月別アーカイブ: 2005年11月

映画「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」

harry_potter_4.gif観てきました。「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」。日曜の最終回、21時からの回は恋人たちばかりで、映画館内はペッティング状態(妄想)。「オマエら映画なんか観に来ないで部屋でオマンコしてろよ!」と心で毒づきながら、一人寂しく鑑賞する伏見であった。
なぜか、いまさら、「ハリー・ポッター」にはまっていて、最近、自分がホグワーツに通っている気分なの(新宿二丁目もホグワーツなみに摩訶不思議なところだけど)。伏見の役どころはハーマイオニーかなあ(うふ)。
映画はCGの壮大さに酔えます。三半規管が弱い伏見は本当に酔いそうになったくらいで、やはりこの迫力ある映像は劇場の大画面で観るべき。それだけでも価値はある。
しかし子役の俳優たちがどんどん身体的に成長してしまうので、観ているほうが今後の制作日程を心配してしまうほど。ハリーもすっかり男のフェロモン出しているし、ロンに至ってはもはやヤリヤリ光線すら放出 ←どんな光線だい! 印象としては高校生が無理矢理、子供の短パンはいているような感じ。それはそれでエロくてよろし。
が、物語はこれまでのようにすっきりしたものではなく、最後は暗澹たる未来を予想させる結末だった。結局、大人になるというのは、すっきりしない矛盾を抱え込み、強大な邪悪(ヒューザー、姉歯、国土交通省、イーホームズ……)を前に、不安で、不確定な毎日を生きざるをえないことなのだ。けれど、ハリー・ポッターにまで現実を見せつけられるのは、正直つらい、かも。

クィア・ジャパン・リターンズ Vol.1

欲望の着地点をどこに求めればいいのか。ゲイの性愛、恋愛、パートナーシップについて、「タックスノット」の大塚隆史氏、『G-men』元編集長の長谷川博史氏、「ISLANDS」のラクさんの愛の3賢人が語りおろした座談や、小浜逸郎・藤本由香里らが語り合った「恋愛脅迫の時代」など、欲望の先にあるゲイの恋愛とパートナーシップを考えてみた。2005年夏に行われた「東京レズビアン&ゲイパレード」の写真集も掲載。

いただいたご本『かけがえのない、大したことのない私』

_2元祖ウーマンリブ、田中美津さんの最新刊。比較的新しい対談やら座談やら、書き下ろしのエッセイなどが収録されている他に、彼女が70年代にリブ活動の中で上演した「ミューズカル〈女の解放〉」の脚本のおまけ付き。ファンにはたまらない美津エッセンスが詰まった一冊だ。

伏見も美津さんとは仕事やプライベートで何度もお目にかかったことがあって、その特異なキャラクター(笑)のファンの一人。個人的にも大好きな人だ! 

そしてなんと言っても、伏見にとってのフェミニズム本のNO.1は、彼女と上野千鶴子さんの『美津と千鶴子のこんとんとんからり』(木犀社)。これはもう一般読者にもお薦め。もちろんフェミニズムについてのためになるお話しも満載なのだが、読後に残るのは、覇を争う女の闘い! 70年代の美津か、80年代の千鶴子か! まるで北政所と淀君の仁義なき闘いのよう。たしか美津さんは、本の中で自分を美空ひばりになぞらえ、上野さんを松田聖子だと揶揄している……のように、「大奥」ファンなら同じノリで楽しめること間違いなし(北政所と淀君は大奥じゃないけどね)。 

今回の本のタイトルにある「大したことのない私」というのは反語か。まあ、彼女がよく語る言葉一つなんだけど、伏見と同様、美津さんも一生、自分のことを「大したことない」とは思えないたぐいの人間だと思うのだが(笑)。

●田中美津著『かけがえのない、大したことのない私』(インパクト出版会)1800円+税

あたいはキャリー?

denkyu_1.jpg朝、目が覚めたら、とんでもない精神状態になっていた。覚えていないのだが、もしかしたら夢の中でキレてしまったのかもしれない。それが尾を引いて、午前中、怒りと空しさと悲しみがないまぜになって、ごく限られた身近な範囲にではあるが、大爆発してしまった。もうえぇかげんにせえよ、ってちゃぶ台をひっくり返したような有様。被害を受けた方々には申し訳ないことをしてしまったのだが(彼らはとくに悪いわけでもなく、ふだんからすごく支えてもらっている)、なんかもうアンコントロールな一日だった。
風呂に入って怒りを静めようと思い、浴室の電気をつけたら電球が飛んでしまった。新しいものに交換をして(写真)、少しぬるくなったお湯に火を入れようとしたら、直前まで正常に動いていた風呂釜からガスが出ない。こちらも故障してしまった(すぐに業者を呼ぶ)。なんかキャリーの怒り爆発モードみたい。って自分のうち(および身内)を破壊してどーするんだよ! 

いただいたご本『はじめての部落問題』

__________________.jpg以前、部落解放同盟の講演会に呼ばれたときに(「糾弾」ではないわよ 笑)コーディネートを担当してくれた角岡伸彦さんの最新刊。角岡さんは『被差別部落の青春』(講談社文庫)を著わして世間の注目を浴びたノンフィクションライター。同い年で差別問題に対する考え方も共有するところが少なくないので、伏見はこの方の活動にはずっと関心を持ってきた。はたしてどんな書き手になろうとしているのか、反差別運動に何を付け加えようとしているのか。

今回は文春新書ということで、益々その展開が興味深い。お手並み拝見。伏見がこれから書き下ろす本の参考資料にもなるので、じっくりと読ませていただこうと思う。取り急ぎ、御礼まで。

● 角岡伸彦著『はじめての部落問題』(文春新書)730円+税

カーミラ最終号の入稿前日

打合せの帰り道、木村さんと一緒に表参道沿いのラーメン屋に入った。店内はガラガラ。ところが私と木村さんが席に座り、しばらくすると、食券売り場に列ができているじゃありませんか。
(以前の日記にも書いたけれど、自分が店に入るとそのあと客がたくさん入ってくる、という現象を引き起こしてしまう能力が木村さんも私もあると信じているんです)
その列を見ながら「やっちゃったね」とラーメンをすする二人。
ラーメンを食べ終わる頃には、後ろにずらっと席待ちの人がズラリ。木村さんが数えてみると9人いました。
二人の感想は、「やっぱり二人いるから、威力2倍だね」。

……とこんなのんきなことを書いている場合じゃありません。
明日は『カーミラ』の最終号の入稿日です。
書店発売は、12月20日。年末なので、地方の書店さんにはもう少し遅れるかもしれません。
特集は最終号特別企画、「レズ検定」です。ぜひ、あなたのレズ能力を試してみてください。