年別アーカイブ: 2008年

お部屋1729/めくるめく集団ストーカー被害者の世界にようこそ

お知らせ1:メルマガ「マツワル」の購読者募集は終了しました。次回は3月を予定しています。

お知らせ2:新刊『風俗お作法』(しょういん)が一部書店で大変好調です。お近くの書店にない場合は取り寄せするか、アマゾンでご購入ください。この影響で、「風俗ゼミナール」シリーズの「女の子編」がアマゾンでまた動いているようです。在庫は少なく、こちらはこれ以上、増刷はされないと思いますので、お早めに。

お知らせ3:私も企画に関わっているDVD「嗚呼、涙のハードコアお笑い劇場」(大洋図書)が先日が発売になりました。こちらも書店流通で、アマゾンでも取り扱い中です。
 
お知らせ4:品切れになっていた書店もあるかと思いますが、『エロ街道をゆく』の4刷が決定しました。私の文庫では『魔羅の肖像』に続く好成績です。どっちかといえば、売れてないものが売れてくれた方がいいんですけど、この際、なんでもいいです。

 
 
 
この数ヶ月で連載が激減した私でありますが、それでもなお年末進行からは逃れられず、今回もまた軽い話で済ませます。

また新しいブログが登場しました。もんさんの「めくるめく集団ストーカー被害者の世界にようこそ」です。こんなガイドが欲しかった(「世界」より「世界」の方がよかったかな)。

[1628/「集団ストーカー」というキーワード]で、「集団ストーカー被害者」の存在を認識して以降、[1703/「集団ストーカー」被害に悩む人々へ ][1716/消えたブログ][1719/瀬戸弘幸とは 1・集団ストーカーとの共振]
などなどで彼らの動きを探ってきたわけですが、ここに至って、もはや「集団ストーカー被害者」の存在を無視して瀬戸弘幸やその周辺の人々を語ることはできなくなり、なおかつ瀬戸弘幸も、彼らの存在なくしては、コメント欄で批判者に対抗することもできなくなってきています。
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伊藤文学『薔薇ひらく日を』


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ずっとベスト10前後を行ったり来たりなので、もう少しのご助力を!(笑)

● 伊藤文学『薔薇ひらく日を―『薔薇族』と共に歩んだ30年』(河出書房新社)

★★ 肯定も否定も含めて、ちゃんとした評伝が書かれるべき人です

著者である伊藤文学氏は、同性愛の商業誌「薔薇族」の編集長を続けてきた人物である。1971年に創刊された同誌は、ポルノグラフィーを主な内容にしながらも、孤立した同性愛者たちを応援し、励ますという役割を担ってきた。本書『薔薇ひらく日を』は、そこで伊藤氏が30年にわたり書き綴ってきたエッセイを抜粋した一冊である。

同性愛の専門誌としては、それ以前にはミニコミ誌しか存在せず、多くの同性愛者が情報に接することは、不可能に近かった。当事者はただ一人、他人に語りえない性に苦悩するしかなかったのである。 続きを読む

ジェフリー・F・ミラー『恋人選びの心』


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● ジェフリー・F・ミラー『恋人選びの心―性淘汰と人間性の進化 (1)』(岩波書店)

★★ 検証できないことは想像力がふくらみます

ときどき不思議に思うことがある。どうして女の子たちはあんなに、女性雑誌を片手にファッションやメイクに関する情報収集に熱狂しているのだろうか。どうして男の子たちは車やスポーツに憧れてやまないのだろうか、と。

生きていくということだけを考えるのならば、経済問題や農業技術?について日々研究した方が有益なようにも思える。しかし実際には、私たちは、そうした生存を保障するような事柄よりも、生物としてさしたる意味をもたないような、無駄とも思える「価値」の追求に躍起になっている。そして、それらは、進化論として語られてきた、自然淘汰によって生存に有利なものだけが残されていく、という理論では説明がつかないことでもある。 続きを読む

