ヒルデガルトの本、置いてます

2014-07-03 那須 ゆかり

6月に刊行した『聖ヒルデガルトの病因と治療』

編訳者の臼田夜半さんが足掛け6年もの歳月をかけて翻訳した12世紀ドイツに生きた修道女ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(ビンゲンのヒルデガルト)の著書。
416頁にも及ぶ大著です。
ヒルデガルトはドイツ薬草学の祖とも言われ、ハーブ療法の世界では知る人ぞ知るだそうです。(この本に出合うまでは知りませんでした)

注文をいただいた書店さん以外にも、これまでポット出版と取引のなかった専門書店やお店でも置いてもらえることとなりました。
青山にあるSpiritual Bookstore
ブッククラブ回
、三軒茶屋にあるふろむあーす&カフェオハナさんでも入荷しています。お近くにお越しの際にはどうぞのぞいてみてください。

その他専門書店やハーブのお店などにも働きかけています。
置いてくださるお店が増えたら、また報告します。

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アニマル・コミュニケーション

2014-06-12 那須 ゆかり

受けました、アニマル・コミュニケーション。

鉄、すず、てん、さくは、毎日
いったいぜんたい
どんなこと思って暮らしてるのか!?
なんですずちゃんはおしっこもらしちゃうのか。
さくちゃんはなんで寝っ転がってごはん食べるのか。
そんな日常の疑問あれこれ、聞いてみたいことは
そりゃあいっぱいです。

私と佐藤から、それぞれの犬に聞きたいことを
をコミュニケーターさんに送っておいて、
4頭と交信してもらい、
その結果を報告してもらうという流れ。

そもそも犬との交信ってなんじゃそりゃ!?
という疑問もおありの方も多いでしょうが
(私もそう思ってた)、
まそういう理屈抜きに楽しめたし、
何より、終わったあと、
犬たちがいっそう愛おしう思えたというのが
よかったんじゃないかという総括。

では交信報告であたってる〜と思ったさわりをちょっと。

鉄…好きなことは食べること。嫌いなのは雨。
すず…好きなことは走ること。
てん…ナッツ(先住犬)とタオルの引っ張りっこしたことを
よく覚えてるよ(←よくしてた!)
さく…きらいなことはケンカと階段。

鉄は礼儀正しい印象だったらしい(笑)。
すずは言いたいことがいっぱいあって、「もう聞いて聞いて〜!!」で頭のなかがいっぱい。
(要は頭のなかがごちゃごちゃってことですな)
てんはやさしいけど兄貴になりたがり(ああ見えて笑)。
さくは背中と肩甲骨のまわりが凝ってるのでマッサージしてほしいんだって!
(これはしらなんだ〜)

すずとさくからの要望で、
「おかあさん! でかけるときはひと声かけて」
といわれたので、
もうさっそく昨日から
「行ってくるよ〜」と目をみて声かけている。
だからなに、という話だけど。

いや〜面白かったです。楽しめた。

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千客万来

2014-05-21 那須 ゆかり

最近、我が家は人の出入りがはげしい。
そうこうしているうちに、今度はなんと海外からの留学生を
引き受けることになった。
マンガ・アニメ好きの高校生らしい。
楽しみでもあり、それぞれがてんでばらばらな好き勝手なことをやっている家なので
やや不安でもあり。まあ人類みなアミーゴ!って気分で乗り切ろうと思う。

高校生なので、もちろんお弁当づくり復活(泣)
しかしなんとタイミングよいことに、
我が社の「おにぎりレシピ101」があるではないですか!
毎日1種類ずつ作ったとしても101日分作れる…。
頼りになるスバラシイ本です。

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「おにぎり」海外へ

2014-04-25 那須 ゆかり

「おにぎりレシピ101」
海外での販売も少しずつ実現してきました。

シンガポール紀伊國屋書店では、5月下旬に著者によるイベントも
行なわれる予定です。

パリのジュンク堂、ニューヨーク紀伊國屋書店でも販売。
スペインでは、お豆腐屋さん!で販売してもらってます。
ほかにもいろいろ動きはじめそうな気配…。

また詳細は次回に。
(実は、時間切れ)

