月別アーカイブ: 2009年6月

お部屋1879/部数と印税 9・『エロスの原風景』は来週発売

今回は話がつながっていないので、以下は読んでも読まなくてもどっちでも。

「1864/部数と印税 1・印税さまざま」
「1865/部数と印税 2・刷部数と実売」
「1866/部数と印税 3・下がる印税率」
「1868/部数と印税 4・上製にする理由」
「1870/部数と印税 5・本のみてくれ」
「1871/部数と印税 6・部数と定価」
「1872/部数と印税 7・上製の経費とアマゾンの順位」
「1874/部数と印税 8・ネット時代の本の買い方」
 
  
何度も書いてますが、3羽の雀さんはすごい人です。整理能力、分析能力が高いだけじゃなく、あの持続力は尋常ではないです。

今まで「草の根」に対して、ここまで的確、かつ念入りな批判を続けてきた人はいなかったでしょう。宇留嶋瑞郎さんも、「草の根」のいちいちをリアルタイムに批判してきたわけでなく。まして市議たちや市民たちは及び腰。あるいは無関心。

それが3羽の雀さんによって、リンクをするどころか名前やブログのタイトルさえ書けず、「親創価ネット族」なんてレッテル貼りをやって、わめくしかなくなっています。彼らの醜態を見て、「ざまあみろ」と思うだけでなく、どうか東村山の人たちは行動を起こしてください。

なんて、何度目かのお願いをしつつ、私は、たまに休憩を入れないと頭がもたないです。パシリ右翼を含めて、相手が相手なだけに。

休憩している時は、3羽の雀さんに「申し訳ない」という気持ちになるのですが、すまん、もう少し休ませてくれ。

というのも、『エロスの原風景』が不安で不安で。
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高遠ブックフェスティバル

ポット出版サイトにて、先週から、北尾トロさんと下関マグロさんの新連載「ライターほど気楽な稼業はない」が始まりました。

同じ年(1958年)に生まれ、同じ期間(5年)を大学生として過ごし、同じ時期(26歳)にフリーライターになった2人が綴る「あの頃」の話。

毎週月曜日、トロさんとマグロさんで交互に更新予定ですので、どうぞお楽しみに。

自分はトロさんとマグロさんがライターになった年(1984年)に生まれて、やっぱり5年間大学に通った人間なので、何となく縁を感じてしまいます。
そして「トロさんは5年目の学費を自分で払って偉いな、自分は”貸してもらった”からな」と遠い目。

そんなトロさんから、「本の家」がある長野県高遠町で、今年の夏に「第1回 高遠ブックフェスティバル」が開催されるというお知らせをいただきました。
日程は8月29日と30日の2日間。
詳細はこれからのようですが、トロさんも自身の古本屋「杉並北尾堂」についてのトークイベントを行う予定だそうです。

長野と本といえば、長野県出身の文学系アイドル乙葉さんが思い出されますが、それはまた別の話。

長野の夏って気持ち良さそうだな、と思います。

厠上でもこの程度か

先週、ポットが入っているマンションの貯水槽清掃がありました。
事前に「作業中は断水するかもしれません」という通知があったので、前日の夜から浴槽に水を溜めて準備をし、詰まらねーかなー、とワクワクしながらその日を迎えたのですが。
結局、一度ナスさんが流し損ねただけで大きなトラブルもなく、すこしがっかりしてしまいました。
鉄くんとすずちゃんのもキレイに流れた。

最近私がトイレに入って思うのは、使い切ったロールを新しいものに取り替える回数のことです。
社員全員が共同で使うものですから、誰が担当ということもなく、使い切った人が次のロールをセットするのが基本でしょう。
ところが、どうも自分ばかり取り替えているような気がする。
人よりもお腹が弱いのに水分を多めに摂るので、トイレに行く回数が多い、よって紙が切れるところに遭遇する回数も多くなる、という面もあると思いますが、どうもそれだけではないのでは。
ひょっとして、紙を使い切ったのにロールを取り替えずにトイレを出ている人がいるのでは?
あるいは、使い切るかに見せて使い切らないための工夫をしている人がいるのでは。

しばらく調査してみます。

序章 [北尾トロ 第1回]

大学3年末の試験が終わってすぐ、生まれて初めての海外旅行でインドへ行き、すっからかんになって帰国。そのまま九州の実家に転がり込んでしばらく過ごした4月初旬、ひとり暮らしをしていた阿佐ヶ谷のアパートに戻り、2カ月ぶりで大学に行ったら留年が決定していた。インドで遊んでいる間に、法政大学社会学部では追試が終わっていたのである。

間抜けだ。落とした必修単位は英語かなにかだったと思うが、ほとんど白紙の答案を提出したにもかかわらず、ぼくは追試とか、留年なんてことが全然頭になかったのである。留年者を貼り出した掲示板の前で呆然としていると、通りかかった知り合いがニヤニヤしながら声をかけてきた。

「もう一度3年生かよ。ま、お前らしいな」

どこが“らしい”のかはわからなかったが、いまさら騒いでもしょうがない。それより、この事実を親にどう伝えるかだ。父は他界しており、母は決してラクな生活をしているわけじゃない。この上、1年余計に学費と生活費の面倒を見てもらうのは心苦しい。今年はともかく、5年目となる来年は、学費くらい自分で出すべきだろう。

