2004-10-19

そして、断食

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2004-10-18

再び、読者の方からのメール

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2004-10-15

近所をお散歩

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2004-10-14

読者のメールなど

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2004-10-13

お散歩 イン クーダム

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2004-10-07

映画は楽し!

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2004-10-06

読者からのメール

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2004-10-05

お散歩 その3

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2004-10-04

お散歩 その2

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2004-10-01

日記をリニューアルしました

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2004-09-30

お散歩 その1

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2004-09-29

Rちゃんからのプレゼント

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2004-09-28

読者からのメール

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2004-09-25

ひょっとしたら……

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2004-09-21

のだめカンタービレ

少食の秘訣に、意識を別のことに飛ばすということがあります。(というか、私はそう思っています)つまり、食事のことを考える時間もないほどに、何か別のことに熱中するということです。それは、私の場合には、本を書くとか、絵本の内容を考えるとか、仕事とか子育てとか、いろいろありますけれども、本や漫画を読むこともそのひとつです。好きな読み物に出会うと、もう夢中で読んでいますから、お腹が空くのを忘れてしまうこともしばしば。
そして、今とてもハマっているのが、講談社漫画大賞に輝いた漫画、「のだめカンタービレ」です。友人が送ってきてくれたこの作品、いやはや久々の大ヒットで、マイブームになってしまいました。クラシック音楽を学ぶ音大生と、その音楽の世界を描いているのですけれども、「創造」がキーワードなので、恋愛も若干あるものの、恋愛以外のクリエイティブな世界として内容に広がりがあり、とても楽しいのです。
もう、ワクワクドキドキでして、ユーモアもあるし、登場人物が皆軽やかで自信に満ちていて、本当に気持ちがいいのです。あまりに面白いので、かよちゃんにも2巻貸してあげたところ、かよちゃんも大ファンになりました。今映画の研究で、ある大学に招かれて日本に戻っているのですが、ベルリンに帰ってくれば私から残りが借りられるというのに、かよちゃんはもう我慢ができなくなってしまい、とうとう「のだめ」を9巻まで買ってしまったのだそう。
かよちゃん! もう10巻目が発売されたよ~~!!
かよちゃんだけではありません。私のまわりには、のだめ菌に感染した人々がたくさんいます。みんな、食事するのも忘れて読みふけっているのです。ダイエット効果バツグンの漫画です(笑)。いえ、私的には……ですけれども……。

のだめに限らず、何かに没頭できるって素敵なことです。
食にとらわれず、好きなことに集中するひととき……。
これは、私にとっては、少食を成功させる大きなテクニック(?)のひとつといえます。

ちなみに、この漫画に登場する千秋くんは、ストレスがたまると、隣に住む主人公ののだめの部屋を掃除したりします。過食に走るのではなく、他人の部屋を掃除する!!
素晴らしい! ぜひ千秋くんとお友達になりたいです!!

Sちゃん~! そんなわけで、のだめの10巻目、楽しみにしているからね~~! 待っているからね~~!

2004-09-17

妙に眠い日々

ここのところ、妙に眠いのです。随分寝たなと思っても、起きてから息子を送り出した後、また眠くなって。
お風呂に入っても、うとうと。合計すると、1日10時間以上眠ってしまうことすらあります。これはどうしたことでしょう。好転反応?? よくわかりません。身体がリラックスしてきたのでしょうか。でも、前は少食をすると、睡眠時間が減ってしまっていました。あまり長く眠れなかったのです。でも、今はそうではない。
いろいろな変化があって、それを楽しめるくらいの気持ちでいたいなあ、と思っています。私は、仕事をしていてふいに眠くなったら、すぐに横になるようにしています。最近だけですけれども、無理をしない、という意味で、そのように心がけています。そうすると、10分もしないうちに本当に眠ってしまうのです。気がつくと、30分とか1時間ほど寝ていることがあります。
一度などは、午前中の11時にちょっと横になったら、なんと16時まで眠ってしまいました! もちろん、すでに息子は学校から戻って来ていました。

ひとつだけ言えるのは、少食をしてから、私の体質は明らかに変化をしているということです。これはわかります。でも、健康になるプロセスとして、様々な症状が出てきて、それが良いのか悪いのか、全く判断できないというところが、少々不安の種です。甲田先生にすぐに教えていただくこともできませんし……。とにかく、この少食療法を信じて、何が起ころうとも前向きに受け止めて、(あまりにひどいことがあったら、やはりすぐに先生にお伺いしないと、と思いますけれども)先生のおっしゃる「大丈夫だから、頑張って養生してください。継続は力ですよ。」というお言葉を心でくりかえし、前に進むのみ!だと思っています。