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東京新聞4/5(土)に半五段広告出します

2014-04-04 那須 ゆかり

もうボケボケ。

明日、東京新聞に半五段の本の広告を出します。
そして今日の夕方、代理店の人から電話があり「そろそろですか〜?」
………………
つくるの忘れてた。

頭かかえてから、もう慌てた慌てた。
本の写真をとって(正確には他の人にとってもらった)、イラストレーターを立ち上げて、
前に出した広告を元に原稿をがんがんうって。
もうデザインとか二の次です。
形に整えるだけで必死。1時間弱で仕上げてギリギリなのか、またせて入稿なのか
よくわからないけれど、とにかく間に合った。

というわけで、そんな付け焼き刃で作った広告が
明日東京新聞に掲載。
新刊の「おにぎりレシピ101」「ず・ぼん19」
そして2月に出した「なぜアメリカ議会では議会が国を仕切るのか?」
その3冊の広告です。

東京新聞をとっているかた、ぜひ見てください。

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おにぎりレシピの翻訳って

2014-03-12 那須 ゆかり

ようやくおにぎり本とず・ぼんの入稿が終わりました。
4月初旬には店頭に並びはじめます。

おにぎり本は全英訳付きで世界の市場を狙ったわけですが、
翻訳がたいへんでした。
レシピがむずかしい。
アメリカでは塩少々などというレシピはないそうで(ひとつまみはある)、
1/4 tspとか、必ずグラムや小さじ何杯、何分の一ときっちり
表記するのが一般的だとか。
少々といってもどれくらいが少々なのかがわからない、ということ
なんでしょう。
多民族が暮らす国ならではなのかな。
案配とか、適宜、とか、私たちがなんとなく体感としてもっている言葉を
異文化の人々に伝えるのはむずかしい。
しかしまて。なにも外国人に限らず、そういう体感がない日本人もいっぱいいるよね。
わが子どもに、案配しといて、適宜やっといてといって伝わった試しないもん。
言葉も料理も文化ではあるけれど、その文化も時代とともにつねに変化している
生き物でもあるってことだなあ。

翻訳者がNY在住だったので、
入稿前はこちらもあちらも徹夜でスカイプつなぎっぱなしでやりとり。
こんなこと10年前だったら考えられなかった。
スカイプ万歳!なんだけど、いっぽうでどんどんやりとりが増えるという苦悩も…。
ひと段落、ひと区切り、ひと息、いずれの「ひと」も、その間(ま)の時間が
ますます短くなっている気がする。

ようやく春も近づいているようだし、
てつすずと我がやの犬どもを連れて公園でゆっくりひと息ついて
まいりましょうか。

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おにぎりとず・ぼん

2014-02-24 那須 ゆかり

今年も和田家からざぼんが届いた。
去年ざぼんかぶって遊んでからもう1年たったのかと愕然。

出版部は、いま「おにぎり」本と「ず・ぼん」の入稿前。
忙しい。

本日、免許の更新をギリギリでクリア。
車を捨ててしまったので、乗る機会がほとんどなくなった。
ずいぶん前に読んだ本で、
佐野洋子さんがエッセイで赤いポルシェを衝動買いした話が
あって、すごく共感したことを思い出した。
車がちょっと恋しい。

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お年玉もらった!

2014-01-07 那須 ゆかり

いつもカフェオレを飲みに行く近所の喫茶店ボンのマスターからお年玉もらった。
お年玉なんて、ん十年ぶり。
幸せな一年の始まりとなりました。

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中には100円も入ってた!
ありがとーマスター。

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春川ナミオ個展、ソウルで開催中

2013-10-16 那須 ゆかり

ポット出版から昨年刊行した春川ナミオ画文『ドミナの園』の個展が
先週10/12(土)から、韓国ソウルにあるSpace art etc.ギャラリーでスタートしました。
タコシェの中山さんが企画したもので、詳しくはタコシェのサイトで紹介されてます→こちら

