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お部屋110/篠田博之の部屋4 [2000年07月27日]

お部屋110
篠田博之の部屋4

 前回に続き、篠田氏の文書に対する反論を、いくらか前後しつつ、時系列に並べ換えて説明していきます。

●3月号で文章を無断削除した件について
 削除された原稿をもう一回出します。

[込み入った議論をやると、またまた編集長に何言われるかわからないため、このところ他誌でも議論が盛り上がり始め、「さあこれからだ」という、このタイミングで本連載はリニューアルすることにした]

 篠田氏の言うことがワケわからんのは日常茶飯事ですが、[編集長に何言われるかわからない]というのは、前回述べたように「売買春はもういい」から始まる一連の篠田氏の発言のことを指しています。ワケわからんことを言われたからこそ、ああもやりとりを続けていたわけですし、私は今もワケがわからんから、こうやって書き続けているのです。にもかかわらず、篠田氏は[私はそんなことを言ってません]として、これを無断で削除します。
 [これも松沢さんには説明してあるのですが、全く無視されている]と書きますが、何のことかわかりません。3月号で原稿を削除した件で私が思い当たるのは、私が承諾していないにもかかわらず削除した旨をFAXで報告してきたことくらいしかなく、これについては「お部屋88」でも正確に記述しています。このFAXでは、削除する理由は一切書かれておらず、篠田氏がこの文書で書いているような説明を私は今まで受けていません。一体何のことか教えてください(○)。
 篠田氏は[以上のような話を、しかしこの間松沢さんは全て居直りだ弁明だと言って攻撃してきていますから、正直、書いていて虚しいです]と書いていて、文脈からして、[以上のような話]には、3月号の削除事件も含まれている(というより、3月号の削除事件こそを指している)と読めます。説明してもいないのに、どうしてこういうことを言うかな。篠田氏が虚しくなるのは、篠田氏の記憶力が虚ろだからでしょう。
 ことによると、篠田氏は3月号の削除事件と4月号の削除事件と区別ができていないのではないかと疑えるのですが、この件に関する説明と同じく、3月号の削除の一件を明示して謝罪してきたのは今回が初めてです。説明も謝罪も今回の文書が初めてなのです。のちに書く「魔境の迷路」最終回での謝罪らしきものにはどう解釈しても3月号の一件は入っていません。なにしろ私が指摘するまで、これをやってはならないこととは認識していなかったのです。
 「創」誌面で行われたことですので、「創」誌面でも私の説明と篠田氏の謝罪文を掲載することを求めます(○)。
 篠田氏は、ご自分で[どんな理由であれ、編集部の判断で文章を削除するのはよくないこと]と認めておられます。なのに、それに対する謝罪はこれまでなかったのですから、このことを私が強く批判するのは当然ですよね。ところが、[どういう理由でそういう措置をとったのかという編集部側の説明を全く無視している][松沢さんの意見をいわばゴリ押ししてきた]と返す刀で私を非難します。なんだこりゃ。どういう理由でもよくないと言った直後にこれですよ。そんな理由を挙げずして、篠田氏は非難されてしかるべきと認めたんじゃないんですか。
 「どんな理由であれ人を殺すのは悪い」と認めた殺人者に対し、「おまえは悪いことをした」と非難したら、「どういう理由でそういう措置をとったのかという私の説明を全く無視して、意見をゴリ押ししている」と言ってくる。こんなバカな話がありますかって。少しは自分が書いたことに責任をもってくだせえよ。
 篠田氏の謝罪というのはしばしばこういう構造になっています。謝罪しながら、自分にはそうする正当な理由があるのだ、相手が悪いのだ、という余分な文章をつけます。これって謝罪か? これでは、今後も篠田氏個人が納得できる理由があれば、著作物の削除をやらかすということですから、反省も何もしていないってことじゃないですか。
 それをやった篠田氏が第一に非難され、それに対する謝罪もなかったことが第二に非難されるべきであり、その本人がどのツラ下げて、その理由を明示しなかった私を批判できるのですか。やることやってから言えってことです。いっつもそうなんだよな。
 篠田氏は[もしもう一度同じ場面に遭遇しても、私は削除をお願いすると思います]と論点をズラしてますが、私は二度の削除の申し入れを飲んだように、削除を申し入れることが問題だなんて言ってませんて。確認をとらないままに削除したことを私は問題にしているんですってば。
 また、これも既に書いたように、私に確認がとれなかったのは、東京にいないことが多いため、早めにゲラを出して欲しいとお願いし、早め早めの入稿を心掛けていたにもかかわらず、結局、校了ギリギリにならないとゲラを送ってくれない編集部の怠惰さに原因があるのです。そのことを考えるなら、いよいよ、無断削除なんてしてはならなかったはずです。
 また、[どういう理由でそういう措置をとったのかという編集部側の説明を全く無視している]ということを非難するのは無理があります。いまさら表現のルールを大編集長様に申し上げるのはおこがましいので割愛しますが、こんなことを言い出すと、篠田氏も膨大な非難をされることになりますよ。
 6月号の編集後記で私の文章を[相当の曲解]だと決めつけた篠田さん、どうして、私がそう書いたかの私の説明を全く無視しているのでしょうか(○)。自分は特例として除外して、他者を非難するのは独善と呼ばれる行為ですので、およしになった方がよろしいのでは。
 篠田氏がネグッたことについて私が理由を述べる権利がありましょうから、篠田氏の論理に従い、誌面の提供を要求します(○)。

