2005-01-17

食堂なのに「タベルナ」?(Tavern)

ブリュッセルのレストランにて(筆者・撮影) ギリシア旅行をしているときに、まず戸惑いを覚えたのが、食堂・料理屋の名称である。ギリシアの家庭料理を気軽に食べられる食事処を”Tavern”という。カタカナで書けば、タベルナ。食堂なのにタベルナというのだから、日本人にとっては妙な話である。
 パリに帰ってドイツ人とフランス人の女性に会った機会にこの話をした。

「ギリシアの食堂はタベルナっていうんだ」
「フランスでもいっしょね。パリにも”タベルナ”はあるよ」
「”タベルナ”って発音は、日本語では”食べてはイケナイ”という意味になる。だから、タベルナにいるとどうも居心地が悪くてね」

 二人の女性はケラケラ、笑い
「日本人には、”タベルナ!”って言えばいいのね。一つ、日本語を覚えたわ」
 と、喜んでいた。”同音異語”というものは言語を越えて多々、存在するものである。

(写真は、ブリュッセルのレストランにて。筆者撮影)

2004-11-26

新人日誌、卒業です

デザイナーとして入社した以上、デザインで評価されなければならない。マメに洗い物をしたり、正確な校正作業を心がけたりすることも続けていきますが本業はデザイン。早くポットらしさを身につけた上で(社内、発注者からは)柳瀬テイストみたいなものを感じてもらえるような誌面をつくることを目標にしていきます。
 
雑誌や書籍の組版は意図的でありながら、読み手にはそれを感じさせないデザインをしなければいけない、主役は書き手の伝えようとしている内容なのです。ただ、主張しないかわりに、読み手に気付かせず、デザイナーの意図を刷り込むようなワザもありそうです。もちろん、デザイナーが誰であるかを感じさせるためではなく、内容をサポートするようなデザインであること。逆に、プレーンな情報として、ありのままを伝えるためのデザイン、というのもありそうです。そのためには、沢辺さんのように原稿を読みこなし、編集するセンスも身につける必要がありますね。
 
まだまだ道は長く、到達点もぼやけていますが、マラソン・ランナーのようにとにかく100m先の信号までがんばってみよう、といったところです。

コメントをどうぞ

※下の画像に表示されている文字を「キャプチャコード」入力欄に入れてから「送信」して下さい

*