当初はオープニングに合わせてソウルに到着というつもりで
ソウルのチケットを手配してたところ、行く直前に延期に。
しかしチケット払い戻しはもうすでに遅し。
というわけで、おばさんソウルツアーに急遽頭を切り替えて旅立ったのであります。

オープニングには間に合わなかったけれど、ギャラリーを訪ね、
個展の打ち合わせをして、
というか打ち合わせを念入りにしていたのは中山さんで
我々はコムサディンとたわむれていただけでしたが。
ギャラリー内のカフェでスタッフのミンジさんがいれてくれたおいしいコーヒーを飲み、
近所のイタリアンでムール貝たっぷりのボンゴレをごちそうになり、
額装をやってくれたキムさんに挨拶し、コムサディンの散歩に行き。
個展は見られなかったけれど、ほんとに行ってよかった。

個展は11月27日まで。
上水という駅を下り、少し歩くとレンガ造りの古い建物が立ち並ぶ
レトロな雰囲気のあるストリートの一角にギャラリーがあります。
単行本も売っています。
バンドマンでもある愉快なオーナーキムさんと、素敵な女子学生ミンジさんと
黒ちゃんこと犬のコムサディンがいるはずです。
コーヒーもおいしいし、気持ちのいい空間です。
ソウルに行く機会があったらぜひお立ち寄りください。

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蛇足。
着いた日の夜には垢すりとよもぎ蒸しにチャレンジ。
いや〜なかなか手荒で強烈。
ひと通りのコースが終わったあと死んだように眠りました。
2日目の夜は、焼き肉食べたあとに「コーヒー飲もう!」ということになり、
飲食店街でカフェ7という看板を見つけて、3Fまでの急な階段を登り始めたら…
突然階段上のドアが開いて初老の店主が迎えに出てきた。
ドアがマジック・ミラーか! こ、こわし。
店内はけっこう広いのに、客は我々だけ。でももう逃げられない。
ソファはふかふかだけど、壁という壁にハリウッド映画のポスターやら女優の写真やらがきれいに額装されていて
展示されていたり、ポップなアメリカンな感じなのに、ダイアナの写真もなぜかある…
マスター、ダイアナ好きなのか?
コーヒーと紅茶を注文したら、インスタントコーヒー(砂糖入り)と紅茶パック。
思わずメニューを確認したら一杯500円。めまい…。
次にソウルに行くとき、カフェ7、あるだろか?

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今年もインターン生。

2013-09-03 那須 ゆかり

昨年に引き続き、今年も8月19日から2週間、
インターン生がやってきた。今年は女子ひとり。
古着屋さんで働いているというだけあって、
60年代?70年代?風の個性的なワンピースを着て
毎朝、あでやかにさわやかに出勤。

取材やら版元ドットコム会議やらにも同席。
面食らうこともあっただろうにもかかわらず、
萎縮もせず、かといって背伸びもせず。
自然体の振る舞いに感心しました。

まだハタチくらいなんですね、彼女は。
いまから20年前の1993年を検索してみると、
クリントンがアメリカ大統領に。
曙が横綱に。
Jリーグ開幕。
皇太子が雅子さんと結婚。
北海道南西沖地震おきる。
55年体制崩壊、連立政権、細川内閣誕生。
ヤクルト日本一。
田中角栄、逸見アナウンサー死去。
この年にはやった歌は広瀬香美「ロマンスの神様」ZARD「負けないで」
ドラマは「高校教師」「同窓会」「あすなろ白書」「ひとつ屋根の下」

ふーむ、思えば遠くへ来たもんだ。

前置きが長くなりましたが、
昨年同様、最後に日誌用の感想文を書いてもらったのでここに公開します。

インターンシップ感想

専修大学文学部人文・ジャーナリズム学科 3年 中田真弥

朝、ポット出版までの道のりには、同じように出勤をしている人がたくさん歩いています。古着が好きな私にとって原宿は、来ると「ただいま!」と思うくらい慣れ親しんだ場所だったのに、原宿の見たことがない表情にそわそわしながら出社をしました。

