月別アーカイブ: 2008年2月

多和田悟さんの本

取材用に買った、
多和田悟さんの『犬と話をつけるには』(文春新書)を再読しています。
今まで読んだ、犬の躾関係の本・雑誌の中で、ぴか一!
なぜそうするのがいいのか・いけないのかの理由が
しっかり書かれていて、いちいち納得です。

本の中で、家庭犬に必要な躾はだいたい3つ、とありました。
1、呼ばれたらくる
2、ほえない、かまない
3、決められた場所での排泄

鉄は、(1)は気分が乗らないとダメ。
(2)は、人にはしないけど、犬にするようになった。
(3)は、ほぼOK。

すずは、(1)はほぼOK。
でも、(2)(3)はダメダメちゃん。

できないのは、鉄とすずのせいじゃなくて、母のせいだからなあ。
反省だーーー。でも、実践がねえ、、できるかなあ?

(ここ数日、すずの写真だけが続いたので、ドックランでの鉄をアップ)
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なっちゃんたちの様子

ナースんちのネコ、アビちゃん。
アトピーがひどくなってしまい、皮膚をなめ壊さないように
洋服を着せられています。
小型の犬用の洋服でも、まだ大きすぎて、縄抜けのように脱いでしまうのだそうだ。
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かみなり様のかぶりものをかぶった点!
なんだか別の生き物に見えるぞ(笑)。 
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なっちゃん…と言うよりも、ふじ子ヘミング!!
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ベルリナーレ・ラスト(後)

ベルリナーレ・2008年ラスト・レポート(後)です。

17日の日曜日。

すでに各賞は発表されました。

なので、お気楽な気分で映画を楽しむ週末となりました。

前日に、ぺトラとしっかりジャーナリスト枠無料チケットを入手いたしましたので、準備は万端です・笑。

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作品のご紹介をする前に、少土日に軽く写真を撮ったのでご覧ください。

シネスターシネスター
映画祭は、メーン会場がポツダム広場のダイムラー・クライスラー社サイドにあって、その他上映館のシネマックスもご紹介いたしましたが、ソニービルサイドにも映画館があり、映画祭の上映会場になっています。シネスターという名称です。
メーン会場から大した距離でもないのに、映画祭の時はちょっと歩くだけでも妙に面倒になってしまうんですね・・・汗。
車道を超えて行くのです。
今回は、2作品だけシネスターで見ました。(パティ・スミスとデレク)

「花見」ポスターこれが、最後に少し触れたいと言った、ドリス・デリー監督のコンペ作品「花見」のポスターです。
これ・・・私は勘弁して欲しいです・・鬼汗。
どう考えても、「違うんじゃないですか?」と首をかしげたくなるのです。
老夫妻がとても良く描かれていたとは思いますが、やっぱりこれはないでしょう・・・。
周坊監督が以前に「東京物語」のオマージュとして撮った作品を意識して、彼女も荒唐無稽路線を考えたのでしょうか・・・。(周坊監督作品は成功していますが)
それにしても・・・。

パノラマ観客賞ステージこの写真は、パノラマ観客賞のステージです。パノラマ部門のディレクターである、かっこいいヴィーランド・シュペック氏も舞台に上がって盛り上がりました。

ゲロールシュタイン最後まで私たちに水分補給のサポートをしてくれた、ゲロールシュタインのチーム。
ありがとうございました!

土曜日は、一般の人もた~~くさんポツダム広場にいらしていました。
みんなお疲れ気味?
ポツダム広場ポツダム広場

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最後の日曜日などは、ロレアル社のマスカラをまたいただいたのですが、なななんと! アルバイトの女の子が面倒がって、一人に2~3本ずつくらいプレゼントしまくっていました・・汗。
やっぱりこういう街頭プレゼント的なものは、ドイツでは日本ほどうまく流れないのかもしれません・・・笑。
みんな(誰に渡すとPRになるか、など考えもせずどうでもよくて)早く終わらせて帰りたい、という雰囲気もあり・・。

そういうちょっとしたことが、とても面白かったです。

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では、私たちが見た作品をご紹介させていただきます。

1本目は、ベルリナーレ・スペシャルとして上映された、指揮者のサイモン・ラトルと彼が率いるベルリン・フィルの、アジアツアーを追ったドキュメンタリーです。

Trip to Asia「Trip to Asia」
Thomas Grube監督

ラトルの魅力は十分引き出されていると思いましたが、ドキュメンタリーとしてのクオリティは、あまり高くないと感じました。
アジアとの交流で、異文化との出会いはそれぞれにいろいろな思いがあるでしょうけれども、監督の心が何か定まっていないような印象を私は受けました。
ラトルの力でできている作品というか・・・。

