2008-05-25

お部屋1515/辞めた弁護士たち

「3羽の雀の日記」中田国際法律事務所の所属弁護士2名が辞めていたことを知りました。

短期間で弁護士事務所を移るケースはそう珍しくはなくて、私のところにも、知り合いの弁護士事務所から所属弁護士の顔ぶれが変わった旨の案内が毎年のように届いてます(ここは大所帯のためですけど)。

とは言え、弁護士があぶれ始めている今の時代、受け入れ先が少なくなっているのに、中田国際法律事務所を2名が同時に、あるいは立て続けに辞めたのは、よっぽど何かあったのではないかと気がかりです。

辞めた2人とも弁護士になって間がなく、いわゆる「いそ弁(居候弁護士)」です。いそ弁とは言え、短期間で2名が辞めるとさすがに支障が出ると見えて、慌てて弁護士を募集しています。

中田国際法律事務所のサイトは、5月11日と5月12日に更新されていて、そのいずれかに、2人の名前がサイトから削除されたと思われるのですが、連絡をとりたい人もいるわけですから、こういう場合は、人を募集するのと同時に、退所した旨と彼らの新しい職場を告知をするのが親切というものではないでしょうか。クライアントにとって親切なだけでなく、円満退所であったことをアピールすることもできますしね。

SBI大学院大学の教授に就任してお忙しい中田弁護士の代わりに、こっちで調べておきました。

退所した2名のうち、花吉直幸弁護士は昨年弁護士登録をして、9月に中田国際法律事務所入所、この5月16日に、つかさ綜合法律事務所に入所しています。1年も続かなかったわけです。

このつかさ綜合法律事務所も「国際弁護士在籍」と銘打っていて、「また国際か」と不安にならないではないですが、代表の寺田敏子弁護士は、英語が堪能で、海外での講師体験もあるので、意味のない「国際」ではない模様。だからといって、国際的な案件をこなせるのかどうかとは別問題ではありますが、少なくともlaw、lawyerのスペルは間違っていません。

しかし、著書の欄【某有名テキストブック(中小企業診断士講座)監修】とあって、「某有名テキストブック」はないんじゃないかと。堂々と名前を出せないのであればここに並べるべきではないでしょうに。

そういえば、中田光一知弁護士も、こんな略歴を出してます。

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1959年12月8日生 早稲田大学法学部卒業、89年弁護士登録。
著名な勝訴判例に多数関与した法律事務所において主に不動産法や企業法務を担当し活躍後、94年独立。企業経営に関する一般民事・商事、不動産、知的財産、刑法問題、事業再生・再編、倒産処理、金融法等を核としたあらゆる企業法務に明るい弁護士として高い評価を得ている。

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この人は、どこを見ても、いそ弁時代の弁護士事務所名を明記していません。いそ弁時代を自分の重要な経歴と考えないのはおかしなことではなく、省略するのもありでしょうが、そうも立派な法律事務所で「活躍」したというのであれば、第三者が検証できるように、弁護士事務所名を明記すべきではなかろうか。

【94年独立】とあるのは中田総合法律事務所設立のことです。その3年後にひのき総合法律事務所を設立ということになっていますが、これは中田光一知弁護士が代表ではない共同事務所のようです。

ひのき総合法律事務所は現在も存在していて、秋田瑞枝、中村嘉宏の2名の弁護士がここに所属しています。秋田瑞枝で検索してもなかなか略歴が出てこなかったのですが、ここの18ページに出ています。

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昭和46年4月 弁護士登録(第二東京弁護士会)
       東京法律センター法律事務所入所
昭和54年4月 港総合法律事務所開設
平成7年12月 秋田・戸取法律事務所開設
平成9年4月  ひのき総合法律事務所開設 代表(現任)

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この人がひのき総合法律事務所の代表です。

ひのき総合法律事務所の前にやっていた秋田・戸取法律事務所の「戸取」というのは戸取日出夫弁護士のことでしょう。この人は、ひのき総合法律事務所にも所属していますので、秋田・戸取法律事務所が拡大し、中田弁護士など何人かが参加して、ひのき総合法律事務所になったものと思われます。

共同事務所の場合は、全員が「設立」と表現してもいいってことなのでしょう(独立に失敗して、再度雇われになった可能性もありますが)。

この戸取日出夫弁護士、中村嘉宏弁護士、谷生泰斗弁護士のひのき総合法律事務所の3名が関与したのが、節電機詐欺商法のアイディック

この会社には、吉野正三郎弁護士(紀尾井町綜合法律事務所:元東海大学法学部教授)という人物もついてますが、この人は、悪徳商法マニアクスの弁護士ランキングで全国最下位の22047位。

このひのき総合法律事務所は、アイディックのみならず、カテナViVなどの問題企業を担当しています。

このひのき総合法律事務所で、「草の根」を担当したのが中田光一知弁護士です。こっちは市議ですが、「問題あり」というところは共通してます。

そして、ここを出てからもなおTMAベンチャーキャピタル、IBS、日東工業といった問題企業の弁護をやっていたわけです。

それはさておき、もうひとり中田国際法律事務所を退所したのは、大友潤弁護士です。この人も昨年弁護士登録していて、最初の入所が中田国際法律事務所です。

大友弁護士は今も東京第二弁護士会の弁護士検索では、中田国際法律事務所所属になっていますので、行き先が決まらないまま辞めた可能性がありそうです。

さあて、何があったのでしょう。風水で、「職場を変えた方がいい」と出たのでしょうか。

なお、lowerだけでなく、福間智人弁護士の略歴で、【東京大学教養学部基礎科学科第一学科卒業 卒業】と「卒業」の文字が重複しているのは未だ修整されていません。

「東村山」関連はこの辺にしておいて、次回からは「第4章/児童ポルノ」です。