2004-03-04

続々続・読者のメールをご紹介

ここのところ、みなさまからのメールを沢山いただきます。
ありがとうございます! みなさん、とっても優しくて、他の読者の方にもきっと良いパワーが伝わると思いますので、
またまたまた!! ご紹介させていただきます!

今日はTさんからのメールです:

こんにちわ、こんばんわなのでしょうか・・・?初めてメールします。いつも楽しく読ませてもらっています。そして、たくさんの勇気や知恵をもらっています。
ありがとうございます。青木さんの断食日記とっても楽しいです。毎日見ていて、更新されているたびに嬉しく読んでます。

*まぁ、本当にありがとうございます! こちらもみなさんからの素晴らしいエネルギーと励ましをいただき、毎日前向きに過ごしております。感謝しています♪

私は20代の女性です。本屋さんで甲田先生のことを知り、インターネットで色々見ているうちに青木さんの日記にたどり着きました。
初めて先生の本を読んだ時には、とても厳しい療法なので私には近寄りがたいように思えましたが、先生自身全て御自分の体験にもとずいていることを知り、そしてなんといってもとても偉大な方なのにおごった感じがしないので、大ファンになりました。もちろん青木さんも大好きです。日記を読んでファンになりました。

*甲田先生は本当に偉大な先生ですよ! 今日も、ベルリンを拠点に世界で活躍しているコンテンポラリーのピアニスト、高瀬アキさんのお宅に伺って、少しおしゃべりしてきたのですけれども、アキさんのご実家が大阪の八尾なので、去年甲田先生に診察していただいたとのこと。ひとしきり、先生の素晴らしさについて話に花が咲き、楽しいひとときを過ごしました。「もう、お顔を拝見しているだけで、随分治った気持ちになるくらい、他の人にはないオーラを放っていらっしゃるわよねぇ。」とアキさんも尊敬していました。本当に先生は凄いお方です!!

私は、単なる下々の者でして・・・。先生の行っていらっしゃることの、数万分の1にも満たない修行の身なのですが、こうしてインターネットで、甲田先生のおっしゃっていることを、少しでも読者のみなさんにお伝えできる喜びをかみしめています。
Tさん、私のことまで良いことを書いてくださり、本当にありがとうございます!!

それにしても、少食や断食はとっても厳しいですね。頭ではとってもいいとわかっていても実際に実行するとなるととっても難しいです。私は肉、魚、乳製品、卵などはやめれましたが、甘いものに目がないのです。特にパンが大好きで、止めれません・・・。

*ああ、わかります、わかります。私も本当に甘い物には目がなかったんです。(と、一応修行中なので、前向きに進む意味でも、ちょっと過去形でくくってみました!)実際、以前もほとんど健康食を食べていたはずなのに病気になってしまったのは、やはり空腹時に、まともな食事も摂らないで、甘い物で済ますことが多かったからなのだと反省しています。それくらい私も甘い物が好きだったんですよ!! なので、Tさんのお気持ちがよ〜〜くわかります! でも、他の物をかなり断って、そして甘い物がやめられずに食べてしまうのは、かえって危険な気がします。パンは白い小麦粉ですし、発酵もしていますから、甲田療法では厳密にはあまりよろしくない食品なんですね。黒パンでしたら、状況によってはまだ少しはいいみたいですけれども・・・。
そして最も良くないのが白砂糖ですから・・・。つまり、空腹時に甘い物を摂取するのが、最も良くないことのひとつなのだと聞いています。どうかその点にはじゅうぶんお気をつけくださいね!

なので、青木さんの生菜食Bを見ていて、本当に実行できる方もおられるんだな、と感心して感動しました。なんか見ている私のほうが辛くて青木さんのがんばりに涙がでてきそうなくらいです。早く耳がよくなるといいですね。本当に心から祈ってます。

*ありがとうございます!! あーでも、脱線付きですから、どうにもまじめではないのですけれどもね・・・。でも、発芽玄米の粒っていうのは、食べてみると案外美味しいのですよ。それに、慣れてくると、びっくりするほど満腹感があるのです。そして、便通が半端じゃない!! これにはかなり驚きました。ただ、食に対して無欲になるってことを、目や脳が認めたくないんですね。それが困ったことなのです。
ですからその後、脱線して炊いた玄米などを食べた日には、これはもうとてつもなくお腹がいっぱい状態になってしまい、苦しくなるのです。
それくらい、生菜食Bは、ストレートに身体に浸透します。

ところで、質問なのですが、甲田先生の本を何冊か読みますと、生菜食や少食、野菜ジュースだけでも、体重が増えると書いてあるものを読んだのですが、私はダイエット目的なのですが、生菜食などでも太ってしまうのですか?