で、睡眠ですが……。あまりに日中も眠いので、寝すぎて夜中に起きてしまうことも多々あります。例えば夜中の2時とか3時に起きて、もう一度寝ようと努力したりするのです。4時や5時に目を覚ましたら、もうそれから起きてしまいます。朝の空気は美味しいので、瞑想したり、仕事をしたり、窓から空を眺めたり……。空がとってもきれいで、真っ青な瞬間があるのです。あまりに美しいので、見ることができた日はおみくじで大吉を当てた気分。嬉しくなります。
それにしても不思議です。以前は早朝に起きても、そのまま夜までしっかり起きていられたのに、最近はダメです。
妙に眠気が襲ってくるのです。ここ1ヶ月くらいでしょうか。
一体いつまでこの状態が続くのか……。あるいは、トシだから? でも、前のアトピーのような湿疹も、時間はかかりましたけれどもすっかりなくなったし、好転反応だと信じて過ごしていると、いつの間にか症状が消えているのですね。
なので、この睡魔も、きっといつの間にか消えてしまうのだと信じて、気にしないようにしています。もうしばらく様子をみてみようと思います。それに、睡眠ってすごく気持ちがいいですよね! すっきり眠れた時は、とてもさわやかな気分になって、本当にプチ幸せを感じます。

さて、先日イラストレーターの亀井さん(おなじみですね!)よりメールをいただきました。パッチ・アダムスのことや、とても興味深い内容で楽しく読ませていただきました。その中に、ためになる情報がありました。みなさんにもご紹介したいと思います:

……
映画
「誤診」 first do no harm
主演 メリルストリープ
見てください!
感動しますよー。断食療法(食事療法)の映画です。

映画が医療を変えていく、典型的な映画。
アメリカの代替療法、この映画の影響も大きいんじゃないかと思います。

うんうん、私たち次世代の役目は大きいですよ。
……

読者の皆さんはご存知でしたか? 私は、そんな映画があるだなんて、知りませんでした! わ~~!
面白そう! 誤診、ですか……。怖いタイトルですけれども、断食療法の映画となれば、ぜひ見てみたいです。亀井さん、情報をありがとうございました! あるんですねぇ、そういう映画が……。

昨晩、息子が頭痛がする、と言い出して、勝手に頭痛薬を飲んでいました。でも13歳ですから、あまり薬に頼りたくないですし、息子は気休めにほんの少量飲んだだけ。その後青汁を飲み、夕飯は野菜のペンネのグラタンにしました。
ツッキーニとトマトをベースにして、ナチュラルハウスのペンネに少量の豆乳を加え、オーガニックのトマトソースに、最後はモッツァレーラのチーズをのせてオーブンで焼いたものです。
野菜のみにしたところ、今まではそういうあっさりした食事を嫌っていたのですが、「お母さん、これ美味しいよ、さっぱりしていて気持ちがいい」と言ってくれました。体調が悪かったということもあるのかもしれませんが、少しずつ野菜の魅力がわかるようになってきているのかもしれません。
良い傾向です。(ちなみに息子の頭痛はすぐに治りました)
何故か息子も昨日は夕方に少し寝ていました……。私の睡魔がうつった???

2004-09-15

ストレスさん、さようなら

ストレスがたまると過食をすることはわかりました。
では、過食や飽食をやめるには、どうしたらいいのか? これは私にとっては、とても大きな課題です。
ストレスをためなければいいわけですが、では一体どうやって? 

