2009-05-28

連絡事項

mishiam.jpg*連絡事項1
三島由紀夫の「仮面の告白」「禁色」を読む読書会をします。ゲイの視点から三島を読み直す試みです。

5/31(日)16:00−19:00 新宿
参加資格:上記の二作品を読んでくること。
伏見の本に多少なりとも共感を抱いたことのあるゲイの人(笑)。

参加希望者は、@yahoo.co.jpの前にgaybarfushimiを置いたアドレスに
自己紹介を書いて連絡ください。
参加枠が残りわずかなため満席になり次第打ち切ります。

*連絡事項2
名古屋NLGRへの参加が、諸般の事情により中止になりました。すみません!

2009-05-26

カフェタイム再開

mfmap.gif5/27(水)からエフメゾのカフェタイムを再開します。17:00−19:00
以降は通常営業です。19:00−04:00

カフェタイムは通常営業でいただくチャージ(500円)は無しで、1000円/1ドリンクです。カフェタイムからお越しのお客様で通常営業も飲まれる方からは、改めてチャージをいただくことはありません。

伏見とゆっくり話したい人、学生さん……などお越し下さい。お待ちしております!

今週はエディット・ピアフとか昔のゲイバーっぽい音楽をかけております(笑)。

2009-05-25

いただいたご本『MODE アグリー・ベティ オフィシャルブック』

全国のアグリー・ベティファンの皆様、お待たせしました! 「MODE」を模したオフィシャルブックの登場です!←『MILK 写真でみるハーヴィー・ミルクの生涯』のAC BOOKS 様が版元よ←実にヘンな本を出してくれる出版社ですね!

それにしてもベティ、どブスですね。まあ、だからアグリーなわけですが。ドラマで見慣れた感は出てきたものの、大版の表紙でどアップになるとかなりインパクトあります。すごいよ、この歯の矯正の輝き。うーん、やっぱこの装丁であえて購入するのはオカマのみなさま以外考えられないでしょう。あるいは、オカマの心を持った女子か(笑)。

しかしベティって不思議な女子ですよね。ふつうあれくらいのブスになると、妙に屈折していたり、他人におもねる性格になっていたりするものですが、なんつーか、とてもナチュラル。ナチュラルブスというジャンルがあるのかわからないけど、ああいう自意識に変異の見られないブスって貴重だと。伏見のどブスの女友だちはみんな、善かれ悪しかれ強烈だからね。

デザインも内容もとってもMODEな一冊なので、ぜひ手にとってみてください!

2009-05-24

第1回 Tokyo Pride Festival

pride.jpg5/23(土)に代々木公園で開催された「第1回 Tokyo Pride Festival」に参加してきた。まあ、参加といっても、バディのブースで自分の本をちょっと売っただけなのだが。

今年はパレードが行われないということで、たぶん全体の参加者人数は減ってはいたのだろうが、会場は盛況で、みんな楽しんでいる様子だった。個人的な印象としては、これまでのパレードのときよりも若く、薄い人たちが多く、30代くらいのゲイゲイしい濃いめなタイプや、こういう場でいつも顔を見かける業界系、リブ系の人たちがいまひとついなかったような。筋肉量、女装量が少なかったのはたしか。「ハートをつなごう」のテレビ収録を観たかった若い子、初心者が多かったのかもね。

伏見はその後、会場で出くわした20代のゲイ友たちと、近くでデザートバイキングへ行ったり、二丁目に流れたりして、今日日の若者事情について取材? いろいろ話しを聴くと、やっぱ薄いよね、若い子たちって。「アフリカ系アメリカ人」みたいに「ゲイ系20代」って表現したほうがいいかも、とか思う。いや、それがいけないなんてまったく思っていなくて、ただ、そういう減塩された感覚が現在の若い子たちの実存なのだと。

そんな減塩世代の若い子たちが今、三島由紀夫を読んだらどういう感想を持つのだろうかと、来週の日曜日は(おもに)20代のゲイたちと「仮面の告白」と「禁色」の読書会をするので、とても楽しみ。伏見は去年から若者との読書会みたいのを頻繁に行ってきたのだが、こういうのって非常に面白いし、勉強になりますね。こっちはもう脳が衰えていくばかりなので、感性をチューチュー吸える(笑)。

2009-05-22

カフェタイム再開

なんだか最近やけに元気でアクティブな伏見です。なので、来週5/27(水)からエフメゾのカフェタイムを再開します!