まずはじめに、売店の仕組みやゴミ集めなどを松村さんに教えていただきました。その時、「良かったらお昼一緒に行きませんか?」と優しく声をかけてくださったおかげで、不安でいっぱいだった私の嫌な緊張感がホっと抜けたのをよく覚えています。
松村さんは事あるごとに優しく丁寧に接してくださいました。どうやら松村さんの妹さんと私の雰囲気が似ているらしく、私もこんな優しいお姉さんが欲しい…と切実に思いました。

私がインターンシップ先にポット出版を希望したのは、まず第一に、出版社の仕事を肌で感じたいと思ったからです。机の上で勉強しているだけではなく、現場に実際に行ってみたい、と思っていました。
また、私はジェンダーの問題や、セクシャルマイノリティについて日頃から関心が高く、ポット出版が出している書籍の数々に興味があったこと、版元ドットコムや、非再販制の本の出版、電子書籍と紙の本を同時に発売するなど、様々なチャレンジをしていることに惹かれて、ポット出版を選びました。

実際にやらせていただいた仕事はどれも勉強になることばかりでした。
例えば、原稿のつけあわせ、素読み、ファクトチェックなどの校正作業は、編集の仕事の一端を垣間見ることができて、まさに出版社の仕事を肌で感じることができました。

また、様々な打ち合わせや会議にも同席させていただきました。
例えば著者の方とデザイン部の、カバーのデザインの打ち合わせでは、見返しの色について、著者が狙っている読者層に適した色なのか、カバーや帯などに使われている色との相性はどうか、など、見返しひとつでもこんなに議論がされるのか、と思い、本一冊が完成するまでにこれだけの時間が費やされて、これだけの人が関わっているんだということを実感しました。
出版会議などに参加させていただいたときは、電子書籍のISBNについての議論があり、タイムリーな出版界を見ることができたのも、インターンで実際に現場にいる醍醐味だと思いました。
版元ドットコムの会議にも参加させていただきましたが、様々な出版社の方たちの意見が聞けたり、意見のぶつかり合いが見れたり、仕事をする上での信頼関係とは、ただ円滑に仲良くできれば良いと言うわけではないんだな、とひしひしと感じました。

また、取材に同行させてほしいとお願いしたところ、佐藤さんが交渉して連れて行ってくださったり、五賀さんが取材の下調べとして、資料集めを手伝わせてくださったり、こちらからの要望にも応えてくださいました。
インタビューに同行させていただいて、人によってインタビューの仕方が違ったり、記事の分量に見合ったお話を聞く、など、実際に行かないと感じられないことをたくさん学ぶことができました。

「二週間で仕事を理解するなんて無理。むしろインターンっていうのは、仕事をしている人が何を考えて、どういう姿勢でいるのかを学べるものだと思うよ。」という上野さんのアドバイスを参考に、インターン中は仕事の内容の他にも、その人が何を考えて、どういうことに注意して仕事をしているのか、ということにも注目しながら過ごしました。
そうすることで学べたことはたくさんありましたが、中でも一番実感したのが、出版のお仕事は、頭の中のことをきちんと言語化して相手に伝えなければいけない場面が多い、ということです。そしてそれはとても難しいことだとも実感しました。

一番最初にそう思ったのは、私が上野さんに質問をした時、「その質問はつまりこういうことですか?」と捉え返された時です。自分の質問の仕方は、自分が知りたい情報を相手がパッと答えられるような、的を射た聞き方ができていないんだ、と自覚しました。インターン中は、相手に的確に伝わるように意識して話すように心がけましたが、まだまだ練習が必要だと思います…。
また、那須さんが、「ぼそぼそと自信なさげに話さないで、大きな声で話した方が自分の間違いに気付ける」と注意していたり、佐藤さんが「語尾までちゃんと話して」と言っているのを聞いて、話し方というのも大事なんだということも学びました。
小久保さんにも教えて頂きましたが、これから生活していく中で、コミュニケーション力、というものを意識して養っていきたいと思います。(小久保さん流の、バーに一人で行って色々な人とお話してコミュニケーション力を高める、というのも実践してみようと思います!)