私は、2001年に倒れて、日本の現代病院に緊急入院するまで、ストレスのかたまりのような生活を自分に強いていました。毎日仕事は山のようにあるし、子育て、日々の生活、海外で暮らす諸問題……。どれもこれも大変なことばかりで、自分のための時間が、一日に最低10分でもあったらいいのに、と夢見ながら過ごしていたのでした。
ライターの仕事以外でも、自宅で子供達に算数と国語のお教室を開いていたし、そのちょっと前までは、日本人国際学校で低学年にドイツ語を、カルチャースクールでは成人したドイツ人に日本語を教えていました。個人レッスンでドイツ人に日本語を教えていたこともあります。翻訳の仕事もしていました。こうやってここに書くだけでも、当時のことが思い出され、くらくらしそうです。一体どうやってそれらをクリアしていたのか、今の私には全く考えることができないほど、目まぐるしい時の海をあっぷあっぷしながら必死に泳いでいたのでした。
前にも書きましたけれども、週末などは全くなく、近くの美しい公園にすらお散歩にも行けず、ただひたすら目の前のことを処理して生きていくといった感じでした。
今だったらよくわかります。あんなことをしていたら、病気になるのは当然だろうと。めまいで倒れたりしても、それでも仕事をやめるわけにはいきませんでした。自分の身体を酷使していたのですね。
入院した時に、気がつきました。今までの生活パターンを完全に変えなければ、病気は治らない。自分をいたわり、少しでも時間があれば休ませてあげて、自分を愛してあげる。極限まで頑張ることに、一体何の意味があったのか……。今では、そこまで一生懸命だった自分のことを、「ご苦労様、もういいんだから、そこまでしなくても、きっとちゃんと生きていかれるからね」と感謝の気持ちを伝えています。そして生活は大幅に変化しました。
できるだけ無理をしないようにしています。心をこめて行うことには、どうしても力が入りすぎて、無理をしがちです。でも、それをすると、やはり体調が悪くなるのです。ストレスもたまりやすい。
謙虚な気持ちで、心を落ち着けて、自分にできることをセレクトし、その中でベストを尽くす。ベストというのは、限界以上のことをすることではない。そう考えるようになってから、前よりはずっと効率よく何でもこなせるようになってきている気すらします。
生活のリズムも、自然とスローになっていきました。まず、せかせかしなくなったんです。最初のうちは、気をつけて焦らないで過ごそうと努力していました。そのうち、それが身についてきて、ゆったりと過ごせるようになってきました。スローライフです。
そうすると、心に余裕ができて、癒されて、気持ちが良くなり、顔の表情も変化しました。穏やかになってきたのです。前は、常にきりっとしていなければならなかった。戦闘服と称して、黒い服ばかりを着て、ばりばりと何でも片付けていました。そうでもしないと何も終わらなかったからです。これでもか、これでもかとやることがあり、エンドレスに続く疲労が怖かった。まわりからは、「テンションの高い青木さん」と言われていました。それは必ずしも悪い意味ではなかった。でも、良い意味でもなかったのだと思うのです。他人の目を通して、私はやはりどこか力が入りすぎた過剰な女性だったのだと思います。そして猛烈に早口でした!
でも、今は早口ではありません。(と、思うのですけれども??)

とにかく、入院を境にして、生活の間違いがはっきりとわかりました。
どんなに仕事をして経済的に生活が向上しても、息子にとって、私が早死にすることの方が悲しいことでしょう。例え生活のレベルが少し下がることになったとしても、時間の余裕を持ち、息子とのひとときを大切にし、毎日を幸せに暮らす方がずっと意味があります。
そもそも物欲もあまりないし、必要な物さえあれば生きていかれるのですし。それは、甲田先生の少食療法にも通じています。息子はまだ若いので、あれもこれもと、いろいろな欲がありますが、探究心も好奇心も成長に必要なことですし、良い方向であれば見守ろうと思います。でも私自身は控えめに……。食も、生き方も、そんな気分です。

息子の成長をできるだけ見つめていたい。以前は、人生は50歳くらいまでなんだろうな、と漠然と思っていましたけれども、自分がどんどんその年齢に近づいてきている今は、まだまだ、と感じます。50歳などは、やっと人生の折り返し地点なのかもしれないなぁ、と。
今から50歳になるのが楽しみです! 女優の秋吉久美子さんの記事をサイトで読んで(彼女は50歳で、半分くらいの年齢の男性と仲良くしていらっしゃるという内容でした)、わ~って思いました。
秋吉さんは、とても50歳には見えない美貌の持ち主でいらっしゃるけれども、その自由な精神とゆったりした生活の様子が彼女の姿から感じられるし、素晴らしいことだなぁ、と感心いたしました。私もまだまだ、これからだわ、と励まされます!(笑)秋吉さんほどのことはできないにしても、なんだか息子がいるから、子供達の出入りも多いし、気持ちだけでも若返ることは可能かもしれないなぁ、などと思ったり・・??