17:00-19:00
料金は通常料金からチャージ(500円)を引いた額になります。つまり1ドリンク1000円です(カフェタイムに来て以降も飲まれる方からは、改めてチャージを取ったりしません)。

じっくり伏見と話したい方は早い時間にお越しください。お待ちしております。

満員御礼、ジュンク堂

jyunku.jpg5/21にジュンク堂新宿店で行われた『MILK 写真で見るハーヴィー・ミルクの生涯』の発売記念イベントは、早々にチケットが完売して、満員御礼で無事終了。

中村うさぎさんと伏見は、前日のエフメゾ営業で朝5時までおしゃべりしていて、「おやすみ」と言って別れてけっこうすぐに「おはよう」と再会(笑)。前半脳が眠っている感じがありましたが、尻上がりに目が覚めて、なんとかしゃべり切りました。

お越しいただいた方、ありがとうございました。会場に友人の方々がいるのがわかったのですが、バタバタしているあいだにご挨拶もできず失礼いたしました。

引き続き本のプロモーション中です。どうぞよろしくお願い申し上げます!

2009-05-19

20日のエフメゾ

61adL_g7soL._SL500_AA240_.jpg30代以上のオカマというのは面白い性質があって、ピンクレディーやウインクがかかると思わず振りを着けずにはいられないし、もっと年季の入ったオカマなら、ちあきなおみの「喝采」では知らず知らずのうちに左手が幕を開けてしまう(笑)。で、先週発見したのだが、オカマ種族は、サラ・ブライトマンの「Time to say goodbye」に対しては、どうにも高音部を裏声でなぞらなければ気が済まないらしい!?

それはともかく、先週はiPODのなかに試しにクラシック系の音楽も忍ばせてみたら意外と受けていた。ポップスのあいまにチャイコフスキーやラフマニノフがかかると面白がってくれるお客様も少なくない。さすが教養主義のお姐さんたち! ということで、今週はちょっとクラシックなBGMにしようとセレクトしてみた。伏見ママの好みの交響曲とかピアノ曲ほか。でも完全にクラシックばかりになるとなんなので、エンヤあたりも織り交ぜながら、落ち着いた雰囲気での一夜を楽しんでいただこうと。

営業時間は19:00-04:00。深夜はお客様がいなくなった時点で灯を消してしまうので、終了はまちまちですが、そこのところよろしく。スタッフ一同、お客様のお越しを楽しみにしております。

2009-05-18

各地でLGBTイベント

images.jpg17日、「やっぱ愛ダホ!」(国際反ホモフォビアの日)のイベントが各地で行われて盛り上がったとのこと。若い人たちがこうした活動に熱心なのは心強いですね! 性的少数者への偏見や差別をなくすための特効薬はないのだから、いろんな角度で、いろんな人たちが、いろんなやり方で、地道に自分たちを表現していくのがいいと思います。こうした活動は毎年続けていってもらいたいものです。

そして今週末23日(土曜)には「第1回 Tokyo Pride Festival」が開かれます。今年はパレードがないということですが、代々木公園を借りて性的少数者のフェスティバルが行われるそうです。「ハートをつなごう」の面々も登場するようなので楽しみです。 http://www.tokyo-pride.org/festival/
伏見もバディのブースで新刊『MILK 写真で見るハーヴィー・ミルクの生涯』の自主即売会?を行っておりますので、様子を見に来てください。というか、ご購入のほどよろしくお願い申し上げます!

6/6,7には名古屋で毎年行われているHIV啓発イベント、NLGRも開催されます。HIVの検査やら池田公園でのイベントやらさまざまあるようで、こちらも盛り上がりを期待したいです。伏見もバディのブースで本の自主即売会?をする「予定」ですので、名古屋方面の方、姿を見かけたら声を掛けてください。楽しみにしておりますー。http://www.stag.jp/xc/p_gbase/disp/23265

2009-05-12

久しぶりのまったり営業

mfmap.gifゴールデンウィークも明けて、明日(5/13 水)のエフメゾは久しぶりのまったり営業です。19:00-04:00 イベントっぽい営業が続くと、ぬるい空気の夜がなつかしくなります。先週は忙しかった上、体調がひどく悪くて(←呪い?)早めに店じまいしてしまうことになりましたが、今週は万全を期して臨みましょう。カレーも朝から作るぞー!(←やけに陽気←田口ランディ氏の文庫本の解説を書き上げたら、なんか抜けた感じなんです)。

ところで、すっかりサマータイムな感じになってきたので、カフェタイムを復活させようかどうか考えているのだけど、ご要望がありますかねえ。若い世代、学生さんとかが来てくれるのなら再開しようと思います。