北京、上海、台北、香港、ソウル、東京・・・その場所と、ラトルの言葉、団員の言葉。
オフステージや本番の様子・・・。

東京の切り取り方が特に中途半端に思えてしまうのは、私が東京生まれでついつい厳しく見てしまうからなのかもしれません・・・。

Trip to Asiaでも、どこの地でも熱狂的に迎えられる巨匠とベルリン・フィルの様子は興味深く、私は特にラトルのリハーサル・シーンとインタビューが面白かったです。
オーケストラで演奏するということ、最高水準のソリスト達が、ラトルという指揮者の下でいかに精神を集中してひとつになり、彼の表現を実際に作品にしてゆくのか・・。
クラシックのストイックな世界と、美しく残酷なまでに厳しい音楽家のまなざし。

「のだめカンタービレ」で日本も空前のクラシックブームになったようですが、この作品は日本でヒットするのではないでしょうか。

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Trip to Asiaそして、ぺトラの感想:

ベルリン・フィルのアジア・ツアーをドキュメントした作品で、とても興味深く、退屈せずに最後まで情報ぎっしりの楽しい作品だった。
監督は、音楽家として生きる人間の素晴らしさと厳しさを克明に描いていた。
オーケストラで演奏するということは、お互いに信頼しあい、それでいて個々の独創性もどこかにあるはずだ。ひとつの巨大な作品の一部であることの難しさ。

個が集まってひとつになる魔法のような瞬間。厳しい音楽家として生きていて、時々起る最高の出来。
見ていて飽きず、もっともっと何時間でも見ていたいと思った。

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次に見たのは、パノラマ部門の観客賞受賞作品です。

Lemon Tree「Lemon Tree」Eran Riklis 監督

ぺトラの感想から:

イスラエルとパレスチナの対立。
両国家間の国境にレモン園を所有する女性が、その土地を守るために国を相手取って裁判をする。
とても見ごたえのある、必見作品。
主演女優は、”Mutter Courage” の Hiam Abbass (やはり同監督作品「シリアの女」でも有名)。

・・・以上です。私の感想は・・・

とても重いテーマで、それをレモンの木という植物を中心にして語られていくのが、強いコントラストになって深く胸に迫ってきました。
レモン園の隣で暮らす大統領夫妻。奥さん役の方が、変な話ですけれども、日本のタレントさんの杉本彩さんに信じられないほどそっくりで、それが妙に気になって気になって・・・。いや、杉本さんの方がずっとスレンダーではあるのですが、顔が似ているのです。
そして、その大統領夫人というのが、なかなか知性のあるかっこいい女性で、この話をさらに奥行きのあるものにしていて良かったです。
ちょっとしたことですが、主人公のレモン園の女性が頭を昔ながらのスカーフで覆い、心を許す男性の前だけスカーフをとるとか、大統領夫人は最初からそんなものは一切ないキャリアウーマンでバリバリという感じだったり、大統領の下で職務を随行する人々の浅はかさとか、いろいろな対比がきめ細かく描かれていたと思います。
この裁判をきっかけに、まわりのさまざまなことが変化するのですが、パレスチナとイスラエルの問題と並行して、立場の違う女性達の前向きで力強いところが、とても印象に残った映画でした。

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Happy-Go-Luckyそして、ラストに見たのは、コンペで最優秀女優賞を受賞した作品「Happy-Go-Lucky」マイク・リー監督。

先ずはぺトラの感想から:

ファンタスティックなサリー・ホーキンス(最優秀女優賞の銀熊賞を受賞)が、映画の中でやりたい放題はじけて、彼女の陽気さとユーモアで明るく生きてゆく様がうまく表現されていた。
マイク・リー監督の、一風変わったキャラクターポートレートともいえる作品。彼は今までは、社会派ドラマを好んで作っていたけれども、こうしたキャラクターを通じて、私たちに快活である喜びを教えてくれたと思う。
とても見る価値ある作品!