また、インターン中に新しい自分を発見することもありました。私は今まで、地道なコツコツとした作業が向いていない、と思っていて、出版社で働きたいとは言っても、編集というより営業の方が向いているのかな、と思っていました。
しかし実際に校正をやらせていただいて、その奥の深さに見事にハマってしまいました。校正が楽しくて、お昼ごはんの時間も、食べながら原稿とずっとにらめっこしていました。

他にも吸収できたことが書ききれないほどたくさんありました。それも全て、たかだか二週間しかいないようなインターン生に、たくさんの時間とエネルギーをかけてくださったポット出版のみなさんのおかげです。
インターンに来る前は、少しでもお役に立てれば…と思っていましたが、むしろインターン生に仕事を体験させるというお仕事を増やしていると早々に気付き、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にみなさんありがとうございました。

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23歳の猫と犬と「水中ニーソ」

2013-08-01 那須 ゆかり

先週、会社に犬連れ出勤しました。
点はいま換毛期なため、床が毛だらけになるわ、
なでると手が毛まみれになるわ、
俺さまのテリトリー気取りで訪問者にはワンワン吠えるわで、
顰蹙だらけの一週間でした。
スタッフのみんなごめんよ〜。

その理由は、てつすず日誌にもありましたが、23歳の猫です。
弁天のべんです。

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ろくな写真がなくて失礼。
23歳と聞いてギネスもの!と言ったら、甘かった。
鉄すず点咲が通っている動物病院の先生は、
いま26歳の猫を診ていると言ってた。
この前は27歳で死んだ猫を診たとも。

先生曰く、「長生きの猫の共通点は気が強いこと」。
「人間もそうだよ。気が強くなきゃ長生きできないよ」。
おっしゃるとおり、べんちゃん、ちょー気が強い。
我が家の犬2匹とも後ずさっていた。

で、我が家で犬たちを威嚇しまくり、
無事神戸に帰ったと思ったとたん、
今度はサクが、ちょーゲーリー・クーパーに。
理由はおそらくちょっと目を離したすきにあさった
ゴミ袋の中身だろうと推察。

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というわけで、今日も出社してまーす。
いない間の下痢が怖いので。
でも治ってきたみたい。朝から下痢なし。
よかったねえサクちゃん。

社内には毛まみれの犬4頭。
彼らに罪はないが、
近くにいるだけで暑苦しい。

涼やかな気分になるには
新刊「水中ニーソ」しかないでしょう。

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オチは今回も新刊の宣伝でございました。

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招き猫と田亀源五郎さん

2013-06-25 那須 ゆかり

こ、これって…。

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ちょっと前になるんだが、
フランス人ご一行様がポットに来て、
その中の一人が自慢気に見せてくれたふくらはぎ。
日本の想い出というタイトルで、
カナダで彫ってもらった、という。
彼にとっての日本の想い出は、招き猫だったのか…。
それにしても福福しいふくらはぎ。

毎年春になるとフランス人ご一行様が
日本旅行のついでにポットにも立ち寄ってくれるんだけど、
そんなことになったきっかけが
田亀源五郎さんのコミック。

随分前に、田亀さんの漫画をフランスから注文してくれた
ある男性がいて、
たまたま田亀さんの個展がパリで開かれることになり、
ひょんなことからその男性とパリで会い、
以来、ずーっとささやかな交流が続いている。
というか、去年ヨーロッパ旅行に行ったときも
無茶苦茶お世話になったりして。

人の縁とは不思議なものです。
そんな縁結びをしてくれた田亀源五郎さんの新刊
いよいよ7月下旬に刊行できそうです。
お楽しみに〜〜。

ふくらはぎと二の腕の刺青、どっちが痛いんだろ。

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校正、ああ悩ましい。

2013-05-30 那須 ゆかり

校正……ああ悩ましき校正。
ポットの勉強会と称して、月イチで校正勉強会をやっています。
この前宿題が出ました。
雑誌の見開きページのエッセイの校正で、
著者の生原稿と初校ゲラを渡され、付け合せと校閲をやるというもの。

