2005-07-12

いよいよ本日帰国

 7月12日にフランスを出発し、7月13日に日本に着く。バカンスにあわせて一時帰国するためだ。年に一定の期間は、家族とのんびりと過ごすのがフランスの慣習である。少しは見習いたいと思う。

2005-07-11

パリから日本のレズビアン&ゲイ、パレードへのメッセージ……第一弾はやっぱりこの方、トランスジェンダーのパリ市議、カミーユ・カブラルさんからです……

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只今、パリ在住のアクティビストから、日本のレズビアン・ゲイパレード『TOKYO PRIDE 2005』に対するメッセージを集めています。第一弾として、当ブログではお馴染みのパリ市議、カミーユ・カブラルさんから頂いたものを、御紹介します。赤い服を着た写真がカミーユさんです。パリのゲイパレードで撮ったものです。街娼規制の「サルコジ法を殺す!」と書かれた拳銃を持っています。とても、きまっていますね。

写真をクリックすれば、画面が拡大されます。

*及川健二、撮影。Gay Pride 2005 @ Parisにて。

★★★★★★★★★★★★★★★★

PASTTはフランスにおけるトランスジェンダーの権利を守るために働いているアクティビストが構成する団体です。レズビアン、ゲイ、バイ、トランジェンダーによるパレード(la marche des fiertes LGBT)が日本政府と全ての市民から支援されるイベントになることを願い、私たちは日本の同朋・友人(camarade)に心からの応援の意を表します。

権利の平等、バンザイ!

カミーユ・カブラル(Camille Cabral)
『PASTT』代表・創始者
パリ市議
『LGBT FRANCE』会員 
ILGA会員

2005-07-08

Chères Camarades. Faites l’attention, SVP.

Chères Camarades

Sur ce blog, vous ne pouvez pas écrire en anglais ou en français. On peut écrire juste en japonais. Merci,,,

OIKAWA Kenji

英語による書き込みについて

当ブログには、ゲイ関係の広告(英文のもの)がよくトラックバックとしてつく。識別するのが面倒なので、英文による書き込みはその都度、削除しているようにしている。

フランス語ができる人を求む

 フランス人のアクティビストから、TOKYO PRIDEに対するメッセージを集めている。長文を記してくれる人もいる。翻訳してこのブログでアップしていきたいと思う。

 このページを読んでいる人で、フランス人から寄せられたメッセージを日本語にする……という作業をボランティアで手伝ってくれる人はいないだろうか。もしいたら、御連絡していただきたい。

 三年ぶりのパレードなのだから、欧州からも注目されるように仕向けたい。
 多忙のパリ市長にも、コメントを求めようと思う。ただ、彼自身、バカンスに出かけてしまうから、難しいとは思うが。

2005-07-07

ロンドン・テロとゲイ・パレード

 先週の土曜日に私が訪れたロンドンが同時多発テロを受けた。
 
 その前日は、有力候補と見られていたパリをロンドンが破り、五輪2012開催地の座を手にした。パリ市役所前に設置されたステージの前で、パリ市民10,000人とともに私は結果を待っていた。パリが最有力との評価が一般的であったから、「パリ開催」という結果をただ、待てばよいのだと思っていた。しかし、主催者の口から漏れた言葉は「ロンドン」という言葉であった。スポーツ好きの多いロンドン市民にとって、それは嬉しい報であっただろう。まさか翌日、テロが発生するとは思いもしなかったであろう。

 テロの実行犯が誰なのかいまの段階では、分からない。もし仮にイラク戦争に参戦した英国への仕返しだとしたら、何ともやるせない。というのは、多くのロンドン市民が開戦時には、反戦デモに加わり、ロンドン市長はブッシュ大統領をテロリストと非難し、イラク戦争を阻止する論陣を張っていたからである。

2005-07-06

ゲイ・パレードの話……パリ市長とのこと

ゲイのパリ市長、ドラノエさんが到着するなり、私は彼に近づき、目の前で写真をとった。50cmぐらいの距離である。テレビ局のカメラやラジオ局のマイクがすぐに彼を囲んだ。インタビューは始まった。

あっ……と思った。その日は写真のみ撮る予定だったので、録音機材を持ってきていなかった。目の前にパリ市長がいる。そして、インタビューに答えている。録音機材があれば、

「東京で3年ぶりにゲイパレードが行われます。メッセージをください」

とお願いできた。パリ市長のドラノエさんを見るのは、これで三度目だ。いつも思うが、彼はメディアにも市民にも、真摯に対応する。以前、車を降りたところを、私がカメラをかまえていたら、「Bonjour」と私に笑顔で挨拶してきた。カメラをかまえていたので、挨拶を返せなかった。残念だった。