2009-05-11

宮台真司『日本の難点』


相対主義の否定が不可能だと知りつつ相対主義を「あえて」否定するしかないーー「普遍主義の不可能性と不可避性」とはそうしたことです。

ーーさすが宮台真司先生! いつまでも相対主義の物差しで物事の根拠のなさを指摘して溜飲を下げているばかりでは仕方ない、ということですね。ジェンダー/セクシュアリティというローカルな分野でも、こういう議論を展開してくれる人が出てくればいいのに……。

「普遍主義の理論的不可能性と実践的不可避性」
「恣意性に敏感であれ!」という段階から「恣意性を自覚した上でコミットせよ!」という段階への変化です。

ーーとても刺激的で、共感するところ多の一冊であった。

もちろん星は ★★★★★!

2009-05-09

対談「中年オカマと淫乱女の友情」

DSCN0215.JPG対談「中年オカマと女の友情ーー四十路はいろんなことがありますの巻き」
伏見憲明 × R子

R子プロフィール/昼はキャリアウーマン、夜はど淫乱女として「世界を股に入れて活躍」。性のジャパニーズ・テクノロジーと各国で絶賛される。最近まで中国大陸、パラオなどで働く。現在、シングル生活を謳歌しつつ、子育て中。
ノリ江ママの本では、木村薫子の名前で対談に登場し、自らのブス人生を赤裸々に語っている。←『性という饗宴』に収録

この対談は久しぶりに再会した中年二人組の近況報告。オカマと女の友情はそこそこ毒づきながら続いているのであった。ただし、あまり内容はないのでご了承のほど(笑)。 続きを読む…

2009-05-07

イベントは大成功! 大盛況!

min.jpgエフメゾの祭日営業に南定四郎氏を迎えたトークイベントは大成功! ご座席まで出る大盛況でした!

会場にはさまざまな世代のゲイたちが集まり、喜寿(77歳)を迎えられた南氏に、60代になった大塚隆史氏、50代でいまもHIV啓発の最前線で活躍する長谷川博史氏、そして40台の伏見……とおじさん、おばさんが勢揃い。そして旬の30代、20代のアクティヴィスト、これからのゲイコミュニティを担ってくれるだろう意識の高い大学生たちも多数参加してくれて、ゲイという共同性に託した思いのバトンリレーを見るようでした。トークが終わった後で撮影した年配の4人の写真は、ゲイコミュニティの魔除けになりそうで、思わず通販にでも出そうかと(笑)。

南氏の話しはとても含蓄があって、若い人たちもずいぶん感銘を受けていたようでした。主催者として嬉しかった。77歳の今、ゲイとして生きてきたことを「まったく後悔しない」と言い切った氏の晴れやかな口調がなんとも感動的で、後続世代に勇気を与えてくれるものだった。彼の人生を本にまとめようと思っている伏見は、しかし、この内容の詰まった波瀾の人生をどう表現したらよいのか……思案に暮れるのであった!

2009-05-04

ライブ音源も公開

下の記事のなかで未公開となっていた尾辻かな子さんのイベントのライブ音源がアップされました。連休中なのにシステムの日高先生がボランティアをしてくださいました。感謝!

伏見は過去から未来へ向けて、さまざまな思いを込めてお話ししました。当日の会場の雰囲気もわかると思うので、ぜひ音でもお聞きいただければ幸いです。

2009-05-01

スピーチ「先人たちの思いに寄せて」

● 尾辻かな子事務所クロージングセレモニー「希望のバトン〜『ミルク』で語るこれから」でのライブ音源と、スピーチ音源(2009.4.29)

これは、尾辻かな子さんが新宿二丁目に構えていた事務所を閉じるにあたって催されたイベントでの、伏見のスピーチのライブ音源と、スピーチ原稿です。 続きを読む…

2009-04-30

5/6 南 定四郎氏、12年ぶりに降臨!

ad.jpg5/6(水曜、祭日)のエフメゾ営業では急遽予定を変更して、「南 定四郎 × 伏見憲明 トークイベント」が行われます(そして飲み放題)。

南定四郎氏(77歳!)は、80年代から90年代にかけて日本のレズビアン&ゲイの運動を牽引した、まさに「日本のハーヴィー・ミルク」とも言える人物です。HIV啓発や映画祭やパレードをこの国に最初に導入したのは彼で、南氏の私財を投げ打っての献身なくしては、今日の性的少数者の状況はあり得なかったでしょう。この12年間、氏はLGBTの運動との関わりを断ち、また二丁目にも一切足を踏み入れずに状況と距離を置いてきましたが、この度、伏見に、自身の伝記を書くことを認めてくださり、また、久しぶりに表舞台で語ってくれることも引き受けてくれた次第です。

