月別アーカイブ: 2006年1月

フライデーナイト

kosupure.jpgすっかり地元に引きこもっていた伏見だが、久しぶりに荒川を渡って都内へ。●新宿の東急ハンズを歩いていたら、コスプレのコーナーでHGのマネキンを発見。よく見たら、その一角が丸ごとハードゲイ・コーナーになっていて、ブレスレッドだとかグラサンだとかさまざまなグッズが並んでいた!(大爆笑)。ゲイでない人たちが(子供も含めて)これを買って「フォ〜ッ!!」とかやってるわけでしょ? ぼくみたいに高校生のときに映画『クルージング』でショックを受けた人間にとっては、もうわけわからない世界(笑)。ムーブメントはこういうのを真面目に批判するより、こちらの文脈に上手く利用することを考えたほうがいい。●原宿のポット出版の会議室でQJr vol.2の打ち合わせ。共同通信の取材が入っていたので、過剰にパフォーマンスしてしまう。自分、根っからの芸者体質。でも共同さんには本当にお世話になっていて、とくに文化部の記者とは総当たり戦ともいえる様相なので、できるだけお役に立ちたい、と。●記者さんを連れて二丁目に出動(密着取材?)。メゾフォルテへ出向き、遅ればせながら福島光生・二丁目振興会会長に新年のご挨拶(←要所はしっかり押さえておく)。食事をし荷物を置かせていただいて、ACEでの、HIV啓発のメッセージを込めたイベント”SEX”へ。ショータイムのトップはメロディアスで、HIV感染者やその友人たちの気持ちを綴った手記を朗読。ぼくとつとした語りと、ナマの言葉が心にしみいった。その後のG.O.レボリューションのポップスターや、HOSSYとマルガリータの青春アミーゴもおかしかった(笑)。司会のルチアーノたち女子組がほんわか場の癒し効果を出していた(取材協力に感謝!)。●ココロカフェで、QJrのライターのたなべねに説教タイム。どうも年取ると若いやつにえらそうなことを言いたくなる。いや、若い頃からそうだったかも(そういう性格)。●何軒かゲイバーを回っていろいろな話しに耳を傾ける(たまにこうしてゲイバーで時代のアンテナを立てる伏見)。うーん、やっぱHIVの問題は益々深刻さを増しているよう。そこに鬱病やら何やらの問題もからまって……ゲイ業界はなかなか前途多難。伏見の予言は、今年は「ゴメ紀」の反動が目に見える形になる、というものなのだが、それはとっくにはじまっているようだ。●ラストはタックスノットでしめ。タック先生と年金について語り合う(←急にババくさい)。●明け方タクシーで帰宅。ちょっとリッチな気分。雪の舞う窓の外を見ながら、(まだはじまったばかりなのに)2006年が平穏無事に終わってくれることを祈らずにはいられなかった……。

Newsweek

newsweek.jpg同じようなネタを10年前くらいにも書いたのだが。
Newsweek誌の今週号の特集が「ゲイ in Japan」。去年の秋だったか、伏見のところにも問い合わせが来て、その後どうなったのかなあと思っていたら、なかなか大きな記事として形になっていた。なんといっても表紙が大阪府議の尾辻かな子さんと会社員の網谷勇気さん。
で、商売柄、買っておかなければ、と近所の本屋でレジに持っていこうとしたとき、それをレジのねえちゃんに渡すのに躊躇している自分に気づいた。ゲイだってバレたらどうしよう、てな感じである。どの口をして言うんだーー!と突っ込まれるでしょーが、自分だって「なにをいまさら」って突っ込んだよ。アイデンティティの揺らぎ?(笑) べつに近所でだって隠してるわけでもないし(←隠せないって)、とくに気にしたこともなかったのだけど……。
これ、社会の同性愛者への根深い差別を反映しているのか、伏見個人のトラウマの問題なのか。ともかく、そんないくじなしの伏見に比べて、記事に登場している人たちの輝いていること。とくに表紙の網谷さんはサラリーマンでこんな露出して、あっぱれというか、お名前の通り勇気ありますね。それから、最近、大活躍の尾辻さんもホント立派。いま、レズビアン&ゲイのアクティヴィズムの多くの部分を彼女が負っているようにも見える。人ひとりの力って大きい。すごいなあ。
……と素人のように感心した伏見であった。