●連載終了について
 封殺された我が投稿にあったように、リニューアルの途端に、連載の打ち切りを通告してきたのは篠田氏です。
 これについて篠田氏は、[もう(松沢注:連載の)継続は無理だ]と判断したきっかけのひとつは、この3月号の一件でした]と書いています。よくもこんなことを書けたなあ。「創」の信用がた落ちだと思いますけど。
 [込み入った議論をやると、またまた編集長に何言われるかわからない]というのは私の実感です。だって、議論が込み入ってきたら、篠田氏が介入してきたのだから、私としては、「込み入った議論」がどうやらダメらしいと判断するしかなく、その範囲で私は篠田氏の指摘を納得していたんですよ。その際、私は我が連載に無関心な編集者に律義にも方針を伝えていて、そのことを編集部内で伝達しておらず、篠田氏自身、現状がどうなっているのかを担当編集者に確認もしていないで、私の原稿に介入してきたのですから、どう考えても篠田氏のミスであり、既に説明したように、私にとってはワケがわからなかったのですよ。こんなことがあるとは想像しておらず、かつその場で篠田氏は認めていないのですから、どうやってワケがわかれというのでしょうか。
 その実感を書いたら、私の原稿は無断削除され、一挙に打ち切りにされたのです。如何に篠田氏にとって不快な文章であっても、事実、私にそのような実感を抱かせるに足ることをやっていながら、この30文字程度の言葉で私の連載を打ち切る最終決断をしているのです。これには愕然としました。篠田氏が言う言葉と裏腹に、「創」を「創」誌面で批判することは不能です。
 自分に都合の悪いことを書く書き手は連載打ち切りにする雑誌なのだと言ってしまうことに私はためらいはありません。

●5月号「魔境の迷路」最終回に入れた篠田氏の弁明の文書について

[テレビがよくやるように「番組の一部に不適切な表現があったことをお詫びします」という何がどう不適切なのか見ている側にさっぱりわからないというやり方ではごまかしだと思います]

 その通りです。では、篠田氏が私の連載の中に入り込んで掲載した弁明の文書を見てみましょう。

[手続き的なことで(つまり削除のことですが)迷惑をかけたこと、申し訳なく思っています]