ドラノエさんは、そういえば行進の途中、たばこを吸っていた。喫煙家だとは知らなかった。前の週に、受動喫煙を警告するポスターをパリ市などが協賛して町中に貼っていたのに。でも、サングラスをかけ、白のワイシャツにジーンズ姿で、たばこをふかす彼は、ふだんとは違ってずいぶんくだけて、生き生きしていた。

2005-07-05

東郷健がホームレス寸前、報道に思う

東郷健さんがホームレスになる寸前だ……という情報を週刊新潮の記事で知った。知人が送ってきてくれた。 続きを読む…

2005-07-04

ロンドンのゲイパレードもあっぱれだった。

いやあ、新居にADSLをひいていないため、人のうちにお邪魔してブログの更新をしています。

ロンドンのゲイパレードも行って来ましたヨ。写真は36枚×7本撮りました。時間は2時間ばかり。パリに比べたら距離も時間も短かったです。

クリスチャンの団体が抗議集会をやっていましたが、参加者は30人たらず。パレードは10万人以上はいたでしょうから、多勢に無勢ってところです。嘲笑の的になっていました。どっちがマイノリティなんだか。

2005-07-01

いざ、ロンドンのゲイパレードへ

さあ、ロンドンのゲイパレードに行って来ます。今夜はロンドンに宿泊します。

パリのゲイパレードで撮った写真、36枚×15本=540枚の現像ができあがったので、見ましたがとてもいいできです。コミュニケートしながら、いろんな人の写真を撮ったので、感じがでています。高校生ぐらいの年代の女性カップルのキスシーンは、なんか青春って感じです。ドラノエ市長のサングラス姿もおさめてあります。

ところで、いま、花粉症にかかっています。なにをいまさら……って感じですが、初夏に駆けてパリではイネ科の花粉が飛ぶそうです。スギ花粉はまったく平気なのに困ったものです。

2005-06-30

胸をあらわにして踊り続けた女性たち……ゲイ・パレードの話

ステージのトランスジェンダー女性は、はじめは胸当てをつけていたのだが、だんだんのってくると、それをはずし、豊かな胸をあらわにして踊り始めた。道路の上でも、トランスジェンダーの女性何人もが、サンバの衣装をきて踊っていたのだが、その方々も胸をあらわにし始めた。路上にいる観客は大喜び。カミーユ市議のチームは、多くの通行人・カメラマンから注目され、写真をたくさん撮られていた。

カミーユさんはブラジル出身である。そして、今年はフランスでは「ブラジル年」だ。だから、サンバを選んだのだろう。女性たちは衣装がとても似合っていたし、軽快なリズムは好評で、若い男女がどんどん、PASTTのチームに加わり、踊りながら行進していった。

カミーユさんはアクティビストとしても、パフォーマーとしても、とっても優秀だ。
日本にも、また訪れてもらいたいものだ。

パリのレズビアン・ゲイパレード写真は100人予約が集まれば、出版か?!の『PHOTOエッセイ Gay @ Paris』に載せたい。『予約はこちらから

2005-06-29

赤字とゲイパレードとレズビアン

引っ越し前で慌ただしいため、コメント機能をオフにしています。トラックバックのみ可にしています。いやぁ、引っ越しって、面倒くさいですね。

パリのゲイパレードでは、36枚撮りのフィルム(ASA感度200)を14本、撮りきりました。1本=3.50EUROです。現像代は一本につき、10EURO。相当な出費になっております。

赤字を埋めるために、さる日本の大手雑誌で今度、記事を書きます。フランス政界のスターにインタビューしたのですが、2回、ドタキャンされまして、今週月曜の朝にやっとのことで、取材できました。締め切り直前だったので、まったく冷や汗たらたらでした。

三つ前の書き込みに、パリ在住のミカさんがトラックバックをしています。彼女(とお呼びした方がいいのかしら)はセーラー姿で、パレードに参加したようです。

ミカさんのWebを見て思ったのですが、パレード中に、おそらく、彼女の写真を一枚撮っていますね。現像してから、確かめますが。日本人がセーラー服で参加か……と感動した記憶があります。ミカさんのWebでは、カミーユ・カブラル市議のチーム、PASTTの写真も載っているので、check it outです。月曜日発売のいくつかの新聞では、カブラル市議の写真がトップに出ていました。とっても、インパクトのある催しだったので、誌面を飾ったのでしょう。

パリのゲイパレードでは、キレイめな女性のカップルも写真に納めていきました。機会があれば、レズビアン雑誌「カーミラ」に投稿したいな、と思ったもので。

「すいません。ほんとキレイですね。日本に紹介したいので、写真を撮らせていただけますか」

といって、1カップルずつ、交渉していきました。頼みもしないのに、キスしてくれるカップルもいました。カブラル市議のチームを取材しているときも、いきなり、トランスジェンダーの女性が胸を露わにして、私に向かって挑発するポーズをして、何枚も写真を撮らせてくれました。