……と、ちょっと脱線してしまいましたけれども、好きなことをしながら、仕事もそこそこ頑張って、でも自分の時間も大切にして生きる。
健康でありさえすれば、あとは自分が願っていれば叶うと思っています。どこまでもポジティブに考えることって、無意味じゃないと感じます。ちょっとバカみたいなのかもしれませんけれども……でも、前向きな気持ちでいることって、別に誰にも迷惑をかけるわけじゃないですし、素敵なことじゃないかな、と思うのです……。

私は、時間のある時は、息子とよく夕食後にゲームをして過ごします。
コンピューター系のゲームではなくて、昔からあるメモリーとか、ウノ、マーレフィッツや碁、モノポリやトランプなどです。この時間が、どうということがないのだけれども、とっても大切なひとときになっています。
最近は思春期になって、あまりそうしたゲームをしたがらないけれども、またそのうち積極的に遊ぼうと言ってくるような気がして、息子を見守っています。それからもうひとつ習慣にしているのは、寝る前に一緒に祈る時間を持つことです。私達には特定の宗教はありませんけれども、その日一日を無事に過ごせたことを感謝し、これからのいろいろなことを前向きに願って祈る。そういう穏やかで静かな時間も、息子と私には必要なのだと感じます。たった3分程度のことなのですが、習慣になると気持ちの良いものです。

いろんなことが起こる毎日ですけれども、それはどこも同じ。問題のない人などひとりもいないと思います。だからこそ、本人の気持ちの持ちようで、ストレスをいくらでも減らすことができるんじゃないかな、と感じる今日この頃。私もまだまだうまく減らせない時があるのですけれども、「ストレスさん、さようなら!」と心の中で言い、幸せで健康な自分をイメージしています。

そんなわけで、以前より劇的にストレスは減っているのです。だから、前よりすんなりと少食ができているのかもしれません。完全ではありませんけれども……。

2004-09-14

アイオリソースをつけたブイヤベース

今回の日記のタイトルの「アイオリソースをつけたブイヤベース」ですが、そうです! 私が南仏でいただいた魚のスープの正式名称が、それだったのです!
申し訳ありませんでした。アンゲリカは、パリで半年間アテネ・フランスという語学学校に通い、フランス語も新聞を読む程度までできるということで、私は感心し、尊敬し、彼女のフランス語は音楽のように聞こえていました。でも彼女は私に南仏のメニューを伝える時、フランス語を発音することが全くありませんでした。彼女は私にいつもドイツ語で「魚のスープ!」と言っていたのです。私もその時、南仏に酔いしれていて、「それってフランス語で何て言うの?」と聞くなどという発想もなく……。
今考えると、私は南仏でかなりぼけ~~っとしていたのですねぇ。情けない……。

そう、この「アイオリソースをつけたブイヤベース」は、それはそれは美味でございました。今思い出しても素晴らしい……。この名前を教えてくれたのは、私の古い友人で、ドイツのミュンヘン時代に一緒にイタリア旅行までしたMちゃん。彼女は某大学のミス・ユニバーシティに選ばれた程の超美しい人で、スタイルもスレンダーで知性にも溢れ、本当に素敵! ご主人のお仕事の関係でロンドンに数年間滞在していた時に、2年続けてバカンスにカンヌに行ったそうで、南仏は任せて! という感じです。
ああ、最初に彼女からいろいろアドバイスをもらっておけば良かった……。何も考えていなかった私……。

Mちゃんも少食をしています。民間療法にとても詳しく、いろいろなメソッドを教えてくれます。実際、彼女はいろんな症状を民間療法で治していて、ものすごく説得力があるのです。
以前彼女の家に行った時、私の耳に良いと言って、こんにゃく(!)を温めて薄手のタオルに包み、ある薬草をティバックに入れて耳にあて、その上にこんにゃくの包みをあてる、ということをしてくれました。「え~! こ、こんにゃく!?」 私はすごーくびっくりしたのですが、彼女は大真面目。そして私はその後すぐに感動しました。耳はほわんとあったか~~くなって、とてもとても気持ちが良かったのです。これを毎日1年くらい続けることができたら、かなり耳が良くなるんじゃないかって思いました。そう、継続……これが難しいのですよね……。

それから、彼女が何時間もコトコトと煮てくれた穀米のお粥もすご~~く美味しかった! さらに、彼女は美しくユニークなだけでなく、信心深い清らかな女性で、私の病気が治るようにと、毎日祈ってくれるのです。
ああ! Mちゃん、どうもありがとう~~!!(涙)

また一緒にどこかに旅行に行きたいね~。でも、あれってもう20年も前のこと?? だよね……。そ、そんなに昔!!

