクト」も褒めてもらいました。←これ、ゲイができる少子化対策なの(笑) 

自縛系編集者

昨夜、元SMスナイパーの編集者・高橋さんが鞄の中から縄を取り出し、自分の身体を縛り始めました。

本人は「友達が貸して欲しいと言うから縄を持ってきて」と何の理由にもならないことを言っていましたが、本当は、普段「お前らは本当に考え方が不自由だな」と社長に言われ続けていることに堪りかね「本当の不自由ってのはこういうもんだよ!」という気持ちになったのではないかと思いました。あるいはただの変態か。

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おもむろに自らの下半身を縛り出した高橋さん。

真顔
真剣な表情で「絶対解けない結び方」の解説をする高橋さん。

和田先輩の距離感
側で見ていた那須上司と和田先輩は呆れ顔。
最終的には、なんとなくお仕置きされている感じになりました。

豚野郎ッ!
そんな自縛系編集者の高橋さんがよだれを垂らしながら担当した『懺悔録』(著/沼正三)。
先週の『週刊文春』でもエッセイストの酒井順子さんに取りあげられ、じわじわと動いております。
どうぞよろしく。
悦楽

お部屋1890/『エロスの原風景』の裏庭風景 5・宮武外骨とプランゲ、ついでに私(上)

『エロスの原風景』は無事発売になったし、こっちでも自分のインタビューを出していくことになったので、「『エロスの原風景』の裏庭風景」シリーズはもう終わってもいいのですが、「これだけは書いておきたい」という話があります。長くなったので、3回(上・中・下)に分けます。

もともと私を「日本一のエロ本コレクター」と言い出したのはなべやかんです。それまで、そんな自称をしたことはないのですが、やかん君は、私を誰かに紹介する時に必ず「この人は日本一のエロ本コレクターです」と言い、そんな時に「いや、よくわからないです」と注釈を入れるのが面倒で、いつの間にか私のキャッチフレーズのようになってしまいました。

そうこうするうち、初対面の人からも、「やかんさんに日本一のエロ本コレクターって聞いてました」と言われるようになります。あの男、どんだけプロモーションしているのでありましょう。

また、これは別の人の仕業なのですが、お笑いイベントに招待されて、受付で「松沢です」と名乗ると、「日本一のエロ本コレクターの松沢さまですね」と大きな声で言われたこともあります。ゲストリストを見たら、「日本一のエロ本コレクターの松沢」と書いてありました。
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来週はあちこちで話させてもらいます

来週は東京国際ブックフェアです。
ポットの準備も大変だ。尹をしかりまくりだし。

「版元ドットコム大全」という冊子も日曜に入稿して、ぎりぎりセーフ。
小学校の8月31日から宿題始めてた習慣がまだなおりません。
そのうえ、「35ブックス
の準備もあるし、会社の借金交渉を信用金庫ともしなくちゃならんし。
オフクロが来たり、すずが誕生日の月だし、なんだかバタバタ、。

で、TIBFがらみもあって、何カ所かで話させてもらいます。
まとめて、ご参加呼びかけです。

●07/06月 永江朗さんの早稲田大学文学部の授業で、「本とデザインと出版界」みたいなことを
話させてもらいます。これって、だれでも来ることができるってわけじゃないだよな?きっと。
永江さんにコネのあるひとは、ぜひ連絡してみて(笑)
永江さんの新刊「本の現場───本はどう生まれ、だれに読まれているか 」の打ち合わせ中に、こういう話になったのです。

●07/09木15時45分〜17時15分 日書連全国情報化推進委員長会議 東京ビックサイト
Next-Lの原田さんが図書館システム、僕が版元ドットコムのことを話させてもらいます。
でも、この組み合わせで、版元ドットコムのことって何話すといいんだ?
これも、閉じた集まりですよね? 日書連にコネのある人は、、、、。

