年別アーカイブ: 2008年

アラーキー!!

有給を取って何してたかと言うと、天才・アラーキーの撮影のお手伝いに行っていたわけです。

とにかく荒木さんは声がでかい。モデル(エッチな人妻さんでした)に

「は〜い、そうです! グー!!」

「美人美人美人!!  その顔で!! 目だけこっち!! どうでしょう!!」

「指!! 挿入!! したいな〜!! いいよ! イイ!!」

喋りっぱなしで約3時間、アサヒペンタックスとライカとバカチョンとポラと6×9のカメラを次々使い分けてフィルムにして60〜70本 (!!)撮りまくります。

68歳にしてこのエネルギー…荒木さんは肉と女と酒が大好きなので、僕もそのへんを見習って長生きしたいです。

以上、僕の素敵な休日でした。

今一生『家族新生』


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● 今一生『家族新生』(ワニブックス)

★★ 結論には異論がないが

私たちには郷愁の中に普遍を見出したがる傾向がある。ほんの少し前の過去の状態が、本来あるべき姿なのだという思いを抱きやすい。たかだかここ百年くらいの間に作りだされたものが、通史的な伝統や、人間の本来性を兼ね備えていると錯覚されている例もままある。

ここで問題にされる家族にしてもそうである。多くが婚姻関係を国家に届け出るようになったのは案外最近のことだし、かつて農業が中心だった社会では、女性も労働の重要な担い手であり、職を持っていない「専業主婦」という存在は、きわめて今日的な女性役割にすぎない…。 続きを読む

速水由起子『恋愛できない男たち』


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● 速水由起子『恋愛できない男たち』(大和書房)

★★ 怒りは伝わってくるが、説得力がいまひとつ

これは男たちに向けられた怒りの書である。

著者の速水由紀子は、現代の風俗を追う仕事で定評のあるジャーナリストである。が、本書を通じて読むと、ジャーナリズムとしての客観報道より、著者の抱く怒りの感情に強い印象を受ける。

速水は言う。「本著では、恋愛コネクション能力がきわめて低く、『どんなに愛しても愛してくれない男たち』をルポしてみた。つまり、恋愛で一番大切な相手を心から求め、共生のために歩み寄ろうとする建設的な人間関係が築けない人々だ」 続きを読む

鼻から口へ

昨日、ヨーガの先生に「鼻うがい」を勧められました。
ふつうのガラガラうがいより、鼻から水を入れて口から出す鼻うがいの方が、のどの洗浄効果が高いらしい。
声優は10分に1回はしているとのこと。
初心者はシャワーでやるのがいいよと教えてもらい、さっそく昨日の夜、
お風呂に入ったときにやってみました。
シャワーを鼻の下に当てて、恐る恐る顔を上げると…
!!!
鼻がツーンとする。…これでいいのか?
口から温水が出たような気もするけど、口に入ってくる水と混ざって、よくわからん。
佐藤さんも昨晩試したそうですが、口に水がジャージャー入り、洪水状態になってよくわからなかったそう。
鼻うがいマスターへの道のりは厳しいです。
今晩、また挑戦してみます。

今どきの女子中学生

今度デザインする本の資料用に、女子中学生がターゲットの雑誌を2冊買いました。
どの記事もテンションが高く、文字は級数小さくみっしり、
写真も極小サイズの切り抜きが山盛り、見たことない用語も沢山で、けっこう面食らいました。

たとえば用語では、仲仔→仲良しの子、○○©→○○ちゃん、
イケ中→イケてる中学生、とりま→とりあえず など。

略語はともかく、子→仔の変換は、なぜ?
読者コーナーを読む限り、みんなこういう用語や絵文字を駆使していました。
那須さんちのみずき(現役中学生)もこんなこと言ってるんだろうか。
こんなにコイバナばっかりしてるんだろうか。

正直、自分の中学生時代と違いすぎて、彼女たちに喜んでもらえる
デザインができるかどうかドキドキします。
週末は元気があったら109でも覗いて勉強します。

あなたはだれ?

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そう、点です。
ナースの仕事の都合で、数時間すずと一緒に過ごしました。
点とすずは、数回合っているのだけれど、すずは覚えているのかなー?
これまでは鉄とナッツが一緒だから、
すずは兄ちゃん、点は姉ちゃんとつるんでしまいタイマンは張ったことがない。
さあ、どうなるのでしょうか?(つづく)

松沢呉一編『売る売らないはワタシが決める』


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● 松沢呉一編『売る売らないはワタシが決める―売春肯定宣言』(ポット出版)

★★★ 現場の声は大切です!

フェミニズムからの「性の商品化」批判が盛んだった10年程前の状況を考えると、こうした本が出版されるは、隔世の感がある。『売る売らないはワタシが決める』は、性風俗で働く当事者とそれを支援する人たちからの、職業差別を解消するための訴えであり、「性の商品化」なぜ悪い!という、「性の商品化」肯定論なのである。

90年代、性をめぐっては、同性愛者をはじめとしてさまざまなマイノリティが自らの存在証明をすべく声を上げたが、昨今のセックスワーカーを名乗る売春婦(夫)たちの権利獲得への主張は、もしかしたら最後の「解放の政治学」になるのかもしれない。彼女ら(彼ら)は、売春を合法化し、労働問題としての認知をいま社会に迫っている。 続きを読む

勢古浩爾 『こういう男になりたい』


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● 勢古浩爾 『こういう男になりたい』(ちくま新書)

★★ こういうところからしかジェンダー論は更新されないのではないか

近ごろ男は分が悪い。若い男たちは女たちに相手にされないと、「性的弱者」を名乗るはめになる。歳を取れば威厳が身に付くどころか、若い世代から「オヤジ」と嘲笑される。

そうした状況において男が「男である」ということがどういう意味を持つのか、を追求したのが本書である。著者は、「メンズリブ」などの、「男らしさ」から「自分らしさ」「人間らしさ」へという考え方を支持しつつも、「男」である根拠をすべて放棄してしまうことを潔しとはしない。一方で、格闘技やヤクザへの憧憬に見られる「力」の獲得を男の理想型とする立場にも与しない。 続きを読む

武蔵野館

新宿で「シャイン・ア・ライト」を観る。
平日の昼間に行ったのに、けっこう混んでいた。

ちなみに新宿武蔵野館とあったけど、場所はビルの3階の、かつてシネマ・カリテといったところだった。
このビルの7階だったか、もっと上に新宿武蔵野館があって。ここ、記憶に残っている限りでは、俺がまだ小学校低学年のころ、初めて「意識して」行った映画館だった。

帰りに紀伊国屋で、ストーンズ特集の「ロッキン・オン」と、中村よお さんの新刊『肴(あて)のある旅 神戸居酒屋巡礼記』を買って帰る。

小林信也『カツラーの秘密』


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● 小林信也『カツラーの秘密 (新潮文庫)

★★★ 人生はそれぞれ理由(わけ)ありです

軽口や冗談が誰かを深く傷つけていることがある。

そのことを笑いの文脈に置くことの了解が一般になされている場合、話し手にはさしたる悪意などない。しかしだからこそ、笑いの対象にされた側は怒ることもできず、その痛みを自分の中に抱え込むことになる。相手に悪意がないことに不快を露にすることが、むしろ大人げないこととされ、むきになることで、かえって周囲の笑いを誘うことにもなるからである。したがって、笑われている当事者が、自ら傷ついていることをカミングアウト(表明)しないかぎり、その痛みが相手に理解されることはない。 続きを読む