*それは、甲田カーブのことですね。前にも書かせていただきましたけれども、この甲田カーブに至るまでは、随分と長い時間、茨の道が続くようです。まだまだ私には訪れないカーブなのですが、要するにそのカーブは、その人それぞれに見合った「理想体重、栄養を最も効率よく吸収できる身体」になる、ということだと、私は解釈しています。
今の私は、まじめにしっかりと生菜食Bを続けていたら、どんどん体重が減るでしょう。168センチで、甲田医院に去年入院していた時には、44キロくらいにまで体重が減りました。もっとずっとすまし汁断食を続けていたら、あるいは生菜食Bをすぐに始めることができていたら、きっとそれから3−7キロくらいは減ったかもしれません。それだと、もうかなりの「ミイラ」状態ですね、完璧なガリガリになるってわけです。そこまでいって、つまり本人の体重の最低ラインまで行って、それから同じ小食状態でも、栄養が身体にまわってきて、どんどん体重が増えていくのだ、と聞いています。同じ量の食事を摂っても増えるってことなんです! そのことを「甲田カーブ」と言うのです。でも、それはかなりしっかりと食餌療法を実践していないとならないのです。食餌療法は、最終的にとても少ない量の食事でも、体重がその人にとってのベストになるように、身体に栄養が充分吸収される状態を成功というようです。私はまだまだそこまで至っていません。先生は、そういう意味で私の甲田カーブ後の理想体重は、50キロくらいか、それ以上だとおっしゃっていました。それを、「太っている」というのか、「痩せている」というのかは、個人の主観によると思うのですが、甲田先生にとっては、その状態が「理想の胃腸を持つ、理想の体格」といえるのだと思います。

ダイエットが目的で甲田療法をしている方も沢山いらっしゃいますし、テレビなどに出演しているタレントさんやモデル、女優さんにも、こうした食餌療法をしていらっしゃる方が多いと聞いています。
私は、自分でこの療法を実践してみて感じたんですが、この療法に出会う以前に痩せてしまっていた時は、本当に顔がげっそりして、青く疲れた感じになることが多かったんですね。つまり、美しく痩せている状態ではなかったんです。貧相なわけです。胸もぺっちゃんこだし・・・。(こ、これは今も同じですが・・・)けれども、甲田医院に入院中に痩せた時、顔は全くげっそりしませんでした。ちゃんと頬があり、元気そうに見え(実際とても元気でしたし)、こけた状態には一度もなりませんでした。つまり、私的には貧相じゃなかったんです!!
これには心底びっくりしたんですよ!! この療法は凄い! これだったら、テレビのタレントさんも喜んでするのだろうなって思いました。顔がこけずに身体がスリムになる!! 素晴らしいって思いましたよ。ただ、私の場合は、まだ理想体重にはなっていなくて、どんどん減る時期なのですけれどもね。でも、体重が少なければ少ないほどきれいになるって訳ではないのだと思うのです。何をもって「ダイエット」というかってことです。人それぞれの理想的な身体を持つことが、最も美しい「ダイエット」のようにも思えるのですけれども・・・。いかがでしょうか?
甲田先生のおっしゃる、甲田カーブ後の理想体重こそが、自分の身体にぴったりくる、栄養の吸収がとても良い、理想的なゴールデン・ボディってことになるのだと思いました。Tさんの質問の答えになっているかどうか、ちょっとわかりませんけれども、いかがでしょう?

私は以前に極端に食事量を減らしてしまい、しかも栄養の事など全く考えなしにほとんど何ものまずくわずのことがありました。そして肝臓をはじめからだのあらゆる部分が悪くなってしまいました。とっても情けないことをしてしまってと反省しています。なので断食や少食に少し怖さを感じてしまいます。

*そうだったんですか、今は大丈夫でしょうか? お大事になさってくださいね! そうですね。私はダイエットを目的に何かしたことはないのですけれども、上記に書いたように、昔痩せてしまった時は、栄養を考えずに食に対して鈍感な姿勢でいたため、ただがりがりになって、最も厳しかったのは、冷え性がひどくなったことなんです。Tさんはなりませんでしたか?
でも、この療法をしていると、適度に痩せて、しかも冷え性がいつの間にか治っている!! そうなんです、私はもう、今では冷え性じゃなくなったんですよ!! これが本当に素晴らしいって思います。血液の循環が良くなっているんですね。これはとても良いです! 身体中に力がまわるような感じがします。
断食はともかく、甲田療法にのっとった食事をしていても、内臓がおかしくなることは、私の場合は一切ありません。むしろどんどん良くなるんです。これは、経験してみなければなかなかわからないことですよね。なので、Tさんが怖く感じるのはとっても理解できます。

例えば一度甲田先生に診察していただいて、大丈夫だよって言っていただくと、勇気が出るかもしれませんね。

けれど、だからといってたくさん食べても体も受け付けず、元気にもなれません。いつもだるい感じがするのですね。私は元気になって人よりやせていても、人よりたくさん働ける体になりたいと思っています。

