2004-03-02

春近し

あー、いつになったら春が来るのでしょうか。3月に入っても雪が降ったりするベルリンです・・・。

もちろん、少しずつ暖かくなってきている感じがしますが、日本のお天気を聞き知ると、ベルリンはまだまだ寒いなぁ、と思います。(でも、東京も突然雪が降ったりしたようですね。)とにかく、少しずつ、そして着実に「春」が近づいているのです! 先日、仕事でドイツの映画監督のご夫妻に、友達が東京で撮ってくれた桜の木の写真をメールで送ったところ、お忙しいにもかかわらず、何か琴線に触れたようで、すぐさまお返事をくださり、「なんて美しい桜の花!すぐにでも日本に行きたくなったよ。」なんてお返事をいただいてて、私はほんわか嬉しい気持ちになりました。

そう、春はもうすぐそこなんですよね!

・・・そして、春といえば、4月6日より断食入院をする私・・・。前に日記に書きましたように、以前甲田医院で宿直をしていたA子さんと一緒に、水断食をするつもりでした。気持ちは今でも変わらないのですが、A子さんは一足先に、つまり1月に入院してしまっていました。今後の彼女のお仕事の都合もあり、4月に一緒に入院するのが難しいからです。でも、彼女の報告によると、彼女は入院前に脱線が続き、結局すまし汁断食を入院中にしっかりとしたのだそうです。それもまた良し!です。その後はあまり脱線をしていないようですし、こういうことは無理をせずに、マイペースで行った方が長続きしますよね。A子さん、ぜひこれからも身体に気をつけて、前向きに生きていきましょうね!

ってことで、つまり私は一人で水断食をすることになった訳ですが、う〜〜ん、私もこれまでかなり脱線をしているので、果たして甲田先生が私に水断食をやらせてくださるかどうか・・・。なんとな〜〜く、ダメって言われそうな気が・・・。と、少々後ろ向きな発言ですけれど・・・。先生は、しっかりと生菜食Bを、できれば夏くらいまで私がすれば、水断食は問題なくできるんだけれども、とおっしゃっていたので、4月に水断食できるどうかは、私のそれまでの頑張りによるってことなのです。でも・・・。私も、雑草のようなただの凡人・・・(と、自分を甘やかしてはいけませんが、本当のこと・・・)ですから、脱線も人並みにしっかりいたしまして、あまり大きな前進をしているようには思えないのです・・・。ちょっと調子がいいかなぁ、なんて思っていると、ストレスがあってまっさかさまに落ち込んで、脱線が続いたり、私はこのところ、ジェットコースターに乗っているような気分です。アンビバレント〜〜!!
なので、このままでいったら、もしかしたら私もすまし汁断食なのかもしれませんねぇ。

まぁ、それでも甲田先生に毎日お会いすることができるのですから、それはとっても嬉しいことですし、幸せです!! とにかく、先生から与えられたことを、しっかりやらせていただくことにします! 先生は、2005年までの、計3回の断食で、耳はかなり良くなる、とおっしゃいました。今回は2度目になるのです。そして私の甲田療法は1年を迎えることになります!! 
考えてみれば、まだま〜〜だ新米なんですよねぇ、私は!! 

ちっとも優等生じゃないのですが、甲田医院でしっかりと学び、皆さんにお知らせいたします。そしてみんなで健康になりましょう!! (と、気持ちはいつも前向きです〜。ただ、目が、脳が・・・食の誘惑に負けることもあり・・・)

さて、今回は1通のメールをご紹介したいと思います。随分前にいただいたのですが、掲載する機会を逃していました。
アメリカにお住まいの男性です。

もう、アメリカ生活が長くて第二の祖国といったところです。僕のとってるメールマガジンで貴女のホームページを知り、楽しく見ております。難病に立ち向かわれている青木さんのお姿は読んでいる者にとっては大変な励みになります。

*ありがとうございます。おかげさまで、私の知らないうちに、この断食日記がいろんなサイトにリンクされているようで、そのような経緯で読者になってくださった方が沢山いらっしゃるのです。つまり、健康になりたい、健康を取り戻したいと思っている方がすごく大勢いらっしゃるってことですよね。大丈夫です! 私は本当にさまざまな治療を受けて来ましたけれども、この食餌療法は本当に素晴らしいって思います。これは、あまり他力本願ではないのです。自分と対峙して行う療法ですから、自分の力量とも、自然と向かい合ってしまいます。でも、それは自分なのですから、等身大で頑張ればいいんです。決して甘やかすのではなく、現実を受け入れる。そして未来をイメージする。前向きに取り組む。
そうすると、明るい光が見えてきます。私は、食餌療法というのは、そんなメソッドなのじゃないかな、って思うのです。甲田先生に出会ったことで、絶対に治ると確信しましたし。とにかく頑張ってみます! 

一緒に頑張って、みんなで治りましょう!

僕は、鼻をやられて臭覚が殆どありません。手術したり、いろいろ試していますが、未だ臭覚は戻ってきません。飲食関係で生ものを扱ってるので、匂いに鈍感なのはかなり致命的なんです。で、もしかしたら、甲田先生の断食なら治るかもしれないと希望がでてきたのです。でも僕は日本の国民保険はもうとっくに切れていますから、直接、先生に観て頂く訳にはいきません。

