2006-05-17

試写会「GOAL」

W杯ドイツ大会前に観て
盛り上がろう!
試写会「GOAL

かねてから、思っていた。感動ものの野球映画はたくさんあるのに、なぜ、サッカー映画はないのだろう。
そんな欲求不満に見事応えてくれる映画が完成した。しかも、FIFA、adidas、レアル・マドリード、ニューカッスル・ユナイテッドが全面協力している。プレミア・リーグに始まり、UEFAチャンピオンズリーグ、W杯ドイツ大会にカメラが入り、本場もん、そのものを舞台に展開する3部作だというじゃないか。興奮しないわけがない。

今回試写会で観たのは、その第1作目。メキシコ移民で、アメリカに暮らす主人公の青年が、ひょんなことからプレミア・リーグのニューカッスルにテスト生として入団し、幾多の困難を乗り越えながら、いかにしてトップチームにまで上り詰めるのか、というストーリーである。

そんなにドラマ性は期待していなかったが、これが、かなり良かった。主役のクノ・ベッカーが未知の魅力にあふれている。写真でみると、丸刈りの、何のことはない青年にしか見えない。どっちかというと地味である。これが3部作の主役をやる青年でいいの?ってな趣だ。でも、観れば観るほど、味が出てくる。ちょっとした笑顔は胸キュンの魅力でいっぱいだし、動いて生きるタイプの役者さん。サッカーの腕前?足前?も、かなりのもの。早回しとか使ってるのかもしれないが、ドリブラーの役なんだけど、才能を認められるのに納得の足技ぶりなのだ。
彼の家族も、父親、祖母、弟がこれまた泣かせるほどの演技で、ニューカッスルの監督、選手、スカウトマンも、いかにもサッカー人という雰囲気ながら、生粋の役者を起用しているので、リアルな雰囲気がよく出ている。ジダン、ベッカム、ラウルのサービスショットもあるが、こちらはプレーの姿ではなく、バーでの一場面なので、なくても良かったのでは?と思えるほどの素人っぽさ。第2部、第3部で、プロのワザが観れることを期待したい。
選手でプレイシーンがあるのは、ニューカッスル・ユナイテッドのアラン・シアラー。なんと今年1月に同クラブにおける200ゴールを達成したのだというからスゴイ。こちらは、私の大好きな映画「シーズンチケット」にもサッカー選手役で出ている。

W杯の真剣勝負の迫力、魅力とは比べることはできないが、この映画にはサッカーに夢を託すさまざまな人の思いが描かれていて、サッカーファンでなくとも、サッカーの魅力を感じることができるはず。私はW杯前に劇場でもう一回観て、大いに盛り上がるつもりである。