*そうですね!! 少なくても私の場合は、甲田療法をしっかり守っている時は、「睡眠時間が少なくても元気、肌の調子がいい、寝覚めがいい、すっきりしてだるさが解消される、前向きになる、仕事も効率が上がる」などの、良いことばかりが起こります。つまり、心身共にパワーがみなぎってくるんですよ。

私は、青汁が大好きになりました。特に小松菜をたくさん入れたのが好きです。
あと金魚運動や温冷浴も今実行中です。青汁はドロドロのままではきついようなのでこして飲んでます。空腹の時に飲む青汁は何よりも美味しく、体中に染み渡る感じがして元気になれる気がします。

*あ〜〜いいですねぇ。私も最近、午前中は何も食べずに水分だけ摂取し、11時くらいに青汁を飲んでいますが、空腹になっても、青汁を飲むと、かなり腹持ちも良く、なおかつ便通が良くなり、爽快な気分になります。Tさんのおっしゃるように、体中に青汁がしみ渡り、元気になりますよね!! 

青木さんがおっしゃっていたようにイメージが大事だと私も思います。なので、少食を実行できている自分や青汁を飲んで宿便が出ることをなるべく考えるようにしてみます。

*その時に、ちょっとでも小食をする意味というか、世界の平和(=甲田先生のおっしゃるところの愛と慈悲の気持ち)を加えてみていただくと、なお爽快になると思います! ぜひお試しくださいね!! み〜〜んなで小食を実践したら、食料危機の不安がなくなるかもしれませんものね。 それは素晴らしいことだと思います。甲田先生が常々おっしゃっていることは、そういうことなのです。

たくさんのメールが来ているようでお忙しいと思いますが、お返事をいただけると嬉しく思います。
そして、またメールなどしてもいいでしょうか?

*ありがとうございます! もちろんどんどんメールしてくださいね! そしてみんなで一緒に健康になりましょう!! 沢山の読者の方が、一緒に小食を実践していらっしゃるんだと思うと、本当に励みになりますし、世界がどんどん身近になっていく感じがします。
こうして、インターネットの中でしか知ることのないみなさんと、同じ志で小食をしているということ・・・。なんだかとても感動的です!!

いつもみなさまに感謝しています!!

これからも、断食日記、たくさん読みたいと思っています。文章が大好きです。そして、青木さんはご自分のことを凡人と書いておられますが、私からしたら青木さんはとっても偉大な方に思えます。本当ですよ。(^^)これからも、頑張って下さいね。お返事待ってます。

*笑笑笑!! そんなにも褒めていただき、恐縮です!! ありがとうございます!
 
でも、本当に私なんぞは凡人なんですよ。もう日記に書いたかどうか忘れましたけれども(恥ずかしくて、書かなかったかもしれません・・・)、書いていなかったら、白状して今書きますが、生菜食Bを始めたあたりに、いろんなストレスがあって、しかも息子との生活にどたばたがあり、(何せ思春期ですから・・・)いやはや本当にやっていかれるのだろうか、と悩む日々がありました。その時、息子と大喧嘩をする度に、もうどうしようもないくらい甘い物が食べたくなったんですね。息子は、もちろん私に早く健康になって欲しいと思っていて、甲田療法をしている私を応援はしてくれますが、それとは別に、毎日いろいろあるわけです。そして喧嘩・・・。それで私はどうしたかと言いますと、しんどくなる度に、近くのマーケットに行って、チョコレートなどの甘い物を買い、息子の目の前でこれ見よがしにむしゃむしゃと食べたんです!! 
もう、本当に大人気ないったら・・・。恥ずかしいです・・・。
そんなことを少ししていて、ある時息子がものすごく慌てて、「お母さん、甲田療法はどうするの!? だめだよ甘い物を食べちゃ! 僕が悪かったよ!! 謝るよ!」とか何とか言って、私からチョコを取り上げ、あろうことかベランダに出て、外に投げたんです!! これにはかなり驚きました。(息子は食べたかったでしょうけれども、食べずに外に捨てたんです・・・)その時、本当に私は大反省したんです、息子にここまでさせてはいけない!!って。

・・それから少し落ち着いたんですけれどもね・・・あ、もちろん今だに脱線の日もありで、ち〜〜とも優秀な患者じゃないんですけれども・・・・。落ち着いたっていうのは、まぁ、あまりにもめちゃくちゃなことはしないようになったってことでして・・・。私もあの時は、甲田療法における「思春期」だったってことで・・・・。

そんな訳で、私は正真正銘の「凡人」なのであります・・・。12歳の息子に助けられ、よろよろと少しずつ前に進んでいるんです。ふ〜

ということで、これからも、どうぞよろしくお願いします!!