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いただいたご本『多重がんを克服して』

kuro.jpg著者は元「週刊金曜日」編集長・黒川宣之さん。伏見とは「オカマは差別か」以来の因縁の関係。というのは嘘(笑)。個人的に黒川さんに悪い感情を抱いたことはまったくなく、あの時、面倒くさがらずにシンポジウムに参加してくださり、また真摯な議論を交わすことができて好印象を持っている。体調が悪いのを押して出席してくださったのは知っていたが、多重がんと闘っていらしたとは知らなかった。いまさらながら、本当に感謝の気持ちでいっぱいになった。

伏見は「オカマ」の件で、「週刊金曜日」やすこたん企画と、自分の信じる価値観を表明し合い、論争をし、いろんな意味でよい契機になったと思っている。

けれど、あの騒ぎがしんどい経験だったこともたしかだ。なによりギャラリーの声に深く傷ついたのだ。どこの大学だったかわすれたが、ゲイの大学院生のホームページに、「伏見とすこたんの利権争いだ」みたいなことが書かれていたのにひどく打ちのめされた。匿名の掲示板ならともかく、そういう立場の人に、利権争いだと言われるなんて。

「週刊金曜日」を「利権」の場だと思うのは相当な世間知らずだと思うが、自分がそんなことのためにあんな消耗する論争をやったと思われているなんて……と、処女のように悲しくなった。たとえあの媒体で定期的な仕事をもらったとしても、たかだか月数万にしかならないだろうし、実際、あの議論の後で、伏見は「週刊金曜日」からの書評の依頼をもらって断っている(その理由は、あのシンポを収録した本は取り上げもせず、どうでもいいような同性愛の本の書評を持ってくる態度に憤ったからだ)。

人はそんなちっぽけな「利権」のために行動したりしない。少なくとも、伏見はもうちょっと志を持って生きているよ。ゲイのことをそれなりにいっしょうけんめいやってきたのに、大学院で学問をやっているゲイにまでそんなふうに見なされているなんて……いま考えても胸が痛くなる。親しい人にこのことを愚痴ると、気にするほうが悪いと言われるのだけど。ホント、その言葉で一週間寝込んだんだもの。言葉は人を殺すよねえ……。気をつけよう。

●黒川宣之『多重がんを克服してーー体験的治療学』((株)金曜日) 1300円+税

ほっぺにチュッ!がマナー

Camille
フランスでは親しみをこめて、挨拶として両頬にキスを軽くする(bise)のが慣わしだ。
写真は5000人の聴衆が参加した集会のステージで、フィリップ=ドヴィリエ『フランスのための運動』党首が女性上院議員の頬に挨拶としてキスをしているところを撮ったものだ。
政治家が誰かに大勢が見守る中で両頬にキスをするなんてのは、フランスでは日常茶飯事だ。何が云いたいのか。
日本ではキスをしたらセクハラで訴えられるからフランス人は注意したほうがよろしいということだ。お国かわれば文化もかわる。

初・犬のいる生活

今までに飼ったことがあるのは、ザリガニとか縁日の金魚ぐらいで、「ペットのいる生活」をやったことがありません。買いたいなあ、と思ったことがあるのはイグアナだし、自分は毛のあるほ乳類とは一生うまく共生できないと思っていたんです。
でも、鉄とけっこう普通にやれてます。もしかしたら、自分にも毛のあるほ乳類と暮らす未来があるかもしれません。

鉄が来て約一週間が過ぎ、普通に愛情も湧いてきているんですが、最近、自分と会社のみなさん(ほとんどみなさん犬を飼った経験あり)との大きな違いを発見しました。自分、鉄にむかって赤ちゃん言葉が出てきません。