創作落語論

12月5日。中野ゼロ視聴覚ホールで、夢月亭清麿師匠の「物語 落語現代史」。

今回のテーマは、柳家つばめの「創作落語論」。

つばめの落語は聴いたことがなかった。
そして、三一新書から出た「創作落語論」も読んだことがなかった。

自らの師でもある柳家つばめを懐かしみ、リスペクトし、分析し、自分なりの思いをぶつける清麿師匠のアツい口調。

つばめの言葉「落語は大衆芸能」
・・・
じゃあ、大衆って何だ。どこにいるんだ。そして大衆を大衆と規定するアイツは何なんだ。そして自分自身はどっちなんだ。

柳家つばめの「創作落語論」。
来年、河出文庫で再販される。
安藤鶴夫に正岡容、色川武大などを再販している河出文庫。これはかなり嬉しい。

光和コンピュータと日販コンピュータでの講演レジュメ

光和コンピュータ日販コンピュータのふたつの会社のそれぞれのセミナーで
講演をさせてもらいました。

2社とも出版社向けに流通用のシステム(伝票をつくったりするもの)をつくって売ってるいる会社です。

その時のレジュメです。
資料は、紙でつくったので、ちょっと手間がかかるので、省略、です。
実は資料のほうが中心だったのですが。
興味があればお読みください。

光和コンピュータ
11月9日(木)13:30〜/出版クラブ
日販コンピュータ
11月16日(木)13:30/日販コンピュータ(新お茶の水ビル)

■ここから■■■■■■■■■■■■■■■
日販コンピュータ出版セミナー(2008.10.16・木・13:30〜16:00 新お茶の水ビル)
『業務効率化の取り組み』    報告者●沢辺均 ポット出版

●ポット出版(法人名 株式会社スタジオ・ポット)
・1989年 1冊目発行(径書房発売)/2007年 12冊発行/既刊約120冊
・デザイン・編集制作請負業(編集3人・デザイナー3人)/出版(編集1人・営業1人)/社長
 兄弟会社 スタジオ・ポットSD←版元ドットコムのシステム開発から、出版社を中心としたサイト開発
・保管・品出しは倉庫に委託/VAN加盟・倉庫でデータ受発信
・有限責任事業組合(LLP)版元ドットコム組合員

●出版という仕事の先行きについて感じていること
○「文化」への比重は増える/「文化」の種類も増える
→出版はなくならない/相対的に比重(占有率)は減る気がする
○書店はへると思う (大型・チェーン店優位)
○電子受発注が絶対条件になるはず
○出版社数は減るきがする 団塊世代の退場/流通の効率化
○電子書籍のブレークスルーは携帯のような出発点の違うところから生まれる気がする
○小売りの力が強まる気がする

●ではなにをするか
○出版そのものの強化 企画/デザイン
○電子受発注などへの対応 倉庫の活用
○何らかの協業化 編集は個人化と、システム化に分化/流通は規模の優位性

●ポット出版で新刊発行時にやっていること
別紙参照

版元ドットコムでやっていること
別紙参照

お部屋1727/ベーナスな季節

お知らせ1:メルマガ「マツワル」の購読者募集は終了しました。次回は3月を予定しています。

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瀬戸弘幸を振り返る「瀬戸弘幸とは」シリーズはまだ続くのですが、今日は別の話題。

いよいよベーナスのシーズンが到来です。それはボーナスでんがな。ミロのベーナスというのもありますね。それはビーナス

言葉は正しく使いたいものです。ベーナス「ナーバスのさらに悪い状態」を意味します。「神経がまいっているが、ナーバスでは言葉が弱い」「ナーバスでは彼の神経質な性格を表現し切れない」という場合は、ベーナスを用います。

これは誤用ではないので、家族団欒、会議・商談の席、友との語らい、恋人同士の囁きなどで使ってみましょう。「なんだよ、それ。ナーバスの間違いだろ」と指摘されたら、「そう思われても仕方がないが、不快だ」と逆切れするところまでが、この言葉の正しい用法です。

ここ数日、ウンコネタより、私はベーナスのことで頭がいっぱいです。昨日はずっと外出していたのですが、移動中の電車で「ベーナスな季節」という詩を作ってました。中2女子の気持ちになって作ったのですが、意外にも、ベーナスという言葉は語感がよくて、中2女子の詩にしっくり来てしまって笑いに走り切れず、恥ずかしくなったので、発表は控えます。なんで中年男がこんな詩を書いているんだよ。と逆切れすることは忘れませんでした。
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岩村匠『性別不問。』


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● 岩村匠『性別不問。―「性同一性障害」という人生』(成甲書房)

★★★ 性同一性障害のカミングアウト本が同性愛者のそれよりも出版点数が多いのはなぜ?

