月別アーカイブ: 2009年7月

学生で若返り効果?

bu.jpg先日のエフメゾ営業は、店内が大学生ゲイたちで埋め尽くされるという僥倖に恵まれた。青春を持ち込んでくれた大学生たちに接していると、その可能性の余白だけで「若いっていいなあ」とある種の官能を得ることができた。やっぱ若いってエネルギーとお色気がいっぱいですね。

もちろん、若さ=感性豊かだったりするわけでもなく、経験値が低い未熟さの面もあるのだろうが(ちょっと上目線)、そのなかに上の世代では考えられないような感覚や、表現力を持った才能がまぎれていることもある。そういう原石を発掘するのはおじさん、おばさんの楽しみでもありますね。ともあれ、変わりうる柔軟な心に触れるのはこちらがエンパワーメントされる。

その流れで、学生のひとりに武道館で行われるロックコンサートに誘われた。武道館でライブを聴くなんて、80年代のABBA以来?(笑) いや、コンサート自体は東京ドームでマドンナやポール・マッカートニー、ストーンズなんぞにも行ってるんだけどね(あ、それも90年代だ……)。久しぶりで生ライブなんぞ体験したら、自分のなかにむかし蠢いていた「ヤバい感じ」が甦ってきて、ほんとにヤバくなった。ぐぉーーっ!!みたいな(笑)。

そんなわけで、学生と交流するのは精神の健康と若返りのために大変効果があることがわかり、エフメゾでは学生の夏休みに合わせて、学生誘致サービスを提供することに。といっても、7/29、8/5、12、19、26(水曜日)の期間、先週「水揚げ」した二十歳の大学生に毎週入ってもらい、学生に釜飯の無料サービスをするくらいのことなんだけど。まあ、いまでも若い人向けにカフェタイムもやっているしね。なので、その一ヵ月間は、いつものやす子さん、司くんと、ピストン君とママの4人体制で営業をする予定! 7/15、22はまだカフェタイムと通常営業の3人体制ですが。

最終日07.12TIBFは15:50「エロスの原風景」で松沢さんに話を聞きます

さっき帰ってきました。東急渋谷でケーキを買って、日高、佐藤、上野と喰ったところです。
本の学校第四分科会と、懇親会にでて帰ってきました。この日は、本の学校で「本の現場」と
デジタルコンテンツの現状報告」がよく売れました。
版元ドットコムブースは120万超、のはず。

07/12日 15:50
主催社=ポット出版
戦前、戦後のエロ本」〜日本のエロ表現史
エロ表現史を考察する『エロスの原風景』の著者であり、日本一のエロ本蒐集家である松沢呉一が語るエロ本の魅力。当日はカストリ誌をはじめ、貴重なエロ本を展示します。
松沢呉一さん 『エロスの原風景』(ポット出版)

そして、怒濤の後片付け。また明日。

07.11のTIBFで、沢辺は本の学校の第四分科会でパネラーやらせてもらいます

●07/11土 本の学校・出版産業シンポジウムin東京 14:30〜16:00
東京ビックサイト会議棟
「出版社からの責任販売・時限再販提案」第2部第4分科会で、
筑摩書房平川さん、河出書房新社岡垣さん、南天堂書店奥村さんと、パネリストで、参加させてもらいます。
こちらは、有料です。

そして、18時からは「本の学校」の懇親会に参加します。

よろしく。パーティーでは声をかけてくれませんか?
寂しいんで。

07.10堀渡さん・図書館本の買い方、TIBF長尾国立国会図書館館長のセミナー

今日の版元ドットコムセミナーで、ポット出版の主催セミナー。

堀さんの「図書館はどのように本を買っているか」50人を越える参加。
内容も、僕の耳には好評でした。堀さんありがとう。

その次は、
いやー、スゴい盛況。100人を越える人たちが、長尾国会図書館館長のセミナーに来てくれました。
写真とっとけば良かったけど、その余裕はなかった、、、、。

Twitterで、ARGの岡本真さんと、スタジオ・ポットSDの日高さんが、
怒濤の実況中継

まずは、レジュメを掲載しておきます。

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国立国会図書館の電子図書館と今後の課題

国立国会図書館長 長尾真

1 理想の図書館へ向けての努力
・日本中どこにいても、どんな情報も利用できること
・そのためには全ての資料の電子化が必要
・インターネット上の情報も収集し利用に供することが必要