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Happy-Go-Luckyそして、私の感想は・・・

微妙な作品だなぁと思いました。この映画を見て、サリー・ホーキンスが最優秀女優賞を受賞したのは頷けます。
とにかく出ずっぱりで、セリフが怒涛のようにあって、主人公の性格もかなりユニークですから、作りすぎると嘘っぽくなります。そのぎりぎりのところでとても上手く演じていたなぁと感心してしまいました。審査員様よくぞ選んでくれました、と言いたいです。
今年は、審査員が2名もドタキャンして大変なことになっていたので、一体どうなることやら、と心配でしたけれども、良い女優さんが受賞して私も嬉しいです! (ちなみに、最優秀男優賞も私が思った人だったので嬉しい!)
ホーキンス自身も、想像もしていなかったようでものすごく喜んだとのことですが、次回作などの仕事がないらしく(汗)、この受賞で弾みをつけて優れた作品に登場して欲しいと思います。

私から見ると、マイク・リー監督が彼女の良さを引き出したというよりも、彼女という才能によって作品が良くなっているような気がしました。かなり難しい役どころです。

見ていて、は~~何だろうこの感覚、昔からこういうキャラを知っているような、会ったことがあるような・・・。

でも、そんなはずがない、とても個性的な映画なはずなのに・・・。

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Happy-Go-Luckyああ! そうです!! わかりました!

こういう「男性」はたくさんいるんですね! 

普通にどこの国にもいるのです。

ただ、それが女性に置き換えられていて、そこが今風で新鮮なのだなぁと納得いたしました。

全く関係ないかもしれませんけれども、頭の中にちらっと、よしながふみさんの漫画「大奥」がよぎりました。

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それから、ベルリナーレ全体をふりかえって、ぺトラから一言:

私は、今回のベルリナーレは前回に比べてずっと良い作品が集まり、大成功だと思う。

音楽映画も選りすぐりが集まった:
“Shine the light” (マーティン・スコセッシ監督)のローリング・ストーンズ、ニール・ヤング、パティ・スミス・・・・
素晴らしいドキュメンタリーばかりだった。
特筆すべきは、コンペ部門初の社会派ドキュメンタリー作品の受賞だ。
これも、とても意味のあることだと思う。(”Standing Operating Procedure” そして”Tropa de Elite”)
個人的には、私がとても気に入った作品” Song of the Sparrows” で Reza Najieが最優秀男優賞を、そして “Lake Tahoe”
がアルフレッド・バウアー賞を受賞したのがとても嬉しい。
それに、やはりクリスティン・スコット・トーマス主演”Il y a longtemps que je t`aime”もとても印象に残っている。

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以上です。

私からは、プレスの情報を:

11日間に及ぶ映画祭では、383作品が上映され、回数にしたら1256回となったそうです。(1作品で数回上映もありますから)
そして、今回は世界の著名スターが沢山やってきました。ローリング・ストーンズ、マドンナ、シャー・ルクー・カーン(インドのBollywoodのスーパースター。メーン会場前は、かなりすごいことになっていたようです。)などなど・・・。
今回の映画祭では、ジャーナリストや映画評論家、研究者など、映画関係者の方が一般客より多く、125カ国およそ2万人が参加したそうです。
そのうちジャーナリストは4200人!観客数は(1人でいくつも見ることがありますので)数にしたらおよろ43万人が見たことになるそうです!
お客様が購入してくださったチケットは、約23万枚。前年度より6000枚多かったとか。
さまざまなイベントも同時に開催されましたが、全て完全にソールドアウトとなったそうです。

す、すごいですね・・・。

来年2009年は、第59回ベルリナーレとなりますが、2月5日から15日までの予定とのこと。

どんな映画祭になりますでしょうか・・。

今年は音楽がフォーカスされたかっこいいベルリナーレでした。

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最後になりましたが、ポット出版の石塚さん、日高さんには、大変にお世話になりました。
心よりお礼申し上げます!

石塚さんには、週末も返上して原稿をアップしていただきました。
こうしたサポートがなければ、皆様にほぼタイムリーに読んでいただくことができませんでした。

ひとつひとつの作品に、あまりコメントできなかったのは申し訳なかったですが、最後まで何とか穴をあけずに辿り着くことができて、本当にほっとしています。

読者の皆様に、少しでも楽しんでいただけたのでしたら、これほど幸せなことはありません。

読者の皆様にも、心から

ありがとうございました!!!

♪♪♪

ではでは!♪

来年は・・・・・ポット出版さんのGさんが、数年ぶりにレポートに挑戦してくださるかも・・・♪♪

お楽しみに!

皆様、どうぞお元気でお過ごしください。

青木淑子+ぺトラ・マールヴァイン