月別アーカイブ: 2007年7月

アカデミアへの問いかけ

http://d.hatena.ne.jp/tummygirl/20070702/1183388698
http://d.hatena.ne.jp/tummygirl/20070702/1183388699
FemTumYumというブログのtummygirlさんとずっとやり取りをしているのですが、そこで、以下のような問いかけをしたので、こちらでも。
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前言撤回。ピリオドは止めます。
このやり取りをご覧の方々に広くご意見を伺いたいです。とくにアカデミズムに関わるみなさんに。
まず、事実関係を確認すると。私はブログ FemTumYumにおいて、tummygirlと名乗る人物が「どこかの学会」で私の著作を俎上に乗せて発表したことを知りました(そしてそのエントリの内容を信じました)。tummygirlさんのご連絡先がわからず、コメントの書き込み方もよくわからなかったので、まず、自分のブログに呼びかけのエントリをアップしました。そのすぐあとに、hatenaのコメントの投稿の仕方がわかったので、FemTumYumにも同様のものを書き込みました。
呼びかけた内容は、英語に弱い私としては、tummygirlさんがアップされている英文の発表原稿をできたら訳していただいて、ポット出版の「欲望問題」のコーナーに投稿してもらえないか、あるいは、公開の場で討論をしませんか、というものです。(FemTumYumのエントリの内容が真実だとすれば)その英文の原稿は公的な場所で発表されたものですので、俎上に上げられた人間としてそれについて誰が行ったのかを知り、できれば内容を検討し、必要と思えば応答したかったからです。ただ、私は匿名の人物とネットで論争のようなことはしない主義です。少なくとも自分だけ名前を明らかにして相手は匿名という形ではしません。今回は、それが公の場で発表されたものであるということだったので、そのように思ったわけです。
しかしtummygirlさんはブログの自分と、学会発表をした実名をつなげることはしないというお考えで(学会で発表したものだということを記し、それを一部といえどもブログ上にアップしているにもかかわらず)、あくまで実名で応ずることはしたくない、という立場です。たぶん今後、書評をいただいたとしても、この論理でいくと、それも匿名で、ということになるのでしょう。
コメントにも書いたのですが、もちろんtummygirlさんが私の呼びかけに応じて公開討論に出たり、書評を書く義務はありません。そのことを断られるのは仕方ない。けれど、私としてはせめて、ネット上ではなく私個人に実名を教えてくれないか、とお願いしました。なぜなら、そうでなければ、私には公的な場で自分が俎上に上げられたことについて、どうにも知ることができないからです。そのテキストだけは中途半端にネット上に上げられているにもかかわらず。そして、もし反論が必要だと思っても、直接発表した本人すらわかりません。ブロガーのtummygirlさんと実名の研究者の方をあえてつなげて暴露するつもりはありませんが、ご自身が学会で発表したということを記しているわけですから、俎上に上げた人物から問い合わせを受けたら、個人的に発表者としての名前を明かすくらいは、義務ではなくても「仁義」だと私は考えます。それが言説に関わる人間の(倫理とはいわないが)「礼儀」ではないか、と。
しかし私が個人的なアドレスを(勇気を出して)コメント欄に記したにも関わらず、tummygirlさんは応じるつもりがないようです。はてさてどうしたものか。
みなさんにお考えをお訊きたいのですが、そもそも学会という公的な場で行われた議論に対して、俎上に乗せられた人間はアクセスできないのでしょうか。発表する側はそれが「業績」になるのに対して、俎上に乗せられた側は誰が行ったのか知る権利もないのか。学会という場に関わる人たちは、そうした問い合わせを受けたときに、それに関心を払わなくていいというのが、慣習なのか。その辺り教えていただけませんか。
このようなことはこれから多く起こりうると思いますので、ご意見をいただければ幸いです。
http://www.pot.co.jp/otoiawase/index.php

テンちゃん&ナッツ

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きのうに続いてテンちゃん・ナッちゃんです。
立っている人の後ろに見える黄色の物体は、小さな子どもが乗って遊ぶ
子馬のようなもの。
ナッちゃんがキッチンに入らないように、ここに置いておくのだそうだ。
どんな小型犬でも、ピョンと飛び越えられそうな大きさなんだけど
ナッちゃんは怖くて通れないのだそうだ。
テンちゃんは軽々飛び越えるだろうな。
テンちゃんの毛は、剛毛の鉄と違って、とても柔らか。
何犬の血が入っているのだろうか?