その5年目、ぼくはほとんど大学へ行かず、アルバイトばかりしてなんとか卒業にこぎつけた。だが、サラリーマンになりたくなかったので、就職活動もしなかったし、自分の将来にさしたる関心もなかった。 続きを読む

いただいたご本『僕は運動おんち』

onchi.jpg最近、よくエフメゾにおみえになる枡野浩一さんから新刊をいただいた。お店では「サイコ」「ストーカー」あつかいされている枡野先生であるが(笑)、これはとてもさわやかな青春小説。主人公は運動も勉強もできない男子高校生で(でもチンコはでかい)、彼の友情や恋をちょっと笑えてちょっと切なく描いている。

60年代生まれの思春期が舞台になっているので、伏見にはなつかしい風景だった。「ノストラダムス」とか「ガラスの仮面」といった時代のアイテムも登場して、現在のアラフォー世代には?たまらない。「虚無への供物」などという小説まで導入されていて、伏見的にはニヤリ。男子高校生のたちの性欲と友情のあいだにある情感が、恋愛やセックスよりもよほど切なかった。やはり言葉に定義されない微妙な感情ほど美しいものはない。それが青春だー! 装丁画もとてもいい。

● 枡野浩一『僕は運動おんち』(集英社文庫) 514円+税

ポット出版社長・沢辺均の日記-20[2009.6.11-6.13]

日記、続いてるでしょう。えへん。

●2009.06.11木
トラブルや、問題が続出の日。
出勤すると、那須が「報告があるから、」と。
この日に見本ができてくる予定だった新刊「エロスの原風景」の箱の向きが違うと。
「エロスの原風景」は縦組の本で、箱は横組用に作ってしまった。
ましてこの箱には「窓」があるので、本の背を箱の外側に向けていれるとその「窓」には、
本の裏表紙の絵柄が見える。素人か。
那須、担当の高橋、デザインをした小久保と、出版チームの大田と尹に、対処の考え方を話し、
考えうる選択肢と、そのメリットデメリットをみんなから出させ、問題を整理までつきあって、
残る判断と対処を那須チーフたちに任せる。
作り直すことにしたという。20数万の損害だ。
おかげで午前中に予定していた週一回の出版会議中止。
昼過ぎにS社デザインの打ち合わせ。
ほぼ完璧な先割デザインを作ってあったので、写真と原稿を受け取るときもすんなりと終了。
デザイナー和田に、最初に大変なことをすませておくと後がラク、とか、
デザイナーにも編集力があると、いかに楽でいいデザインができるか、とか、
喫煙スペースでタバコをすいながらまたまた説教アドバイス。
夕方、代々木図書館に区民の見学の立ち会い。
NPOげんきな図書館にとっては、なかなか有意義な時間だった。
その区民の方が、昔から名前を知っていた人だったのでびっくり(僕が知ってただけです)だ。
よるもスタッフの「C」問題に悩まされる。
●2009.06.12金
午前中ポット会議。
たんたんと情報共有を終えたあとに、昨日の箱作り直し→20数万の損害、だれが負担するか問題で説教。
もちろん、法人のポットさんにふたんしてもらうのだが、法人のポットさんの財布は、
スタッフ一人一人が稼いだものなのだから、法人負担=スタッフ一人一人が直接お金を拠出しているのと同義だと
いう僕の意見を言う。
スタッフにも公言してるルールは「決算利益は、スタッフと株主と会社の貯金に1/3づつ」。
法人とスタッフの雇用契約も、対等な契約なので、法人がスタッフにたいして損害賠償責任をおうことも、
スタッフが法人に損害賠償責任をおうこともあるものだ。
スタッフに責任を求めるための条件は、故意と重大な過失のとき。
仕事をするから、ミスが生まれるので、ミスを完全になくすには仕事もしないで、引きこもっているのがいいことになってしまう。
などなど日頃考えていること話して説教。那須と佐藤のフォローが嬉しい。
その後、定例の掃除大会をみんなでパス=中止にする。いろいろばたばたしてるので。
夕方、筑摩書房へ「出版社共同責任販売会議」へ。
取次がむずかしいといっていた補充も、トーハンも日昄もシステムそのものに手を入れてくれる方向になって、
万々歳。名前は「35ブックス」と決まる。書店のマージンが35%で、歩安入帳も35%だから、ってことで。
7月6日(月)に出版クラブで記者発表の方向で準備を進めることになった。
ほかに、ある誘いをしていた人から、うれしい返事。
またスタッフの「C」問題勃発。
夜は、佐藤と那須と、近所の通称「パンツ屋」で飯を喰いながら、ちょっとおしゃべり。
●2009.06.13土
午後から人間学アカデミー。小浜逸郎講師の3回目で「福沢諭吉」。
福沢諭吉の現代語訳の本を出したいな? 小浜さん、ちょっとニヒルじゃないかな?
福沢の「絶えざる人間交際(=社会構造)による文明の無限発展」に小浜さんが楽観じゃないかということを
言ってたように聞こえたけど、
楽観していいんじゃないかなと思った。
終了後、なじみの中華屋で公式懇親会。20名くらいが参加。
前に座っていたY市教育委員会の人などと、教育のなかで職業差別問題をどう扱うかなどを話す。
はは、異論を挟んでしまった。面白い議論だった。
帰ってきて、「ある誘い」の続きのメールかきなどする。もう24時すぎちゃった。
明日は、バンド練習。最後の日だ。ライブは20日。小浜さんも来るって言ってた。
↓写真は人間学アカデミーの今日の講義の様子。