 ここでのカッコ内の「つまり削除のことですが」という文章は「創」に掲載された原文にはついておらず、「松沢呉一さんとの件について2」でつけられたものであり、文脈からすると、上の3月号の削除ではなく、続く4月号での削除のことです。こうしなければ意味が伝わらないことを篠田氏自身が認識しているように、「創」読者にはさっぱりわからない代物だったのです。なんだよ、「的」って。はっきり「削除した」って書くべきでしょうが。文字数を見たって、「無断で削除して迷惑をかけた」と表現したって何ら問題がないにもかかわらず、[手続き的なこと]と言い換えるのはまさにごまかしです。
 テレビの場合は弁明なしの謝罪である分、まだましです。テレビ以下のごまかしはやめましょうよ。篠田氏の謝罪は「番組の一部に不適切な表現があったことをお詫びします。ただし、我々にもやむなき事情があったのです。抗議してきた人達に非があるのです」というものです。これでは何が悪かったのかもわからず、何を謝罪したかもわからないばかりか、抗議した側にこそ問題があるみたいです。事実、私も篠田氏の言葉の意味がわからず、[手続き的なこと]とは突然の思いつきで連載の延長を申し入れたことにだととらえ、削除については今の今まで謝罪されていたものとは思っておりませんでした。
 ご自分が書いたことに従い、ごまかしの謝罪ではなく、改めて、無断削除したことを誌面で謝罪することを要求します(○)。
 篠田氏は[原稿の一部を削除したという大きな問題について、具体的にどこの表現をどういう理由で処置したのか表明するのは編集部の義務です]と書いてますが、どうして3月号での削除についてはここまで何も触れてこなかったのでしょうね。「黒子の部屋」を読んですぐにやるのが義務なんじゃないの?
 また、自分だけに適用する言い訳をするのは独善と呼ばれる行為ですので、およしになった方がよろしいのでは。篠田氏が私の原稿を否定するようなことを書いた以上、私がどういう理由で最終回にあのような原稿を書いたのか表明するのは書き手の義務ですよ。投稿をなんで潰すかね。
 ここにおいて編集部がやるべきことは、なぜやってはならぬ重大な問題をやってしまったのかについて徹底的に自己批判することであり、同様のことが起きないようにする措置を表明することです。3月号でも4月号でも同様ですが、早くゲラを出して欲しいと申し入れた私の要求を実践すべきだったこと、ゲラを出さなくても原稿を早めにチェックして私に削除を申し入れるべきだったこと、著作物を尊重するモラルが欠如していたことを自己批判し、今後はそれを実践し、どんな理由であっても文章を削除しないことを表明することであり、篠田氏の言うことは居直りに類する行為です。
 こんなことばっかりしてっから、同じことを繰り返すのです。事実、この号で写真を外すという、どんな理由があってもやってはならない重大な問題を起こしてしまい、にもかかわらず、これについても、編集部総出で呆れたことを言い出してます(「お部屋112」で詳述)
 ここでは、編集後記でやるべきだったことを認めてらっしゃるので、私の連載のすぐあとに、私の書いた分量の数倍を使って弁明をしたことの誤りを誌面で表明することを要求します(○)。

●5月4日付の文書と私の申し入れとの関係について
 「お部屋88」と重複しますが、事実経過を改めて述べておきます。今回公開された篠田氏の5月4日付けの文書に対して、私は翌日、以下の文書を送ったことを既に「黒子の部屋」で説明しております。

[提案です。直接やりとりをしたところでもはや進展はないでしょうから、今回のFAXをそのままHPで公開させてください。そちらの言い分がそのまま出るのですから文句はないでしょう。/このあと用意している、これまでの全経過説明の原稿では、篠田さんが送ってきたFAXの要旨のみを出す予定なのですが、これも全文出した方がいいかと思われます。もちろん私側の文書も全文出します。書き直すのは面倒ですし、間違いが出る可能性があるので、今までの文書をポット出版にメールで出しておいていただけると助かります。誤字脱字の類いは直していただいてもかまいませんけど、あとはすべて原文通りでお願いします。/また、今回の編集後記だけを見ると、あたかも私が一方的に曲解しているように取れるため、こちらの言い分も誌面に載せるよう要求いたします。前号にて、こちらが送った写真を掲載せず、あのような弁明をしたことについての批判もさせていただかないことには気が済みません。あとは読者の判断に任せればいいだけでしょう。/なお、これについての回答も原文そのまますべてHPでUPすることもご了承ください]