トーマス・ソングさんのブログ

QJ5.jpgQJ vol.5「夢見る老後!」、QJr vol.1「あなたに恋人ができない理由/関係が続かない原因」にもご協力いただいたトーマス・ソングさんがブログをはじめました。彼の人生は小説以上にドラマティックで、近代の矛盾をそのまま抱え込んだ個人史です。何年か前に来日されたおりには、伏見が少人数の会を催して、とても有意義にお話しをさせていただきました。一つ一つのエピソードが歴史の証言なのですよ! ご興味のある方は以下へ。
http://ameblo.jp/thomas-penfield
Thomas Song(トーマス・ソング)
1929年、韓国人を両親に東京で出生。大連で少年期(1934−46年)を過ごし、旧制高校一年のとき(1945年)日本敗戦。翌46年冬、ソ連占領下の大連から南朝鮮に脱出。48年、単身渡米。高校、大学を卒業(53年)、徴兵され軍務服役後、米国に帰化(56年)、研究院修了。大学の司書と教員生活20数年後、引退。パートナーとの共同生活37年。在米58年。フィラデルフィア在住。

テンちゃん

テッちゃんではなく、テンちゃんです。
土曜日、テンちゃんという犬に会ってきた。
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写真だと大きく見えるけど、体は鉄の3分の2くらい。
生後9カ月くらいのオス犬くん。
いい仔だったなあ。最初は、初めての場所に緊張してかたまっていたけど
少し慣れたら、横にいるナッツのにおいをクンクン嗅いだりして。
ナッツは、鉄と違ってどんな犬もウエルカムだから、突然のテンちゃん来訪にも
あわてず騒がず、マイペース。
犬の性格も人間同様、ホントにさまざまね。
それにしても、テンちゃんと鉄ってよく似てる!
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いただいたご本『変えてゆく勇気』

kamikawaaya.jpg上川あやさんからご著書をお送りいただきました。

少し前の出版ですので、さすがに伏見もすでに手にしておりましたが。岩波新書から、というのがインパクトありましたね。実は伏見も10年ほど前に岩波新書へ性的マイノリティの本を出そうと企画を持っていったのですが、そのときはまったく相手にされず(すでに講談社現代新書は出していたのですが、出て来た編集者は「売れないとねえ…」みたいな高いところからの対応で、あんなに不愉快な経験というのも珍しかった!)、やはり権威の壁は高いなあ、とあきらめたことがありました。そして時代は過ぎ去り、性的少数者であることを明らかにして初めて公職についた上川さんが、そこからデビュー作を出されました。この10年の性的少数者の社会的認知の広がりを感じないではいられません。

上川さんとは一度パーティでご挨拶をしたくらいで、じっくりお話しをしたことはありません。でもいつも尊敬の念をいだいていて、彼女の挑戦が大きく状況を動かしたと評価している次第です。先般の選挙でも大量得票で当選し、地方議会から地道に政治的キャリアを積み上げていかれるのだろうと見守っています。上川さんにもいつの日か国政で活躍してもらいたいと願っているのは、伏見だけではないでしょう。

● 上川あや『変えてゆく勇気ーー「性同一性障害」の私から』(岩波新書) 740円+税

注目!

これまでネットでやり取りなどしない主義だったのですが、いま、FemTumYumというブログのtummygirlさんとこのようなコミュニケーションを交わしています。←掲示板童貞、喪失?
http://d.hatena.ne.jp/tummygirl/20070702/1183388698
http://d.hatena.ne.jp/tummygirl/20070702/1183388699
ぼくとしてはtummygirlさんと公開の場での議論を望んでいます。まさか「海外の学会」では伏見憲明について批判?して、国内でぼく自身と直接対話をするのを避ける理由なんてないでしょ?(笑) 「話せばわかる」とは思わないけれど、異なる考え方、異なる言語圏にいるのもの同士が言葉を交わすことは意義深いと思います。昨今そういう対話がちゃんとなされないことの問題を感じます。それこそが学問の制度化じゃないの?
それにクィア&ジェンダー・スタディーズって、現場と不可分の「運動」なわけだから!
毎日このブログに立ち寄られる一般のLGBTのみなさん、ぼくのラブコールがアカデミズムの方に届くのか、ご注目ください!