2011-09-15

ドヴィルパン前首相、第二審でも無罪判決

5月14日、パリ高等裁判所は クリアストリーム疑惑で訴追されたドミニク=ドヴィルパン前首相に対して無罪判決を言い渡し。無罪判決が出された。事件は同氏が内務相時代、偽情報を元にニコラ=サルコジ大統領を追い落とすため、捜査の指示を出したというもの。裁判所は検察の主張を退けた格好だ。
ドヴィルパン前首相は記者団に対して、
「政治的圧力に屈さなかった司法の独立を讃えたい」
と語った上で、
「今回の事件が、前回の大統領選挙(2007)の頃に主導されたことを忘れてはならない」
 と述べ、大統領候補の1人とも目された自分が狙われた可能性を示唆した。
  無罪判決を獲得し、大統領予備選2012に出馬できる環境が整ったため、ドヴィルパン前首相の周辺によれば、同氏は出馬への意志を「強くした」という。

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ニコラ=サルコジ内務相時代に発覚した疑惑。
2012年大統領選挙でもさまざまな陰謀が
出てくるのだろうか。

ニューヨークで強かん疑惑で逮捕されたものの、
起訴すらされなかったドミニク=ストロス=
カーン前IMF専務理事はフランス社会党の
有力大統領候補だった。