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お部屋1874/部数と印税 8・ネット時代の本の買い方【追記あり】

どうしてもとは言いませんが、読んでない方は先に以下に目を通してください。

「1864/部数と印税 1・印税さまざま」
「1865/部数と印税 2・刷部数と実売」
「1866/部数と印税 3・下がる印税率」
「1868/部数と印税 4・上製にする理由」
「1870/部数と印税 5・本のみてくれ」
「1871/部数と印税 6・部数と定価」
「1872/部数と印税 7・上製の経費とアマゾンの順位」
 
 
思いのほか、「部数と印税」シリーズが長くなってしまってます。あと1週間程度で、『エロスの原風景』は店頭に出るため、そこまで続けてしまおうかとも思ったのですが、昨日になって、ポットから発売延期を知らされました。箱にミスがあって、刷り直すことになったそうです。ガックリざんす。

発売は6月27日前後になり、そこまで続けるわけにもいかないので、今回でいったんこのシリーズはストップします。

さて、「1872/部数と印税 7・上製の経費とアマゾンの順位」のコメント欄に、ポット出版の沢辺さんが面白い数字を出してくれました。

秘密主義のアマゾンは数字を一切公開していないため、あくまで概数ですが、出版物の総売上に占める紀伊国屋のシェアは5%、ジュンク堂は3%、アマゾンは2%と言われているそうです(数字が古いのではないかと思わないではない)。

紀伊国屋全店の5%という数字は、しばしば出版物の売り上げを概算する基準にされます。正確に本の売れ部数が出るまでには時間がかかり、その前にザックリとした数字を知ろうとする場合は、紀伊国屋の数字を20倍すればいいわけです。当然誤差は生じるのですが、メドにはなります。

対して、ポット出版では、紀伊国屋が10%、ジュンク堂は13%、アマゾンは20%なんだそうです。たったの3社で本の半分近くを売っています。
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ヨガ初体験

巷には、愛犬と一緒に楽しむヨガ教室、というものがあるらしい。

鉄も、きのう、ヨガ教室に参加した。
……と言っても、ポットのヨガクラブの時間に、同じ部屋にいただけなんだけど。

先週から、インドに修行に行く田中先生に代わって、ミーモ先生という新しい先生に習っている。
田中先生は犬がニガテだったけど、ミーモ先生は犬大好き。
自分でも飼っている(この話は、また別に詳しく書こう)。

鉄は、ミーモ先生が鳴らす鐘の音に一度吠えたけど、あとはおとなしく寝ていた。
私たちのレッスンが終わってから、日高に無理矢理ヨガされていた。
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エロスの原風景●発売日延期のお知らせ/2009年6月17日(水)→6月25日(木)

平素よりポット出版をご愛顧いただきましてありがとうございます。

新刊『エロスの原風景』(著●松沢呉一)の発売予定日を、2009年6月17日(水)から2009年6月25日(木)に変更いたします。申し訳ありません。

ご予約いただいた方、発売を楽しみにしていただいている方にはさらにお待たせすることになり、お詫び申し上げます。
ご予約いただいた方には出来次第、すぐに発送いたします。

なにとぞ、ご了承いただけますようお願い申し上げます。

お部屋1872/部数と印税 7・上製の経費とアマゾンの順位

梅雨入りして鬱陶しい季節となりました。せめて気分だけでも爽やかにすべく、読んでない方はお先に以下に目を通してください。長くなってきたので、サブタイトルをつけてみました。

「1864/部数と印税 1・印税さまざま」
「1865/部数と印税 2・刷部数と実売」
「1866/部数と印税 3・下がる印税率」
「1868/部数と印税 4・上製にする理由」
「1870/部数と印税 5・本のみてくれ」
「1871/部数と印税 6・部数と定価」
 
 
今回はこれまでの補足です。

その前に事情説明。一昨日、「1871/部数と印税 6」を修正を加えた際にトラブルが生じたようで、ポットのサイト上では存在しないことになってました。深夜、帰宅してから気づいたのですが、一部を残して元データのほとんどが消えてしまってまして、ガックリ肩を落としつつ修復しました。

「何かあったのか」と心配してくれた方もいたようですが、単なる書き込み上のトラブルです。

では、補足の1。

「1868/部数と印税 4・上製にする理由」のコメント欄に、ポット出版の沢辺さんが、並製を上製にする経費を書いてくれました。

四六判で、並製と上製の差は30円程度。この場合は、部数の多寡には関係がないので、安い本でも高い本でも同じです(判型によっては違ってきましょうが)。
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