結果、個人的に得た教訓。
こだわりはほどほどに(細かいところばっかり気にしていると大きなところが落ちる)。
間違いがなくなるまでやるというのは不可能。
校正者の組み合わせを考える。

先生によると、木を見て森を見ることができない人、逆に森は見れるけれど木は見ることができない人など、人によって得手不得手がある。だからこそ、全然違うタイプの校正者同士を組ませて補いあうのがいいんだとのこと。
みんなの赤字を見ながら、社内で誰と誰が組むといいかをしばし考える。

そんなこんなでもう雨の6月。

来週は、橋爪大三郎さんが東京新聞の「自著を語る」に登場予定!
弊社の新刊『驀進する世界のグリーン革命』についての原稿です。

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『「監督失格」まで』すべり出し好調

2013-04-16 那須 ゆかり

『「監督失格」まで』、早い書店では先週末から販売が始まりました。
すべり出しなかなか好調!
2800円という高い本にもかかわらず、書店店頭で動いているのがうれしい。
中野のタコシェさんでは土日で5冊完売したという報告も!(追加でまた入っています)

「図工以外全滅人生」というポットサイトでも公開している
平野監督が書き下ろした序文に「それはそれは夢中になって作ってしまうのだ。」
とありますが、それぞれの作品を語ったくだりで夢中さがガンガン伝わってきて、
平野監督の作品を全部見たくなります、ほんとに。
刊行記念として、4月20日(土)〜4月26日(金)、
東京・渋谷「アップリンク」で『平野勝之 90年代作品特集上映』を開催する
ので、
こちらにもぜひお運びください。

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南三陸町のミシン工房のいま

2013-03-13 那須 ゆかり

先の週末、昨年4月に刊行した「ねんねこりんの作り方」が縁で
知り合った南三陸工房「ミシンでお仕事プロジェクト」のみなさんの個展が銀座で開かれ、
行って来ました。

ミシンでお仕事プロジェクトとは、
3.11の震災後、被災した東北の女性たちにミシンを送り、
ミシンの仕事を通じて、仕事につなげていこうという自立支援プロジェクトです。

ミシン工房のみなさんが縫った「あんだもがんばっぺし!! Bag」が
製作者とともに紹介されていました。

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会場で開かれたトークでは、これまでの活動の紹介といまの南三陸町の様子を映像で見せてもらいましたが、
私たちが南三陸町を訪れた1年前と景色はほぼ変わっておらず、道程はこんなにも遠いのかと痛感しました。

今回は制作物ではなく、縫製者の人となりを紹介しようという狙いだったそうで、
作品とともに、それぞれの方のコメントや様子が紹介されていて、
「あんだもがんばっぺし!!」って言われてるようで、元気をもらいました。

あれから、朝起きると、「きょうもがんばっぺし!!」と唱えています。

昨日は、「女子をこじらせて」のこのカバー

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を書いてくれたMasshive(平松昭子さんとCBAさんのユニット)さんの個展に。
代官山UNICEで4月25日(木)まで開かれています。
久しぶりにガールズトークにまざって、ここでも元気をもらいました。
いや〜、ここのところの澱のようにたまった疲れが抜けた!

おまけ●
かつての同僚「おかけい」が久しぶりにポットに。
どんどん成長してる! 体が……。

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ず・ぼんとざぼん

2013-02-13 那須 ゆかり

ああ、しまったぁー!!!
次に日誌がまわってきたらこれだ!というネタを用意していたのに
すつかり忘れていた。
第二弾お届けします。

ず・ぼん18号、今回はず・ぼん編集委員の堀さんが
毎日毎日出社して編集作業にいそしんでくれました。

ず・ぼん作業も佳境のさしかかったある日、
和田が誕生日に実家から毎年送られてくるというざぼんを、
ひとりで食べきれないからと1個持って来た。
みんなで食べようと大田がざぼんをむいたその横で……。