もし朝目覚めて、男性であるあなたの股間から、あるべきものが消えていたら? もし女性であるあなたのおっぱいがしぼんで、あるはずのないペニスがついていたら? 本書を読むと、「性同一性障害」の人たちの苦悩というのは、そういう根源的な身体感覚にあることが、おぼろげながらわかってくる。

『性別不問。』の著者、岩村匠は、女性のからだに生まれたにもかかわらず、女性であることに馴染めず、ずっと心の性別とからだのそれとの不一致に悩んできた。岩村は子供の頃から女性の性役割に強い抵抗感を抱き、思春期になると、女の子のことを好きになる自分を、レズビアンではないかと後ろめたく思うようになった。 続きを読む

山内昶『ジッドの秘められた愛と性』


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● 山内昶『ジッドの秘められた愛と性 (ちくま新書)

★ 現在の感性からすると、あほくさ…としか思えない本だが、まあ、こういう言説が行き交っていた時代もあったということで。怖いもの見たさならお勧め(笑)

僕は一応、”ゲイ・ライター”などと名乗ってジェンダー/セクシュアリティ論を展開している立場なのだが、恥ずかしいことにアンドレ・ジッドについてはこれまでほとんど関心を抱いたことがなかった。もちろん、思春期には『狭き門』くらいは読んだと思うし、彼が同性愛者であったと言われていることもそれなりには知っていた。が、いつか同性愛を主題とした『コリドン』くらいはちゃんと読んでおかなきゃねーと思うくらいで、今日に至るまで著作をひもとくことはなかった。

しかし、この『ジッドの秘められた愛と性』を読んで、彼に対する関心は俄然高まった。へぇー、こんな人がいたんだーと、同じ同性愛者として誇らしい気持ちになったほどだ。著者の山内昶氏がジッドの著作から引用している言葉に触れるだけで、彼のゲイネスが熱く伝わってくる。 続きを読む

安野モヨコ『ハッピー・マニア』


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● 安野モヨコ『ハッピー・マニア 2 (祥伝社コミック文庫)

★★★★★ もう古典ですね。90年代という時代を体現する名作

『ハッピー・マニア』と時代の欲望

この10年の日本のポップカルチャーでもっとも重要な収穫が、庵野秀明の『新世紀エヴァンゲリオン』と安野モヨコの『ハッピー・マニア』であることは間違いない。他のいかなる言語表現も映像表現も、この二つの作品以上には時代の核に深く届いてないし、人々の心の奥行きを掬い上げたりはしなかった。メインカルチャーを名乗るものの担い手たちは、自分たちがもはや「サブ」カルチャーの座に退いたことを、素直に認めなくてはならない。

90年代という時代は、史上初めて私たちに、物質的に満たされることを目的にしない日常を用意した。そこで私たちは、欠落を回復しようとする自我ではなく、自我そのものの意味を問うような実存形式を追求しなければならなくなった。欠落感を軸にした「生」の意味付けとは異なる「存在様式」。80年代バブルにおける過度のブランド品への志向やグルメの追求は、ある種、それまでの貧しさへの反動として生じたルサンチマン現象だった。そして、一通りの贅沢を「体験」してみた末に、それらが自分たちの「生」を必ずしも納得させるものでないということも明らかになった。だからこそ、経済のバブルが弾けても、人々は本当のところそんなに慌てたわけでもないし、経済学的な数値を回復しなければと躍起になったわけでもなかった。 続きを読む

ハムカツ定食

昼飯は、新宿の紀伊国屋の裏近くにある定食屋・冨士一でハムカツ定食。
このお店、前から知ってはいたのだけど、入るのは初めて。いま出ている「おとなの週末」で紹介されていて、それを読んでからちょっと気になっていたのだ。
紹介記事の中に、ハムカツ定食というのがあって、これは食べてみたい、と。
ハムカツっていうと、俺が行くスーパーで売っているのは厚切りのハムを揚げたものだけど、ここのは普通にハムって言葉から連想できるあの薄いハム、あれを2枚重ねで揚げたものが出てくる。
で、ソースとカラシで食べる。衣と薄いハムの交じり合う食感が珍しくってクセになりそう。

新宿をちょっとブラブラして、この日は新宿コマ劇場で『愛と青春の宝塚』を観る。
宝塚に関しては何も知らないんだけど、芸道に生きる人大好きなので、素直に感動してしまった。
せり上がる舞台にはびっくり。
演奏隊の音合わせが聞こえて、舞台の幕が上がっていくときのドキドキ感。これが味わえるのが嬉しい。
観られてよかった。
充分満足して、歌舞伎町に出ていったのでした。