 5月4日付の篠田氏の文書を読んで、これ以上非公開でやってもどうにもならず、すべて公開でやっていくしかないと判断し、以上の申し入れを5月5日にやっているのです。篠田氏がデタラメを言えば言うほど、読者に伝わりますから、議論自体が建設的にならずとも、これならやる意義があります。
 また、その3日後には投稿を送っているのですが、これらに対して、2カ月半もの間、篠田氏からは何ら回答はなく、投稿が掲載されることもなかったわけです。
 これが正しい事実経過です。にもかかわらず、[5月4日付文書でもいろいろ指摘したのですが、無視されたままなようで]と篠田氏は書くんですよ。
 既にこの時には、批判をこの「黒子の部屋」で公開でやっていくことにしてましたから、5月4日付の文書を批判するにも、当該文書を公開していただくことが望ましい。篠田氏は著作権に対する認識が非常に薄い人でありますから、よくわかっていないのかもしれませんが、公開された著作物しか引用はできません。非公開である5月4日付の文書は、このままでは引用することもできないのです。
 正確に引用し、また、読者が原文を確認できるように、篠田氏の文書が届いた翌日に申し入れをしているのに、それを2カ月半もの間放置した篠田氏が、こんなことを言うのですから、またまたワケがわかりません。私が5月4日付の文書を無視したと解釈するということは、正確な引用ができない状態で、私が回答することを求めているということになります。
 もちろん、非公開のままでやりとりをすることはできるわけですが、それを続けてもしょうがないという判断を私はしたわけで、[直接やりとりをしたところでもはや進展はないでしょうから、今回のFAXをそのままHPで公開させてください]との一文で、十分そのことは理解できるはずです。
 改めて篠田氏に問います。私が無視をしたとは、一体どういう意味なのか教えてください(○)。
 私の申し入れについて、ここまで回答しなかったことにつき、[5月4日付で送った文書を始め、私が伝えた説明がひどくアンフェアな扱いを受けているから]とします。私がアンフェアな扱いをしたのかどうか知りませんけど、私が翌日に申し入れをしたように、速効で返事を出せばいいだけではないですか。「承諾しました」「承諾しません」というだけですから、2カ月半もかけるような話ではない。
 ことによると篠田氏は、私が申し入れを先に出し、篠田氏が5月4日付の文書を回答として出したと思っているのかもしれませんが、現実は全く逆です。事実、5月4日付の文書には、私の申し入れについては何ひとつ答えていません。ここまで無視してきたのは篠田氏その人です。それをよくもまあこんな都合のいい話にできるものです。

●文書の公開を承諾しなかった理由について
 全文公開の申し入れを無視した理由として、篠田氏はこう書きます。

[松沢さんが納得しない事柄については何を説明しても無視、何度も非を認めて詫びているのに「全く非を認めようともせず」などと書かれるし、事実と違う思い込みによる事柄が断定調で書かれる、そうした感情的な文章の中にカギカッコでちりばめるためにのみ当方から送った文書が使われています。改めて、文書を送れ、という要求が届いたわけですが、相手を非難するためにその材料を使うという意図が明らかです]