●07/11土 本の学校・出版産業シンポジウムin東京 14:30〜16:00
東京ビックサイト会議棟
「出版社からの責任販売・時限再販提案」第2部第4分科会で、
筑摩書房平川さん、河出書房新社岡垣さん、南天堂書店奥村さんと、パネリストで、参加させてもらいます。
こちらは、有料です。
このあと18時から本の学校の懇親会もあります。参加しますから、ご一緒しませんか

それから、東京国際ブックフェアに、版元ドットコムで共同出展するんですけど、
そのブース内でセミナー版元ドットコムのみんなといろいろやります。
ポット出版の企画では、以下の4つ。で僕は、セミナーのホストをやって、講師とお話しさせてもらいます。

●07/09木 15:00 主催社=ポット出版
メディアビジネスのゆくえ
ベストセラーを手がけた出版社を離れ、『ワイアード』『サイゾー』の創刊、人気ブログの書籍化などで出版メディアを先駆ける小林弘人が語る、メディアビジネスの今と未来。
小林弘人さん(インフォバーン代表)/聞き手・沢辺均(ポット出版)
『新世紀メディア論』(バジリコ)
小林さんには、これまた東京国際ブックフェアの会場で発売開始の
デジタルコンテンツをめぐる現状報告 出版コンテンツ研究会報告2009 」のからみの話しを聞く予定です。

●07/10金 15:00
主催社=ポット出版
図書館は本をどう選んでいるのか
この本は図書館で売れるかも、と思ったらそんなに注文が入らなかった……。考えてみると、どういう基準で本を選んでいるんだろう。現役図書館員が語る本を選ぶ基準とは。
堀 渡さん(『ず・ぼん』編集委員)/聞き手・沢辺均(ポット出版代表)

●07/10金 16:40
主催社=ポット出版
国会図書館のデジタルアーカイブ構想とGoogle問題
長尾氏が提起した納本資料のデジタルアーカイブ化は利用者への提供方法、出版社・権利者を含めたビジネスモデルに踏み込んだ。構想、Google問題、出版界との共同を聞く。
長尾 真さん(国立国会図書館長)/聞き手・沢辺均(ポット出版)

07/12日 15:50
主催社=ポット出版
「戦前、戦後のエロ本」〜日本のエロ表現史
エロ表現史を考察する『エロスの原風景』の著者であり、日本一のエロ本蒐集家である松沢呉一が語るエロ本の魅力。当日はカストリ誌をはじめ、貴重なエロ本を展示します。
松沢呉一さん 『エロスの原風景』(ポット出版)

まとめてお知らせでした。

IndesignCSで画像の入ったフレームを中身の画像もろともコントロールパレットの角度入力によってくりんと回す法

2月に日誌で、

InDesignで、画像を配置したフレームを回転するとき、黒矢印こと選択ツールで、フレームを選択し、コントロールパレットで、適当な角度を入力します。こちらとしては、画像の入ったフレームが、画像もろともくりんと回転することを期待するわけですが、その期待は裏切られ、フレームだけが中身の画像を置き去りにしたまま回転し、おかしな具合になります。

と書いていましたが、変形パレットの右上の三角印を押すと出てくるメニューで「内容を変形」にチェックをいれておくと、期待を裏切らず画像もろともくりんと回転することがわかりました。わかりましたというか、たぶん4月のころにはわかっていたのですが、あまりに日誌のネタがないので、IndesignのTIPSでした。

エロスの原風景

エロ本は遠からず消えると言っていい。そんな時代だからこそ、こんな本を出す意義もあるだろう──
(「はじめに」より)

●『実話ナックルズ』(ミリオン出版)で2004年より現在も続く、日本エロ出版史を網羅する長期連載の単行本第1巻。(追記・2010年2月に連載終了)

●稀代のエロ本蒐集家である著者松沢呉一所蔵の膨大な資料の中から、エロ本173冊、図版354点をフルカラーで掲載。

●読み物としてだけでなく、顧みられることのなかったエロ表現史の概観を辿る、資料性の高い一冊。

●大幅加筆に、連載時には掲載されなかった資料も掲載。