月別アーカイブ: 2008年7月
イメチェン
肌に合わない街
『「新宿コマ」座長たちの舞台裏』 渡部清(語り)小菅宏(聞き手)
そう、新宿歌舞伎町のコマ劇場って年内でなくなるんだよなあ、てふっと思って、そんな時に間がよく、近所の図書館で見つけて、手にした本。
俺ってこうゆう類の「間のよさ」が、気持ち悪いくらいにある。
コマ劇で、音響技師だった人の、美空ひばり、北島三郎からはじまって、たくさんの歌手・芸人の回顧録。
「劇場地下にあるシアターアプルの近くを通り新宿駅に突き当たる」、緊急時に使用するという「抜け道」の存在が気になった。
俺は、コマ東宝とシアター・アプルには行ったことあるけれども、コマ劇には行かずじまい、になりそうだ。
夜、下北沢まで行く。
お腹が空いていたので何か食べようと思うも、どうも下北沢って、食欲をそそってくれない街だ。
吹いてくる風も、合わない。道が狭いからか、いるのが自分と合わなそうなタイプの人間ばかりだからか。
道すがらのラーメン屋に入ったけど、店員が「いらっしゃいませ」と言わなくって、街への違和感がさらにじわりと膨らむ。
豚キムチラーメンというのを食べたけど、それはうまかった。
ディスクユニオンで、豊田道倫のインストア・ライブを観る。
1曲目が『UFOキャッチャー』。鳥肌立つ。
ライブは30分くらいだったけど、濃密だった。ギターを激しく掻き鳴らす姿がカッコいい。空気の抜けた感じの曲間MCも雰囲気あるし。
最後は『移動遊園地』。音とイメージに、心地よく流されていく。
ちょっと違う道で帰ろうと自転車を走らせていたら、気づいたら三宿にいる。代々木上原~山手通り方面を目指したハズなのに…。
気を取り直して、三宿からまた代々木上原~山手通り方面を目指したら、目指したつもりなのに、あれ?この「餃子の王将」見覚えがあるぞ…え?ここって…
何と再び下北沢に戻っていた。
軽くめまい。
やっぱ、ここ、合わないわ。
どうにか戻ってきて、近所のコンビニで買い物していたら、レジで店員が困っている。
20歳未満が酒を買おうとしていて、でもその客が日本語を理解できない方達で。
店員は片言英語を使って、酒は売れないということを説明している。
客の方は3人組の男。皆、ワザとか本当に理解できないのか、キョトンとしっぱなし。
店長が出てきて説明するも、3人組に伝わっているのか、怪しい様子。
そんな光景を横目に、勘定をする。
俺の出した発泡酒を、店員は何の逡巡も見せずにレジで打った。
俺、ある種の権利を、持っている。
それに伴う義務や責任というものが、いまいち分からないでいるままに。
どすこい!
琴欧州が早速2敗。綱取りのチャンスを逃すという幕開けの七月場所。
全勝しているのは現在、前頭11枚目の栃煌山、関脇の安馬、横綱の白鵬の3人ですが、
こういう時、栃煌山に優勝してほしいと思う私はやはり判官びいきなのかもしれません。
中学くらいまでは(暗黒時代の)阪神ファンをやっていました。
ディープインパクトのような良血より、オグリキャップのような安馬に引かれます。
選挙のときは若い人のあまりいない共産党の数少ないお姉ちゃんと握手します
(なぜか美人が多い気がします)。これはちょっと違うか。
さて、先日の東京国際ブックフェアに版元ドットコムで共同出店し、
新刊『どすこい 出版流通』先行発売をしたのですが、
出版業界の方がたくさんいらっしゃっていたこともあってか、
さすがの横綱相撲でたくさんの方にお買い上げいただきました。
ありがとうございました。
とはいえ、書店で発売されてからが本番。
書店ではまだまだポットの立場は前頭……十両以下かもしれませんが、
金星とまではいかなくとも、まずはいい取組ができればいいなと思います。
そのためには日々の稽古(準備)はかかせません。
とりあえず、たくさんの新刊に寄り切りされませんように。
●最後にCMを。
『どすこい 出版流通』、明日取次さんに搬入されます。
早ければ週末には書店さんに並ぶ予定です。
著者は元筑摩書房営業局長の故・田中達治氏
本はどのように流れていて、どう改善されてきたのか。
その過程に携わってきた人の思想と本音がここに詰まっています。
平易で読みやすい文章、版元ドットコムの精鋭による注釈がついて、
出版関係者にとっても一家に一冊の内容。
業界と言う枠組みを離れても、参考になる考え方が沢山あります。
出版業界?関係ないし。という方も騙されたと思ってぜひ。
破壊活動進む
お部屋1583/「靖国 YASUKUNI」はこれでよかったのか
※7月28日(月)まで、「マッツ・ザ・ワールド」の新規購読者募集中です。