そこで急遽、ゴールデンウィークのエフメゾ営業は「南定四郎氏と語る3時間スペシャル!!」と題し、最初の1時間を伏見による南氏へのインタビュー、残りの2時間を「伝説のアクティヴィスト」である氏と楽しく語り、お酒を飲む会を催すことにしました。イベント時間は:17:00-20:00です。

こうした機会は滅多に得られるものではないので、LGBTの運動やHIVの啓発活動に関心のある人、「日本のミルク」に会いたい若者、なんだかわからないけど面白そうだと感じた人、3時間飲み放題ならともかく参加したいと思った人……ぜひともご来店ください。

milk.jpg料金:2000円で焼酎、ソフト飲み放題(他のアルコールは別料金がかかります)
*イベント時間は17:00-20:00の3時間で、以降は通常料金。ただし飲み放題からの参加者はチャージはなしです。
*木を見て森を見ないような批判をしたがるバカ活動家からは、特別料金で、1万円くらい取りますので、そこのところ事前にご了承ください(笑)。

当日は伏見が監修に関わった新刊『MILK 写真で見るハーヴィー・ミルクの生涯』の販売も行われます! 

上の写真は、南氏が編集長を務めていたゲイ雑誌「ADON」(1995.12号)。ゲイ雑誌史上初めて、固有名詞の個人の顔が表紙を飾った号のカバーボーイ?は伏見でした(そう、伏見は実は表紙モデルだったですー。ゴーゴー?)。このブス写真のインパクトによって次号から「ADON」は急激に売り上げを減らし、休刊に追い込まれたというのは、ギョーカイの伝説……。

2009-04-27

営業、イベントについて

mfmap.gif4/29(水、祭日)のエフメゾ営業はいつもより早く開店します17:00−04:00 地方からのご旅行の方、お休みで暇を持て余している方、性的欲求不満でからだを持て余している方、友だちを求めている方……ぜひ遊びに来てくださいね。 5/6(水、祭日)の営業も17:00からです。定額給付金はエフメゾで消費すべし。景気浮揚のために伏見はじゃんじゃん使うよー!

5/21(木)のジュンク堂新宿店で行われる中村うさぎさんとのトークイベントは、すでに予約で満員御礼ということですので、これから申し込もうと思っていた方はごめんなさい。

2009-04-24

日本の社会は異常

草なぎ剛さんの事件を見ていて、日本の社会の異常さを感じた。これはもう警戒水位を超えている。

たかだか泥酔して裸になって騒いだだけで、いったいなんでこんなに問題視するのかわからない。公然わいせつといっても、誰かに性器を見せつけたわけでも、ましてやレイプをしたわけでもなく、ただ裸で公園にいただけなのだよ。それでCMが中止になったり大臣が批判をしたりって……みんなどうかしていないか。薬物使用ならともかく、そういうこともないとしたら、社会、というかメディアの報道はいじめでしかないし、それにいちいち反応する企業や役所の神経もどうかしている。こんなことを新聞やテレビが騒ぎ立ててどんな意味があるのか? 恥を知るのはメディアや社会のほうではないか! 伏見は久しぶりに怒っている。べつに草なぎさんのファンでもなんでもないし関心すら持ったことがないタレントだが、この社会はあまりにも気持ちが悪い。

2009-04-21

MILK月間!

映画「MILK」の評判はなかなかで、みなさんけっこう泣いて観たようですね。もちろん伏見も大いに泣き、濃密な思いが過去からこみ上げてくる経験を得ました。さて、映画の関連本『MILK 写真で見るハーヴィー・ミルクの生涯』(AC Books)がゴールデンウィーク明けに刊行されます。伏見も監修で関わっていて、映画もこの本も応援しております。本書ではミルクと同じ時代を過ごした人々の証言とともに、70年代のゲイコミュニティとミルクの実際の写真が収録されています。ぜひ愛蔵版として家の本棚に飾ってみてください。オカマのみなさんは神棚に祀ってみたら?(笑)

● 伏見がママになるゲイバー、エフメゾでも4/29と5/6(ともに水曜祭日)は開店を17:00に早めて、本の先行発売会?を兼ねた営業になります。映画「MILK」のことなどあれこれ話しながらゴールデンウィークのひとときをいっしょに過ごしませう。営業時間は17:00ー04:00。通常料金。