堀さんとざぼんその1

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堀さんとざぼんその2

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机の上にあるのは、ず・ぼんのゲラ。
ず・ぼんとざぼんと堀さん……。

佳境のあまり、ナチュラルハイになっている編集部のある日のできごとでした。
いいのか、堀さん(推定61歳)。

お口直しにこちらをどうぞ。
すずちゃんとざぼん。

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それにしても、ざぼんの大きいこと。
今年は和田ん家に5個届いたらしい……。
不思議な和田家。

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校正者の資質は……

2013-02-13 那須 ゆかり

ず・ぼん18号の入稿も終わり、ひと息。
2月末には刊行予定です。

てっちゃんすずちゃんカレンダーもようやくできあがりました。
今年はなんと! 2月はじまり。
1月スタートだと1月のてっちゃんすずちゃんの写真が飾られないままになってしまうからね。

ご希望のかたはポット出版お問い合わせフォームよりご連絡ください。
無料で差し上げます!

2月のポットは、
来週、大学生が見学にやってきます。
ず・ぼん編集委員の堀さんが定年したあと大学で図書館学の講師をされていて、
学生たちに「出版社とはどんなところか」をレクチャーするために
やってくるのだそうです。

月末には、高橋が日誌に書いていたように、校正勉強会。
出版社でかつて校正部長(!!)をされていた方に来ていただいて、
週1回くらいのペースで学ぶことにしました。
この前、事前にお目にかかったときに、
校正者の資質をたずねたところ、
「根気がある人」とひとこと。
すでに失格……。

詳細は、また後日報告します。

あ、新しいメンバーも増えました。
今日から日誌がはじまります。楽しみ。

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よいお年を

2012-12-26 那須 ゆかり

今年はさぶい。
2012年も残すところあと少し。
年の暮れに向けて積み残したことをせっせとやっている毎日。
いつもと同じ延長線上に1月があるとわかっていても、
やっぱり区切りがあるというのはいい。

去年の12月は何してたかなーと思って日誌を見直したら
『女子をこじらせて』(雨宮まみ著)のイベントやら宣伝をがんばっていたようだ。
今年の11月刊の姉妹作『だって、女子だもん!!』もぜひ売り伸ばしていきたい。
面白いんです。女子の方々のお話が。
元気が出ます。勇気が出ます。ぜひご一読を。

さらに『IDOL DANCE !!!』も。
新宿タワレコでの著者竹中夏海さんのイベントでは200冊売り切りました!
来年1月には、阿佐ヶ谷ロフトでこんなイベントも→「あいどるだんすであそぼ」
舌をかみそうなタイトルです。
ダンスからアイドルの世界を読み解いていく、類のない本です。
どちらも書店で見かけたらぜひお手にとってみてください。

来年明けての新刊は『ず・ぼん』18号の刊行です。(2月になりそうですが)
今年一年、ポット出版の本を読んでくださった方も、このポット日誌を読んでくださった方も
ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いいたします。

この方々には年末だろうがどうでもよく、いつもどおりストーブの前を陣取って寝ておられます。
すずちゃんの椅子にはだれもすわれません。なぜならすずが毛だらけにして、人間を座らせないようにしているから。

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ばいばいアビちゃん

2012-11-19 那須 ゆかり

先日、わが家の猫が死にまして、犬のナッツにつづき、二匹目を見送ることとなりました。
府中にある慈恵院というお寺で焼いてもらった。
合同葬じゃなくて、骨を引き取りたかったので個別葬。3万円。
ナッツのときは4万円。
いまわが家の棚の上で、アビちゃん号と書かれた紙の位牌とともに骨壺がナッツ号と一緒に並んでいます。
ナッツのときは寂しくて寂しくて遠吠えを繰り返していたテン(犬)は、
アビちゃんをときどきさがすそぶりはするけれど、遠吠えまではしない。
もちろんもう一頭のさくちゃんは、まったくいつもどおり。
寝たら前の日のことは忘れるという、さすが今を生きる子ども!