「靖国 YASUKUNI」の上映会場や高知県庁に「会場を爆破します」という脅迫電話があったそうです。
http://mainichi.jp/kansai/news/20080712k0000e040038000c.html
思想のある人間ではなく、単なるイタズラでしょうけど、久々に「靖国 YASUKUNI」の公式サイトを見たら、結局、50ヶ所近い場所で公開されることになったのですね(すでに上映を終了したものを含む)。
アホな週刊誌、アホな政治家、アホな新聞記者、アホな大衆のおかげで、興行的に大成功、よかったよかった。と喜ぶ気にはなれないです。
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イキルキス
「群像」の2008年7月号。舞城王太郎『イキルキス』を読む。
一気に読んだ。節回しだけじゃなくって、それを乗っけるリズムがしっかり「打って」いる。
このノリが、気持ちいい。
「群像」に掲載された作品群、どうして単行本にならないんだろう。『鼻クソご飯』を読んでみたい。
すっかり暗くなった頃に部屋に戻る。
パスタを茹でて、納豆をかけて、GO!ヒロミ44’のライブDVDを観ながら、食べる。
『消費者金融応援歌』という唄に、共感。
俺はやっぱり、借りる方より、貸す方に問題があるとしか思えない。貸す方がエグいよ。絶対。
確かにマズい部分もあると思うよ、借りる方にも。でも、だったら「分かってる」側が一歩引くのがエチケットってものじゃないか。
“弱肉強食”って言葉があるけど、だったら”弱笑強ネタ”ってのも、俺にはアリだ。強い連中をネタにして、笑いまくるっていう。
続けて、フィッシュマンズのDVD「EPISODE.1」。
90年代前半のライブ映像。「盛り上がってくださいっ!ニューエスト・モデルに負けないように」というオープニングMCに熱くなる。
いただいたご本『知識ゼロからの哲学入門』
股間男子ばっかりアップしていると、ここがただのモッコリ好きの変態サイトのように見えてしまうので、たまにはご本の紹介。
この本は、読みやすい哲学書をたくさん書かれている竹田青嗣さんの本のなかでも、とりわけ読みやすい。読みやすいだけではなく、すっごく勉強した気にさせてくれる良書。哲学入門としては最適なのでは? ここまで噛み砕いてくれると、素人にも哲学が身近に思えてくる(でもこれだけ噛み砕ける知性って、とんでもないものだと思う)。
で、笑えるイラストとかも魅力的なのですが、伏見がファミレスで読んでいて大爆笑してしまったのがラカンについて書かれたこのフレーズ。
「ラカンは、とにかく超難解で有名。構造主義の盟友であるレヴィ・ストロースすら、ラカン熱がやたら高まっていた時代に、自分は、読んでもわからないので正直あんまり読みません、と言ったとか。バタイユ的に言えば、隠すことは、それだけで美と崇高なものの「禁止」を”ほのめかす”。だから、隠し方がうまいと、若いインテリはそれだけで発情してしまうのかも」
なんだか竹田氏の現代思想へのシニカルな思いが込められているようでいいですね。ほんと、難解な文体って人を発情させるよね。
● 竹田青嗣+現象学研究会『知識ゼロからの哲学入門』(幻冬舎) 1300円+税
*マイミク募集中! http://mixi.jp/show_friend.pl?id=3837974
* ↓↓現在、ブログ布教中につきご協力を。踏んだ数だけご利益がある!?
お部屋1586/政治家ブログ
7月28日(月)まで、「マッツ・ザ・ワールド」の新規購読者募集中なんですけど、実は今期はこれまででもっとも調子が悪い。しかも、極端に悪い。もしかすっと、「黒子の部屋」を毎日更新し、しかも、「マツワル」とは関係のない内容にしたのがいけなかったのかもしれない。
他の理由も考えられはするのですが、とりあえずの対策として、これ以降、更新ペースを落とすことにしました。ちょうど今、「マツワル」用に、戦前の新聞記事を大量に読む作業に熱中していることもありまして。マイクロフィルムからのプリントなのですが、状態が非常に悪く、潰れた文字、かすれた文字を解読しつつ書き写しているので、えれえ時間がかかるのであります。昨日で3日目ですが、10分の1くらいしか終わっていないかも。この夏はこの作業に忙殺されそうです。
更新頻度を減らすと、「黒子の部屋」はいよいよ東村山のことばかりになりそうですので、全然効果がないような気もしますけど。もちろん、ランスさんからの回答があったら適宜反応します。
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