2 国立国会図書館の電子図書館の現状
・明治・大正前期の図書14.8万冊をディジタル化し公開(近代デジタルライブラリー)。
・これを実現させるため、著作権者を追跡するのに約2億円を使った。

3 国立国会図書館におけるディジタル化計画
・図書・資料の保存目的で許諾なくディジタル化できるように著作権法を改正予定
・ディジタル化されたデータの利用は、権利者との話し合いによって、館内で同時には1人が利用可能。公共図書館等への送信は不可。
・今回の補正予算によって約90万冊を新しくディジタル化。1968年までの図書、博士論文、古典籍、官報。一部のものは著作権者の許諾が必要。

4 Web情報の収集
・国、地方公共団体、国立大学、独立行政法人等のWebサイトを許諾なく収集できるよう国立国会図書館法を改正する予定。

5 国立国会図書館の当面の主要課題
・納本義務は紙の出版物に対するものであるので、電子形態の出版物にまで拡げ、電子納本をしてもらうようにすること。
・紙の出版物の納本の場合も、その元にある電子データも納入していただきたい(対価を支払うことは可能だろう)。

6 著作権関係の課題
・著作権処理が簡単にできる方法を作って欲しい(権利者データベースを作り、そこにないものはすぐに文化庁長官裁定に持ちこめるようにする)。
・フェアユース規定をもり込むこと。
・著作権法に出版社の権利を適切に表現すること。

7 電子図書館時代の著者、出版社、図書館、読者が妥協できるビジネスモデルを作り、それを実現すること(利用料金設定による解決 付図参照)。

8 電子出版に出版社の主力が移っていった時の販売戦略、流通経路等を検討することが必要となるだろう。利用者がアクセスするのは出版者か、取次業者か図書館か。出版社はプレビューを許すことが必要(書物の立読み)。

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グーグル問題と国立国会図書館

1 グーグルの事業
(1) インターネット情報の検索と提供
(2) グーグルアース、グーグルマップとストリートビュー
(3) グーグルブックサーチ
・主として絶版となった本(ハーバード大学、スタンフォード大学、......の図書館の本)を著作権者の許諾を得ずに700万冊以上をディジタル化して提供。
・日本の本も相当数含まれている。
・米国作家組合とグーグルとが和解へ。この和解案に日本の著作権者も拘束される。
(4) グーグルが電子図書の販売に参入
・出版社の電子図書を預かり、出版社の指示する価格で販売(有料ダウンロード)。
・グーグルのブック検索は普及しているので、ここに登録すれば売れるということになり、全米、全世界の出版社がグーグルに電子出版物を預けることになるだろう。一極集中が起こる危険性がある。

2 我が国として取るべき方策
(1) 日本の出版物は日本で(国立国会図書館を中心に)ディジタル化して利用できるようにするべきである。
(2) 補正予算で90万冊ディジタル化できるが、画像データであり、文字データに出来ないでいる(著作権に拘束され)。
(3) 国立国会図書館の過去の主要な本や雑誌の全てをディジタル化するためには、今後約1000億円を必要とする。
(4) これから日本でも冊子体でなく電子出版物の方に移っていくだろうが、これが確実に納本されるためには国立国会図書館法を改正し、電子納本を明記する必要がある。
(5) 国立国会図書館に蓄積されるディジタル資料が日本中で利用されるようにするためには著作権法を改正するとともに、著作者、出版社が受け入れられるビジネスモデルを作り、これが実際に機能するようにしなければならない。
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長尾国立国会図書館館長「ディジタル時代の図書館と出版社・読者」
↑図はコレです。

7月7日はすずの誕生日

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その月生まれの社員に、社長からの恒例のプレゼントケーキです。
社長が電話でケーキの注文をしているのを見ていた社員・大田の話によると
店の人に、「ケーキに入れるお名前は?」と聞かれたらしい社長は、躊躇なく
「『すず、大田、ゆきえ』でお願いします」と答えたらしい。