2005-06-28

半ばヌードダンス状態となっていたカブラル市議のチーム……パリのゲイ・パレード……

パリ市議(緑の党)のカミーユ・カブラルさんは、すてきなアクティビストである。

ブラジル出身の移民であり、エコロジストであり、性風俗で働いていた経験もあり、男性から女性に性転換したトランスジェンダーであり、医師でもあるカミーユさんは、PASTTとという団体をつくっている。そこには、トランスジェンダーの女性や男性が集まっているのだが、その多くが移民であったり、性風俗従事者であったり、有色人種であったりする。彼女は比較的たいへんな境遇になる彼/彼女らのために献身的に働いている。性労働者との世界的なネットワークを持っており、南アメリカ・北アメリカのすべての国を回って、性労働者と意見交換している。

パレードが始まる11:30頃、私は各団体が準備しているところをまわった。PASTTのところに行くと、カミーユさんがすでに来ていて、一生懸命、下準備をしていた。真紅のドレスに深紅の短いひらひら・スカートをはいたカミーユさんは、他の人と一緒に朝から働いているようだった。そういう雑務も自分でやるなんて、すばらしいな……と思いながら、近づいたら、私のことを見るなり、

日本語でいうところの

「あらーー」

といい、私の両頬にキスをしてくれた。四ヶ月ぶりの対面である。

PASTTの催しはとてもこっていた。大きな虹の布を10人近くでもって、それをひらひらさせて、虹の波をつくっていた。その後には、ステージのついたトラックで30人ぐらいの人が楽器を持ち、サンバ音楽を演奏していた。太鼓のどんどん……という音が腹までしみる。

そして、そのステージでは、トランスジェンダーの女性が、サンバのセクシーな衣装を着て、踊っていた。踊りがだんだん、進んでくると、すごいことになっていった。ヌードダンス状態になったのだ。(明後日に続く)

パリのレズビアン・ゲイパレード写真は100人予約が集まれば、出版か?!の『PHOTOエッセイ Gay @ Paris』に載せたい。『予約はこちらから

2005-06-27

おひっこし

6月29日に、パリ郊外に引っ越しします。引っ越し先にはADSLをまだひいていないため、更新にさしつかえがあるかもしれません。が、毎日これからも更新予定ではあります。

パリのゲイ・プライド(Marche des Fiertes)にはトコトン、圧倒させられた。

パリのゲイパレードには、いやはや圧倒させられた。

まず、その規模がすごい。86団体が参加しているのだが、各団体とも車なりステージが着いたトラックなりを用意してきている。一団体当たり、だいたい100メートルをしめる。ということは、単純計算すると、パレードの端から端は、8.6kmあることになる。13時30分から始まったパレードの写真をずっと撮っていたのだが、最後尾の団体を取り終わったのは、16時過ぎ。その後、先頭に戻ろうと思い、歩いていったのだがとても追いつかず、最終地点のバスティーユ広場に着いたときには、18時を時計は回っていた。最後尾から最先端まで歩くのは、2時間以上かかるのである。まったく長い。

パレード舞台となったパリの町中は、車・バイク・バスの運行が完全にとめられ、パリが完全歩行者天国状態だった。

86ある団体のうち、もっとも感動的だったのは、トランスジェンダーのパリ市議、カミーユ・カブラルさん率いるPASTT。その話は明日、書く。カブラル市議についての原稿はここに掲載されている。

ゲイ・パレード写真は100人予約が集まれば、出版か?!の『PHOTOエッセイ Gay @ Paris』に載せたい。『予約はこちらから

2005-06-24

いよいよ明日、Gay Pride @ Paris 2005 が行われる

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いよいよ、明日、パリでゲイパレードが行われる。

13:30、モンパルナス・タワー前をスタートする。終わりは21時という超長いパレード。先頭はゲイのパリ市長、ドラノエさんが堂々と行く。

プレス説明会に出席するため、私は10:30には現地に行く。そして、下準備もする予定だ。幸いなことに、明日の気温は26度とか。本日は33度だからだいぶ、すずしくなるのだろう。はなはだ幸いである。

写真はリールのゲイパレードで撮ったものの一部だ。クリックすれば、画面が拡大される。

パリのゲイパレードの報告・写真は100人仮予約が集まれば出版化!?という『PHOTOエッセイ Gay @ Paris』に掲載する予定だ。予約者をさらに募ります。

東京も選挙で熱いが、パリはレズビアン・ゲイムーブメントで熱い!

2005-06-23

ゲイパレードとおとなりさんのトンだ母親

 来週水曜日に学生寮を出て、パリ郊外に引っ越します。 続きを読む…

2005-06-22

高校生ぐらいの年齢のレズビアンがたくさん参加していたGay Pride @ Lille

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2005-06-21

政性分離

内務大臣に返り咲いたフランス政界のエース、ニコラ=サルコジ・UMP党首が離婚の危機にある…… 続きを読む…

2005-06-20

マイケル・ジャクソン裁判の深層

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