以下、版元よりのパブです。

milk.jpg●『MILK 写真で見るハーヴィー・ミルクの生涯』
序文:アーミステッド・モーピン
まえがき:ダスティン・ランス・ブラック
監修:伏見憲明 訳:安齋奈津子

¥1,995(本体¥1,900+税) A4変、136ページ、並製
2009年5月1日発売 ISBN:978-4-904249-06-2
発売:AC Books http://www.ac-books.com/

この本の刊行を記念して、5/21にはジュンク堂新宿店でトークライブも行われます。

● 『MILK 写真で見るハーヴィー・ミルクの生涯』出版記念トークセッション

「私は私。でいいじゃない?」 伏見憲明氏×中村うさぎ氏

70年代の終わり、ゲイであることをカミングアウトして選挙によって公職に就いたものの、1年もたたないうちに暗殺されたハーヴィー・ミルク市政執行委員。21世紀の今も、アメリカのみならず全世界で、「生きづらさ」を抱える人は絶えない。

愛するってどういうこと? ありのままの私ってだれ? 生きるってどういうこと? 幸せってなに?

日本におけるゲイリブのフロントランナー伏見憲明氏と、現代女性と社会を鋭く問う中村うさぎ氏が、「私を生ききる」ことについて語る。

日時:2009年5月21日(木)18時30分〜20時
料金:1,000円(1ドリンク付き)
定員:50名(定員になり次第しめきり)
会場:ジュンク堂書店 新宿店8階喫茶コーナー
予約先:ジュンク堂書店新宿店7階カウンターにて。電話予約も承ります(03-5363-1300)
http://www.junkudo.co.jp/event2.html

2009-04-19

いただいたご本『「死刑」か「無期」かをあなたが決める』


● 小浜逸郎『死刑」か「無期」かをあなたが決める』(大和書房)

伏見はアッパラパーなので、「裁判員制度ってアメリカの裁判みたいでかっこよくない?」「選ばれちゃったら面白い人間模様が見れるかも!」みたいな幼稚な意識しかもっていなかったのだが、民主主義と近代国家の擁護者、小浜先生が今度はこの新しい制度についてたいそう怒っている(ヤバ、ごめんなさい)。「裁判員制度は、いくつもの憲法違反を犯している。このような制度は即刻廃止すべきであるし、国民は、たとえ「赤紙」が届いたとしても、これに応じる必要はない……」

読んでみると、たしかにこの制度は「近代民主主義」や「国民主権」といった近代国家の根本に抵触するところがないとは言えないようだ。小浜先生は近代の原理に照らし合わせて裁判員制度を否定する。原理から思考することが苦手な日本人は、こういう批判を向けられると言葉をなくしてしまうか、スルーしてしまうかになりがちだが、やはりここで踏ん張って考えることが必要なのだろう。「近代民主主義という法的・政治的なフィクションをどのようなものとして扱えばいいか」伏見もロックやホッブスでも読んで勉強しないとなあ。

2009-04-18

伏見徒然草 vol.65「ネオホモの時代」1

0905.jpg

● 伏見徒然草 vol.65「ネオホモの時代」1(バディ2009.5)

このごろ、「ネオホモの時代だ」とよく話す。「ネオホモ」とは伏見の造語。同性愛というセクシュアリティを社会化していく方向性を持った人たち*を「ゲイ」というのなら、「ホモ」は同性愛をベッドのなかの嗜好としていればいいという感覚に生きている人たちだと、とりあえずしておく。その上で、「ネオホモ」はかつての「ホモ」と違って、自らの欲望にさして後ろめたさや恐怖感を抱いているわけでもなく、また異性愛のライフコースに従おうというのでもない人々だ。

「ネオホモ」の増殖は、八十、九十年代を通じての日本社会の多様性の広がり、社会生活と私生活の分離傾向、少子・晩婚化、ネットの発達によってマイノリティのネットワーク化が可能になった状況、「ゲイ」の推進力で実現した同性愛をめぐる社会的条件の向上などを背景にしている。しかし彼らは「ゲイ」たちが理念とした「ゲイコミュニティ」や「ゲイカルチャー」などにはさほどシンクロすることはなく、ただ同性に性的欲望を抱くことを共通項として、あとは階層や学歴、職業、地域性、性的嗜好などに則してそれぞれの暮らしを営んでいる。 続きを読む…