 思い込みを断定的に語り、人を貶めようとしているのは一体どなたかな。私もまた篠田氏がアンフェアであることを指摘し続けていて、ここに論点があるのですから、互いの意見を同じ場で開示して読者に判断を委ねることが望ましいのは明らかでしょう。つまり、投稿はいくら気に入らなくても掲載すべきであり、それをしないということは、篠田氏が自分勝手な主観としてアンフェアだと判断した人の意見は封殺してかまわないと考えているということになります。なんちゅう独善的裁判官。メディア側が「相手がアンフェアだから」とだけ言っていれば、読者に反対意見を伝え、判断させることさえ必要がないということですから、「創」は実質反論権を認めないのですね。
 対して私は相手がアンフェアであればあるほど、その意見は公開された方がアンフェアであることが読者に伝わるとも思いますから、篠田氏の文書の全文公開を求めたわけです。また、既に書いたように、公開していただかないと引用ができず、正確に篠田氏の言葉を紹介することさえできないのです。正確な引用ができなかったことが篠田氏にはアンフェアだと思えたのかもしれませんが、公開しないと篠田氏の文章を引用できないことくらい知っておいてくださいね、編集者なんだから。
 また、全文を公開するにあたり、私が打ち直すのは手間がかかり、間違いが生じるかもしれないために、改めて全文を送ってくれと要求したわけです。
 皆さん、ここまで出てきた素材を読んで、冷静に考えてみてください。もし私に篠田氏が言うような意図があるなら、こんな申し入れをする必要は一切なく、私の手元にある篠田氏の文書をアンフェアに使用すればいいだけのことです。全文公開してしまったら、そのようなことができにくくなってしまうだけではないですか。
 現実に、篠田氏がこうやってポット出版のウェブで原稿を出しているのと同じ方法で全文公開して、私はそれに手を加えることができなくする方法もありますし、創出版のウェブで行うこともできます。どんな方法であっても、公開さえしてくれれば私はかまわないわけですから、「松沢がアンフェアだから」という理由を認めるのだとしても、申し入れを受けない根拠にはならず、「松沢がアンフェアだから、全文公開する」という方が遥かに理に適ってます。
 ということくらい誰だってわかる話ですから、ここでは、ただ無視をしたことについての意味のない言い訳をしているだけと言うしかない。回答しなかったことの後付けの弁解ではないというのなら、既に篠田氏が述べた言葉に沿って、「どんな方法をとっても、全文公開することで、私がアンフェアな使用をする」と考えた理由を、もう一度、論理的に説明してみてください(○)。
 それにしても、編集部全体で協議していながら、こんな簡単な話に誰一人気づかないのですから、困った人達です。普段、仕事上の意思疎通はロクにできておらず、そのために書き手に平気で迷惑をかけるくせに、こんな時にだけ編集部全体で協議しなさんなよ。
 [さらには同業の知り合いや弁護士からも同様のアドバイスを受けました]とのことです。いちいちアドバイスを受けないと回答もできない編集長って恥ずかしくない? 因に私は、事情を教えて欲しいと請われれば説明してますけど、このことで誰かに相談をしたことはありません。こんなことだから、本来やるべき仕事も全然やってくれないかったんだなあ、きっと。
 やるべきことをやらず、そのくせ文句だけはつけようとする篠田氏の困った体質については、「お部屋113」で詳しくご紹介しますが、こうやって他人の発言を持ち出して語ろうとするのも、篠田氏の悪いクセです。
 相談する方も相談する方ですが、相談される方もされる方で、篠田さんとそれに連なる人達は、「無視しろ」という判断をしたらしい。揃いも揃って、こいつらってナニ? 篠田氏同様の心性しか持ち合わせないだろう同業者と弁護士の名前を是非明かしていただきたいものです。こちらの反論を封殺する篠田氏の行為を支え、第三者が検証できる形での議論をしようとすることに対しても妨害するような、こういう愚劣な人達とはいつでもやり合うので、自分のアドバイスに自信があるのなら、堂々名乗り出なさいよ。
 また、回答を保留するなら保留するで、それを私に伝えるのが筋というものです。篠田氏が何ら理由になっていないながらも説明しているのは、あくまで保留した事情を説明するものであって、それを私に通達しないことの理由ではありません。保留すると決定したのなら、「回答はもうしばらく待ってください」と言うべきではないんですか。なぜそれをしなかったのか教えてください(○)。
