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[第13章●本の買い方読み方しまい方]
13… 新幹線が唯一の読書時間
[2004.06.30登録]

石田豊
ishida@pot.co.jp

新幹線とか飛行機の座席は、読書のためにはいい環境と言えるのではないか。ぼく自身のことを考えてもそうです。ベンチシートよりボックスシートのほうが、よく読めます。

それがなぜなのかはわからない。今後、ゆっくり考えていこうと思います。

このKozzyさんの分でもって、とりあえず第1期の取材のストックはおしまいです。

■Kozzyさん……44歳、男性、2人の子どもと4人暮らし、会社員
「本はほとんど読まなくなりました。月に一度東京で会議があり、その際の新幹線の往復が唯一の読書時間といってもいいですね。これで2冊」

読まなくなって十数年。その前は読んでいたように思うが、本を読む時間が生活の中で組み込まれていないということかもしれない。

子どもがいるとかで、おちついて読む場所がなくなってしまったこともあるだろう。通勤時間も短いため、本を取り出すということもないし、帰りは毎日遅いし。よって新幹線の中だけくらいしかなくなる。

新幹線の中は読書空間としては最高だ。ただ時には不覚にも寝てしまうこともある。

新幹線の中が読書にいいというのはぼく(石田)も思う。ただ、惜しむらくは車内販売で文庫本を持ってこないことくらいか。

「ただ、なんか、落ち込むと本屋さんに行くくせがあります。落ち込んでいるときに本にすがる、とか」

新幹線に乗る前に、駅前の書店で新書や文庫の棚、新刊とか売れ筋のワゴンから選ぶことが多い。中身をぱらぱらっとみたり、目次を見たりして選ぶ。最近では「口のきき方」(梶原しげる 新潮新書)とか、あと清水義範の作品など。この人の本は軽くって面白くて新幹線の中で読むには最適だと思っていた。

東京へたつ前に1冊買い、帰りに東京で1冊。

「小説なんかで上下2巻になっているのは大阪でまとめて買ったりしますけど」
「続きが向こうで売っていないと困りますしね」

買った本の整理はほとんどしていない。読み終わった本は書店でつけてくれたカバーを外すというのだけがルール。本棚にある程度たまってくると、プラスティックのコンテナボックスに入れる。

今後、もっと本を読んでいきたいように思う。

「でも、本が好きな人とか、映画好きの人もそうなんですけど、人にすごくすすめる人がいるでしょう。なんかすすめかたが妙というか。おまえ、こんなんもよんでへんのか! みたいな言い方する人がいるでしょ」
「そうですか? 大阪だけでしょ、それは。そんな人いませんよ」
「大阪だけですかねえ。で、そういういいかたされるとムカついたりします」
「ほっといてくれ! ってね。まさに大阪的会話だなあ」
「でも、あの人がそこまで言うなら、という感じで読んでハマったのもあります」

子ども(小学校5年、小学校2年)に対しては、本を買い与えたいと思う。それは自分が小学生の時分とかに図鑑などを買ってもらってすごく嬉しかったから。

「魚の図鑑をかってやったら、下の子は夢中になって、すっかり魚博士になっていました」

しかし、思いはあるのだが、なかなか実現はしていない。

ただ、子どもが成長してきたので、同じものを楽しめるようになってきた。

子どもの読むコミックスが面白くて、資金援助をして、新刊がでたから、はよこーてこい。と。

「マンガをこんなに夢中で読むのもひさしぶりやな、と思いながら読んでます」

最近では「NARUTO」(岸本斉史 ジャンプコミック)など。

コミックスは新刊がでるまでに間隔があくので、新しいのを読むと、前が気になって取り出してきて再読したりする。

読み終えると、親子でどのキャラクタが好きかなどと感想を語り合うのも楽しい。

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