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[第9章●午前3時の小ワザ]
8… 耳栓・補遺
[2004.01.05登録]

石田豊
ishida@pot.co.jp

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。

統一性にはかけますが、これからしばらくはここの文体は「です・ます」体でいきたいと思っています。正月の間にポットから刊行された「たったひとりのクレオール」を読んだのですが(まだ読了していないが)、これにはシビれました。この本に影響されての文体変更です。この本はおすすめです。「聴覚障害児教育における言語論と障害認識」という副題がついていますが、(すぐれた論考が常にそうであるように)論じられている個別の問題を超えた普遍性を持っています。つまり聴覚に障害をもたない私自身の言語や認識に関する議論としても読めました。

さて、三が日に耳栓記事に関するいくつかの反応をいただきましたので、それを紹介しておきます。

まず沢辺さんから。

「自分の、ああいった感情を人に書かれるとドキドキします。が、このドキドキはならしていく方がいいと、改めて思いました」

すんません。雑談開始時には記事にするなんてことは考えていなかったため、彼がどのように発言したかというのは、ちゃんと記憶していません。ために、もしかすると、発言内容は間違っているかもしれません。

また、記事をあらためて読み返してみると、1)メイミーVS沢辺問題はポットの「音楽混在」問題とは違う問題である 2)耳栓の使用は「音楽混在」問題を解決するものではない→耳栓をすれば「自分の音楽」も聞こえなくなる ということに気がつきました。ゆえに話のマクラとしては適切ではないのですが、ま、いいでしょう。

「私も以前は通勤中に耳栓(スポンジタイプ)を使用しておりました。遮音性には非常に満足しておりましたが、黄色のスポンジだったのですが、使っているうちに黒ずんで汚れていくのがイヤでした。紛失して以来、それっきりだったのですが、ココを読んでまた買ってこようと思いましたです。」
という声もいただいています。

おそらくこれはサイレンシアの先行タイプであるイヤーウイスパーではないか、と思うのですが、私もこれを以前使っていて、同じような理由で使わなくなりました。スポンジタイプは、常にその問題がつきまとうと思います。

前回に書いた事故が原因であるのかもしれませんが、私は耳に「弱点」をもっており、体調悪化の兆候は耳に出ます。耳の奥が痛くなってくるのです。それもあって、耳に汚れたものをつっこむのは、心理的に大きな抵抗があります。フランジタイプは汚れにくいし、よしんば汚れても、簡単にきれいになります。遮音性は低いのですが、フランジタイプの方を、今後も常用しそうだというのは、そのためです。

「選び分けできるほど耳栓にたくさんの種類があるとは知りませんでした。ワタシはサイレンシアを持っています。ドラッグストアではこれしか売っていなかったもので。」

そういえば、うちの近所のドラッグストアでもサイレンシアは販売されていました。前回紹介した他商品は、工場などでの作業環境での防音というもろもろの製品のラインナップのひとつとして位置づけられているため、販路が違っているのかもしれません。


正月旅行の期間中に、今回購入した耳栓をいろいろ試してみましたが、耳栓を着用すると、新幹線の車中が「読書スペース」になるということを再発見しました。電車、特に新幹線の車中って、ものすごくうるさいのですね。四六時中高音域の金属音が響き渡っています。耳栓をつけるとそれがよくわかります。特にソフトタイプを着用すると、それらの音が気にならない程度にまで減衰し、読書がはかどります。外すと、眠くなります。たぶん騒音からカラダを防衛する機構として「眠くなる」のではないでしょうか。

耳栓をして、聴覚障害児教育の厳しい現状報告を読んでいるのは、なにか不思議な感じでした。

ただ、ひとりでいるときは別ですが、他人がいる場所で耳栓を付けることに対する、心理的な抵抗感がなぜかあります。それは何なのか、気になっています。

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