「すずが最初なんですね(人間より)……」と、7月生まれの社員・大田。
*( )内は、筆者の予想。
*「ゆきえ」というのは月に数回お願いしている経理担当。

2.jpg1.jpg

このチョコレートケーキ、かなり旨かった。
チョコは犬にはいけないらしいので、指先にちょびっとつけたクリームだけ味見。

すずは、これで推定2歳。
人間でいうと、20歳くらいか? もう大人だね。
でも、雨上がりのドッグランに行けば、いつもと同じこんなです。
4.jpg

TIBFに行ってきました。

昨日東京国際ブックフェア(TIBF)に行ってきました。

実は10年くらい前にTIBFを覗きに行ったことがあるのですが
その時は土日だったにもかかわらず閑散としていた記憶があり、
版元ドットコム事務局の人からは「初日は平日だし人が少なくてガラガラだよー」と聞いていたので
平日に行けば色んな本をゆっくり手に取って見れるなーなんて高を括っていたのですが
現地に行ってみると、受付ブースには人が溢れ、受付窓口を急遽10個くらい増やすほど。
私も20分くらい行列にならびました。

我がポット出版も参加している版元ドットコムのブースも常に賑わっていて、なかなかの盛況ぶり!
侮ってました。。。

版元ドットコムのブースでは毎日セミナーやイベントも開催しています。
昨日は小林弘人さん×沢辺のトークショーなどがありました。
土日は一般の方も入場出来ますので、みなさま遊びに行ってみてください。

あと、ポット出版の棚では書店さん向けアンケートを実施しております。
アンケートに答えてくださった方にはもれなく、TIBFのために作った「鉄すず手ぬぐい」をプレゼントしています。
ぜひぜひ、ご快答くださいませ。


こんな札を首からぶらさげたポットのスタッフが、版元ドットコムブース内をウロウロしています。

 

ちなみに今回の個人的な目玉は、造本装幀コンクールの受賞作品の現物を観に行くことと、
洋書や、他の版元さんの本でめぼしいものがあったら格安購入しようという魂胆。

造本装幀コンクールのブースでは受賞作品を実際に手に取って観ることができます。
『TORSO』『BIOSOPHIA of BIRDS』など、「これ、どうやってるんだろ?」ってものがたくさんあって面白かったです。
厚紙使いとかも、気になりました。

私はいつも本を見るときに、手に取って表紙をはがしたり、奥付から見たり、
印刷面や紙質を指でスリスリ確認したりするクセがあるので
(あと刷り上がったばかりのものは匂いも嗅いだりする)
書店ではちょっと変な目で見られることが多いのですが
コンクールのブースに見に来ている人はみんな同じことをしていて心強かったです。

戦利品はアノニマ・スタジオの料理本などを3冊。
ブースで20%引き+オリジナルエコバッグ付きでした。

今日、07/10TIBFではず・ぼん編集委員堀さん、国立国会図書館長尾館長セミナーですぜ

昨日、07/09木、版元ドットコムセミナー・小林弘人さんは、立ち見50人くらい。
漫談みたいだったと、小林さんに言われた(笑)。
日書連全国情報化推進委員長会議、60人くらい?か、
大橋理事長などから、リラックスした話で、みたいなことを言ってもらう。
うん、オレ、漫談すきだから(笑)
今日は、↓こんなことやります。ぜひお越し下さい。

あそうだ、版元ドットコムブースでの初日の売上げ、約45万円(速報値)。
去年の2倍近くでした。

●07/10金 15:00
主催社=ポット出版
図書館は本をどう選んでいるのか
この本は図書館で売れるかも、と思ったらそんなに注文が入らなかった……。考えてみると、どういう基準で本を選んでいるんだろう。現役図書館員が語る本を選ぶ基準とは。
堀 渡さん(『ず・ぼん』編集委員)/聞き手・沢辺均(ポット出版代表)

●07/10金 16:40
主催社=ポット出版
国会図書館のデジタルアーカイブ構想とGoogle問題
長尾氏が提起した納本資料のデジタルアーカイブ化は利用者への提供方法、出版社・権利者を含めたビジネスモデルに踏み込んだ。構想、Google問題、出版界との共同を聞く。
長尾 真さん(国立国会図書館長)/聞き手・沢辺均(ポット出版)