 篠田氏は[どこに保存されているのかわからないし、それをやることにどれほど意味があるのかわからない]などと書いてます。「第三者が事実関係を正確に把握し、それぞれが判断することができる環境を作る。かつ、正確な引用ができるようにする」という非常に大きな意味がわからないというのですから、どうにもならん人ですね。こういう人だからこそ、いよいよ全文公開する意味があります。
 しかも、この一文はまさに驚愕するに足る内容です。つまり、篠田氏は、これまで自分が書いた文書の確認作業を一切しないで、「松沢呉一さんとの件」の1・2を書いたことを告白してしまっているのです。
 この件について以前まとめた文章や篠田氏が今回送って来た文章に改めて目を通しながら、私は今この文章を書いてます。それでもなお間違いを書いてしまう可能性は十分あるわけで、まして自分の記憶に頼りきることなど怖くてできません。
 このことは篠田氏の書くことの信憑性を疑わせるに十分でしょう。よくもまあ、確認もしないで私の文章を「アンフェア」だの「事実誤認」だのと言えたものです。このこと一点をとらえても、非難されるに十分な行為でしょう。篠田さん、確認もしないで、どうしてこんなことを言えたのですか?(○)
 これまで篠田氏は、自分の書いたこと、私が書いたことを無視したり、書いていないことを書いたと言ってみたり、論旨をズラすようなことをさんざんやってきました。どうしてこういうことをするのか意味がわからず、すべて篠田氏の悪意なのだと思っていました。
 あまりにこういうことが続くため、以前、私はそれまでの文書のやりとりを整理してまとめ直したものを篠田氏に送り、それによって、ようやく篠田氏は理解できた部分があったようです。この時は、どうも篠田氏は読解力や論理性が欠如しているのではないかと感じたのですが(これもあるんだとは思いますよ)、なんのことはない、篠田氏は、事実確認をしないまま、曖昧な記憶、しかも自分に都合よく改竄された記憶に基づいて反論をしていたんでするね。これでは疲労するばかりです。
 篠田氏は、悪意ではなく、事実と全く違う話を事実だと思い込んでいる可能性が出てきました。しかし、これ自体、悪意と言われてもしょうがなく、ウソつき呼ばわりされても甘受するしかない。篠田さん、頼むから自分が書いたことを一度しっかり確認してから文章を書いてくれないものか。
 また、これは編集部も同様で、これまでの経緯を正確に理解しようともしない人達が頭揃えて私の投稿を無視し、篠田氏の文書を公開させないことを話し合っていたというのですから、怖くなってきます。雑誌を作る際にもこういうことを平気でやっているのでしょう。
 保存されている場所もわからないのであればしょうがない、篠田氏の怠惰さの尻拭いをして、私がFAXを打ち直して全文公開しましょうかね。
 公開することに反対する理由は特に書かれていないので、このまま異議申し立てがなければ承諾したものとも見なし、今後の展開に合わせて、適宜、篠田氏の文書を公開していくことにします。
 また、篠田氏は、全文公開を承諾しないことについて[基本的説明は既に行っており]と書いています。私はこんな説明を一切受けてません。5月4日以降、何のコンタクトもなかったのですから当然です。
 ことによると、それ以前の文書のやりとりについて、自分は説明をしてきたという意味かもしれませんが(文章はもっと正確に書いて欲しいものです)、私はそれを納得しておらず、だからこそ、その説明を公開しようと言っているのです。
 これに限らず、投稿を載せなかったことについても説明はしてもらってませんし、写真を無断で外したことについての弁明も今回の文書で初めて見ました。また、文章を無断で削除したことについても、篠田氏が「創」誌面に書いた以上の説明らしい説明はありません。篠田さん、一体どこで基本的説明を既に行ったというのですか?(○)
 [松沢さんが納得していないわけです][繰り返しになるので回答まで少し時間をおこうと考えた]という文章ははっきりウソであり、説明されてもいないことをどうしたら納得できるのかわかりません。あたかも自分は誠意を尽くしているのに、私に責任があるとでも言いたいのでしょうが、いつもの悪質な自己正当化です。確認作業をしないと、こうもお気楽にやったことをやってない、やってないことをやったとして他人を誹謗できるのですね。する側はいいとして、された側はたまったもんじゃありませんぜ。

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