2015-08-25

インターンシップ7日目

7日目です。山崎です。

 今日は小久保さんから、本を作る際に欠かせない『紙』のことについて教えていただきました。
『白い紙』ってだけでも、ものすごい種類があって、さらにメーカーによっても少しずつ違っているそうです。
その中から気に入るのは見つかるとは思いますが探すのに大変な時間がかかりそう。
また、紙の値段も少しずつ違うため予算との兼ね合いなどなど考えることが多い。
ほかにも、ざらざらしたのがいいのか、つるつるしたのがいいのか、
その本の趣向に合わせて紙やカバーを変えていくそうです。

 いま、電子書籍が人気になってきています。持ち運びも楽だしタブレットひとつあれば、データ量が許す限りの本を電車の中だったり喫茶店で読むことができます。でも、それは『文字』を運んでいる、『文字』を読んでいるのであって『本』を運び、読んでいるのわけではないんですよね。
分厚いハードカバーの手にかかる重さや紙がめくれる音、匂い。それこそ、ざらざらつるつるの手触り。
五感全てを使って楽しむことができるのが、『本』なんだと小久保さんの話を聞いて、改めて思いました。
将来、電子書籍でしか読んだことないという子どもが出てくるのだとしたら、それはとっても残念なことだなと。
そんな子どもができないような社会に自分たちが考えていきたい。