Mちゃんや他の友達、そして読者の皆様の励ましや応援は、そのまま私のポジティブなエネルギーなります。
皆様、いつも素敵な力をくださり、ありがとうございます!

2004-09-13

ミキサーが壊れました!

毎日2回、ガーガーと音を立てて野菜をペースト状にしてくれるミキサー。私はドイツの有名メーカーの、65ユーロのしっかりとしたタイプを購入したのですが、1年半使用して壊れてしまいました。全く動かなくなってしまったのです。保障は2年ありますが、どう見ても使いすぎによる故障にしか見えず、本体の裏側のぎざぎざも、所々折れてしまっています。
これではどうしようもないでしょう。
壊れたのは夜でした。野菜をすでに切ってしまっていたので、さぁこの野菜をどうしたらいいかしら、と考えました。私はとにかく青汁を摂取したかったので、全て食べてみよう、と思いました。つまり、青汁の代わりに、野菜そのままで食べるということです。
全ての野菜を切って、久しぶりにドレッシングを作り、サラダにして食べてみました。

いやはや、そのものすごい量にびっくりしてしまいました!! サラダボールいっぱいの野菜!! これだけの量の野菜を食べるというのは、相当大変なことです。よく甲田先生がおっしゃっていましたが、確かに青汁は素晴らしいですね。サラダにしたらとても食べきれる量じゃない野菜を、青汁だったらコップ1杯を飲み干すだけ。頭ではわかっていたのですが、目の前のサラダボール中のものすごいてんこ盛りのサラダを見て、そして自分でその量を食べてみて、再認識しました。

青汁はすごいです!! 素晴らしいです!

さて、とにかくミキサーが壊れてしまっては、毎日サラダを食べ続けるわけにはいかないし困るので、すぐにも新しいミキサーを買おうと思いました。実はペトラはとっても凝り性なのですが、彼女はこの甲田療法の青汁は、ビタミンができるだけ破壊されずに飲めるのが理想的と言い、それはもちろんそうなのですが、なかなか完璧なミキサーなどありませんしただの理想だと私は思っていました。ところが彼女は見つけてきたのです!! それはミキサーではなく、ジューサーで、できたジュースのビタミンは、何時間でもほとんどキープできるというもの。でも、それは約「500ユーロもするのです!500ユーロ!!! え~!! 日本円にしたら、8万円弱くらいでしょうか??? そ、そんなジューサー、いきなりは買えません。どうしようどうしよ・・・ドキドキし、いろいろ悩んで、私はそのジューサーを来年購入することにしました。春か夏。ですから、それまでは最も安いミキサーを買って我慢することにしました。そして少しずつ「ジューサー貯金」をすればいいと思い、早速クーダムにある大手電化店に走りました。

あるある!! いろんな種類がありました。私は青汁さえ作ることができればそれでいいのです。他の機能は不要。ですから、最もシンプルで安いタイプをさがしました。
あった~~!! 本体も何もかも、全てプラスチック。今まで使っていたものは、本体はガラスでした。今度のは全てがリーズナブルにできています。かくはんのメモリも1と2しかありません。でも、それで充分です。私はいつも1しか使いませんでしたし。
ということで、その最も安いミキサーを買ってきました! 19,90ユーロでした。ほぼ20ユーロ。安い!! 来年は、その25倍も値段のはるジューサーを買うのです!! なんだかものすごい差ですけれども、それまでとにかく頑張って動いて頂戴ね、とミキサーに話しかけ、早速青汁を作ってみました。
・・・・が~~ん。安いミキサーって、かくはん能力がすご~~く低いのですね・・・・・。野菜を切って入れてあげないと、なかなかどろどろにならないのです・・・・前よりずっと手間がかかって、面倒なことといったらありません。は~~っとため息をついていたら、ペトラが一言:「淑子、何言っているのよ、私と同じジューサーを買ったら、全て野菜を小さく切っておかなければならないのよ。だからこれは練習だと思えばいいじゃないの。それに本体を洗ったりとか、いろいろミキサーより面倒なことはいっぱいあるわよ。でも、ビタミンが沢山摂れるんだから、そんなことくらい何でもないじゃないの。」

……そうですね。何事も、ひと手間かけると、心が入って多くを得るってことなんですね……。わかりました。
というわけで、毎日野菜を切って、前よりずっと時間をかけて青汁を作っております。500ユーロのジューサーへの道。すでに練習です。
これもひとつの修行なのでしょうか?

2004-09-10

最後の夏日?