今日のTIBFでは小林弘人さんセミナーと、日書連情報化推進委員長会議で話します

フー、やっとレジュメを書き終えた。
今日は↓の催しに出ます。はは、どうぞ見てきてください。

●07/09木 15:00 主催社=ポット出版
メディアビジネスのゆくえ
ベストセラーを手がけた出版社を離れ、『ワイアード』『サイゾー』の創刊、人気ブログの書籍化などで出版メディアを先駆ける小林弘人が語る、メディアビジネスの今と未来。
小林弘人さん(インフォバーン代表)/聞き手・沢辺均(ポット出版)
『新世紀メディア論』(バジリコ)
小林さんには、これまた東京国際ブックフェアの会場で発売開始の
「デジタルコンテンツをめぐる現状報告 出版コンテンツ研究会報告2009 」のからみの話しを聞く予定です。

●07/09木15時45分〜17時15分 日書連全国情報化推進委員長会議 東京ビックサイト
Next-Lの原田さんが図書館システム、僕が版元ドットコムのことを話させてもらいます。
でも、この組み合わせで、版元ドットコムのことって何話すといいんだ?
これも、閉じた集まりですよね? 日書連にコネのある人は、、、、。

ココからレジュメ
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20090709
日書連全国情報化推進委員長会議

沢辺均 1956年東京生まれ(53歳)
ポット出版
版元ドットコム
ず・ぼん─図書館とメディアの本
NPOげんきな図書館(江古田・東中野・渋谷区代々木)
JPO商品基本情報センター
35ブックス

●客注などで版元ドットコムを使ってください
○出版社の在庫表示してます
○まだ一部ではあるけどGoogleブックサーチにリンクしていて立ち読み/内容確認できるものもある
 書店から要望があれば、増やしていくこともできると思う
○システムが整ってませんが、
 hanmoto-g(a)hanmoto.com
 にメールもらうか
 会員版元一覧で、直接出版社へ、電話/ファックスで注文を
 050-5515-9290(版元ドットコム事務局)へお問い合わせいただいても大丈夫です
○メールマガジンどうですか?
・書評・パブリシティ掲載情報 
 毎週火曜日にはその直前の日曜に掲載された読売/朝日/毎日/サンケイ/日経新聞の書評、タイトル/著者名/出版社/定価
 毎週水曜日に、その直後の日曜掲載予定情報 朝日/読売
・書店向け新刊情報
 版元ドットコム新刊情報 週に一回
○本日 名刺交換会へ
・書店員無料 18:00〜20:30 カフェテリアコーナーハウス(国際展示場北コンコースレストラン街)

●学校図書館への対応はまだ混乱しています
 ポイントは、人を置かなければノウハウもなく、教育だけで手一杯な学校で、なにもできない
 もちろん、それには金がかかる
 図書館システム整備は遅れている
 ○○区の中央館長の話
 社会教育と学校教育のセクション
 Next-L Enjuの意味

●公共図書館の委託/指定管理は受託できるか
・団体の安定性・継続性・良好性
・受託実績 の壁
・人件費を極端に切り下げねば(官製ワーキングプア/格差問題)

●35ブックスいかがでしょうか?
・別紙リーフレット

お部屋1898/『エロスの原風景』の裏庭風景 7・宮武外骨とプランゲ、ついでに私(下)

『エロスの原風景』が発売されてから一週間の数字は、アマゾンも書店もまあまあといったところ。半年で千部くらいは売れそうです。2940円という定価を考えると悪くはない。千部では赤字ですが、一年後にはなんとかパート2を出せるかも。

それまでずっとこのシリーズを続けるわけにもいかず、とりあえず、今回で「『エロスの原風景』の裏庭風景」は終了します。まだ書きたいことはあるのですが、このシリーズとは別に書くとします。

宮武外骨とプランゲ、ついでに私(上)
宮武外骨とプランゲ、ついでに私(中)

今に至るまで宮武外骨やプランゲの意思は十分にこの国に浸透しているとは思えず、国会図書館の役割もあいまいにされているところがあります。

すべての出版物をただひたすら収集し、保存するのが国会図書館の役割であり、町の図書館とは意義がまったく違う。少なくとも私はそう信じて疑いません。

対して町の図書館はただひたすら利用者の利便を考えればいい。ニーズのある本だけを揃えておけばよく、扱いや管理を楽にし、耐久性を高めるため、箱もカバーも全部捨てて、ビニールシートをベッタリ貼ればよい。それでも傷んだら捨てればよい。利用者のいない本もためらいなく廃棄してよい。読まれない本を置くのは無駄です。
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