アビちゃん、寝るときはいつも胸の上に乗っかっていたので、その重みが恋しくて、
その日は「さくちゃん一緒に寝よー」と言って、さくを布団に乗せて一緒に寝ることに。
しかし! さくちゃんでかすぎて、場所とりすぎ! 重いし、身動きとれず、まったく安眠できず。
途中で降りてくれ〜と無理矢理ベッドから降ろしたけれど、いつの間にかまたベッドに乗っていて
大の字に寝て、びくとも動かず。
そして布団をかみかみして、朝起きたら、布団に穴があいてて羽が舞っている。
………さくちゃん、いつまで子どもなの(泣)

さて、ポット出版、12月の新刊は『IDOL DANCE!!!』
アイドルのダンスを振り付けしている竹中夏海さんの初の著作です。
アイドルを取り上げた本はたくさんありますが、アイドルのダンスだけに着目した本は初めてでは!と
思います。お楽しみに〜。

わが家のアイドルだったアビちゃん、ナッツと会えたかな〜。

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だって、脱臼じゃないもん!!

2012-10-12 那須 ゆかり

高橋、事故による右腕脱臼で腕があがらず、休みのため、日誌の順番が回ってきました。

私は脱臼はしていませんが、左腕があがりません。
(厳密に言うと、最近だんだんあがるようになってきたんですが)

これは高橋のように事故にあったわけでなく、四十肩のせいです。
四十代でもないのに四十肩。
けして若ぶってるわけでなく、五十歳でも、六十歳でもはじめてだと四十肩といい、
二回目で五十肩と言うんだとある人が教えてくれたので、以来四十肩といいふらしています。
なかなか長引くもので、ヘン!と思ってからはや半年くらいになります。
誰に聞いても長引くらしい。
私の場合、肩が痛いというより、腕の筋がピリピロ痛いんだけど、
こういう場合、四十腕とは言わないのだろうか。

きっと高橋が治っても、私はまだ治ってないだろうな。
「だって、若いんだもん!!」 高橋は。

ということで、『だって、女子だもん!!』いよいよ11月刊行決定です。
『女子をこじらせて』の雨宮まみさんの第二作ですよ〜。
対談集なのですが、登場していただいたのが、
この5人の女性たち!!!!!
峰なゆかさん(アラサーちゃん)、湯山玲子さん(四十路越え)、能町みね子さん(ときめかない日記)、
小島慶子さん(女たちの武装解除)、おかざき真里さん(サプリ、&)。
いや、ほんとすごく面白いです。
ぜひぜひぜひ買って読んでみてください。

ポット出版の10月、11月の刊行をまとめてご案内します。

10月には、南会津にあるちょっとユニークな工務店「芳賀沼製作」の仕事を紹介した
『芳賀沼製作と建てる家』という本が出ます。
芳賀沼制作は3兄弟で設計やら施工を行っているのですが、この兄弟がまたまたユニーク。
ちょっとそのへんにはいない魅力的な人たちなのです。
オールカラーの素敵な家がたくさん掲載されていますから、
見かけたらぜひパラパラめくってみてください。そして買ってください。

それから田亀源五郎さんの『銀の華』は再三の発売遅れ、心よりお詫び申し上げます。
11月には必ず刊行いたします。
もう少しお待ちください。すみません。

11月にはもう一冊。
『ケヴィン・ケリー著作選集1』。
この本は、ふつうとはちょっと違った軌跡をたどってポットから刊行します。
もとは、ケヴィン・ケリー氏が自身のブログでクリエイティブ・コモンズライセンスをつけて
公開したエッセイを、本書の翻訳者、堺屋七左衛門さんが翻訳してブログで公開。
達人出版会さんがそれらをまとめて電子書籍『ケヴィン・ケリー著作選集1』として
無料で配布したものです。それを、ポット出版が、ケヴィン・ケリー氏、堺屋氏、達人出版会の了解を得て、
紙の本として刊行した、電子書籍→紙版というユニークな過程を経ています。
来週には、書誌情報をサイトに掲載し、予約もスタートします。
こちらもぜひのぞいてみてください。

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