週末と今日の月曜日、驚くほどに夏が戻って来て、最後のあがきのような夏日になっています。とはいえ、やることがいろいろあって、外に出て散歩などする時間はなく、ひたすら家にこもっていました。今日、マーケットに行ったら、外の空気がいやに生暖かく、家にいるよりずっと外の方がやんわりとしていいて気持ちが良かったです。もう少しお散歩タイムを作らなければ、と思いました。

さて、息子のアヤトですが、13歳の思春期、食べ盛り。見ているだけでも、前よりかなり食べるようになりました。気がつけば、もう私の身長(168センチ)を越えています。う~~ん、若いって、すごい! 通常は、朝は食べずに学校にハムやチーズをはさんだパンを2個持って出ます。飲み物は麦茶。これを学校のお弁当にするのですが、2~3時くらいに帰宅すると、すぐに何か食べます。これは、私はできるだけ気をつけて、まずは青汁を飲ませ、それから玄米のチャーハンとか、黒パンのピザなどを作るようにしています。
甘い物がネックでしたが、おこづかいを少し多めに渡すようにして、自分で買わせることにしました。そうすると、他の物を買いたくなったら、お金が足りないので、お菓子を控えることもあります。
私はお菓子を買わず、買い置きもしなくなりましたから、今の方がずっとお互いにいい感じです。なので、常に家にある果物、つまりりんごを食べるのが習慣になりました。夜は軽いご飯を息子用に作ります。ドイツ人の子供ではないので、パンで済ますということはありません。パスタ、ご飯、じゃがいもなどとおかずを用意します。おかずは、やはりまだ肉が多いです。でも、ひき肉や鶏肉を使ったライトな夕飯にしています。

この夕飯を、私は食べずに作るだけなのですが、苦ではなくなってきました。当たり前のことをしている、という気分になってきたのです。もちろん、まだまだ不安定ではあるのですけれども、息子と同じ物を食べたいとは思わなくなりました。
自分の中で、少しずつメリハリがついてきたように感じます。脱線する時は思いっきり。その代わり、翌日はちゃんと少食か断食をすること。それ以外はあいまいな食事にせず、生菜食を楽しみながらいただき、飽きてきたら玄米を五分がゆにしたり工夫しながら、排便に気をつけて過ごす……。このようなパターンに慣れてきたようです。先日、息子が残していたお菓子が食卓にあったので、ちょこっと試してみたのですが……すご~~く甘い! とてもじゃないけれども、食べられず、びっくりしました。前の私はそうではなかった。うす甘い物が自分では好きだと思っていましたけれど、ずっと甘みが抑えられていると思っていたお菓子でさえ、今はとても甘いと感じます。不思議なものです。

甲田先生のおかげで、どんどん味覚も敏感になり、身体も前よりずっと良いと感じます。肌の調子がいいですし(トシですから、ハリはないですけれども)、なにより少食がうまくできた日は、気持ち良く眠れ、そしてまっすぐのまま寝ていられます。これが脱線をすると、すぐにまるまって寝るようになるので、なるほど、と気がつくのです。

実は、この療法を始めて1年半が過ぎましたけれど、10ヶ月ほど前から、腕や足にかゆみを感じ始めました。甲田先生は、好転反応だから気にせずに養生を続けるように、とおっしゃっていたので、かゆみも好転反応のうちだろうと、なるべく気にしないようにしていましたが、今年に入って、無意識に痒みに反応して掻きくずしてしまったようで、びっくりするほど醜く腫れて、妙な斑点というか、痣というか、そんなものが腕にも足にもいくつもできてしまっていました。かなりひどい状態になりましたが、それでも気にしないようにしていました。
5月にナイヨンのいるヴッパータールに行って、彼女の家に泊めてもらった時、お風呂の後でナイヨンが私の膝かから下を見て、「どうしたの! 淑子、その足は! 何かの病気?」と驚いていたので、説明したほどです。
その痣のようなひどいもの(もしかしたら、一時的なアトピー?)が、今はすっかり消えているのです! これには本当にびっくりしました。知らないうちに消えていました。今はもう痒くありません。時々うっすらと痒みを感じることがありますけれども、触るほどのことではないので、再発はしていません。
これも、やはり甲田療法をしっかりと守っているからなのでしょうか……。う~~ん、ベルリンにいるので、いちいち質問ができず、わかりませんけれども、いつか甲田先生にお手紙を書いてみようと思っています。

なんとなくですけれども、良い方向に向かっているような気がしています。