前にも書きましたが、国民健康保険がなくても、それほど金額に差がなく、とても良心的です。金銭的な問題よりも、むしろ多くの患者さんが診察や入院を希望されるので、なかなか順番がまわって来ないのが現状です。そしてもうひとつ言えば、やっと先生に診ていただいたけれども、あまりにも厳しい食餌療法だと知って、とても続けられないと悲鳴をあげてやめてしまう方も大勢いらっしゃるのです。けれども私は心から思います。甲田先生に会った方は、皆さん本当にラッキーです!! そして、確かにかなり厳しいと感じますが、やってやれないことはないのです。時が来れば必ずできると信じて、続けることが大切です。諦めないでください!! そして、ぜひ希望を持ってくださいね! 私も、この甲田療法に出会って、ずっとずっと希望を持ち続けています。というのも、本当に少しずつなんですけれども、以前より聞こえが良くなっている感じがするのです!! 甲田先生は、精神的なものもあるし、まだ聴覚検査はしなくてよろしいっておっしゃるので、検査はしていません。けれども、確実に言えることは、耳鳴りの大きさ、つまり耳の中でわんわん言っている騒音が、前よりずっと小さくなっているのです!! それははっきりとわかります。なにせ私の耳鳴りは、8種類も同時に鳴り響いているのですから。まだまだひどいんですけれども、前のようなひどさじゃない。それは、私がこの耳鳴りに慣れたとか、そう言うことじゃないんですね。こんなもの、慣れる人などいないと思います。耳鳴りに悩んでいらっしゃる方ならわかると思いますが、かなりしんどいのです。ですから、私が耳鳴りに慣れたために感じ方が変わったというのではないのです。そうではなくて、私は耳鳴りと常に向かい合っているので、記憶しているのです。あの時は、ああいう耳鳴りだった、あんな感じの音がして、大きさはこのくらいだった、と・・・。それでその頃と今を比較すると、今の方がずっと音も小さいし、音のうねり具合も違う。すごくソフトになってきているのです。私の母に、そのような報告を去年の暮れにしましたら、今年になって電話で話した時に、母が興奮気味に「ヨシコの耳がすっかり治った夢を見たわ! それが1日で、す〜〜〜っと耳鳴りが消えてしまうっていう夢なのよ! 新年早々縁起がいいわ〜〜!」と、すでに本当に治っているような喜びと興奮で話してくれたのですが、それは正夢になるのではないかなぁ、と思うほど、耳の調子が良くなってきているのです。

読者の皆さんも、どうか希望を失わないでくださいね! 今回のお便りの方のように、例えば匂いの問題があるのでしたら、また前のように匂いがわかるようになる、というイメージを持ち続けることが大切だと思います。自分をそのような方向に奮い立たせ、とにかくイメージし続ける。
この、イメージするっていうのは、かなり良い方法だと思います!! 少なくても、私にはかなり効果的なのです。そして実際に良くなっていますし。

ちょっと変な例を考えたのですけれども、もしもこの療法をしっかりしていると、宿便が排出されるわけですが、そうすると、いつもの便とは全く違う、嗅いだこともないような凄まじい異臭がトイレに充満するんですね。(これは、ものすごく違和感があってしかめ面になると思いますが、一方で素晴らしく幸せなことなんですよね、宿便が出るわけですから・・・。とってもアンビバレントな気分になりますが、最終的にはみんな喜ぶのです。)これを活用するんです。
つまり、トイレでそれらしいモノが排出されたら、匂わなくても「くっさ〜〜〜!!」とか言って叫んでみるんです! そのうち本当に匂ってくるようになるってイメージをしながら!! ←ちょっとお下品でしょうか・・・ごめんなさい・・・。

私はいつも浴室で、お湯を出しているその水音が聞こえるかどうかを、聴力のバロメーターにしているのですが、毎回「あー少し聞こえるじゃないの、ありがたやありがたや! そのうちもっと聞こえてくるわ。前よりずっといいわ。」と言い続けています。ポジティブなイメージって、本当に大切だなぁって思うのです。

匂いなんですけれども、もっときれいな方法はというと、花はどうでしょう? 部屋に切り花などを買って、飾ってみるのです。花の匂いを想像してみる。あるいはお茶の時間に美味しいティとかカフェとかを用意する。その香りをイメージする・・・。
いろいろな方法がありますよね!

ぜひゆったりとくつろぎながら、お試しくださいね!!

私がこんなことを書いているのにも、実は理由があります。それは、私の耳は、疲労とストレスがもちろんあったのですが、私の中で、過労から来る否定的な状況があって、「ああ、もうだめ、何も聞きたくない!」という、ネガティブなイメージが重なっていた時に、身体の中が故障してしまった感じもするんです。
つまり、嗅覚の問題を持っていらっしゃる方は、全ての人がそうだとは思いませんが、例えば過労から、ストレスをためこんで、お仕事の時に、「もう何も嗅ぎたくない」という状況があったかもしれない、と思ったのです。例えば、極度の疲労感とか緊張感があって、もうだめだって思った時、身体のバランスが崩れる・・・。本当にネガティブな心って怖いです。

ですから、逆のことをイメージしてみようって思って。私はよく、自分の身体に話しかけます。例えば耳には、「あれ〜随分疲れさせてしまってごめんね、これからもっと労わるからね。」などとねぎらってみます。そうすると、一時的ですけれども、少し耳鳴りも小さくなったりすることがあるのです! (気のせいかもしれませんけれどもね)
病は、精神的なことから来ることが多いので、ちょっと考えて書いてみました。
もしも気にさわったら、申し訳ありません。

私は、常にポジティブなイメージを忘れず、毎日を明るく過ごせたら素敵だなぁ、と思います。

今後とも、青木さんの日記を楽しく拝見させていただきます。お互いにがんばりましょう。

ありがとうございます! なんだか勝手なことをいろいろ書いてしまってごめんなさい! でも、私は耳鳴りは絶対に治る、と思い、諦めずにいたことで、この療法に出会い、実際に治るという確信を持つようになりました。ですから、みなさんも心で「治る、良くなる」と念じ、イメージし、祈って(祈りは自分のためだけでなく、世界の人のためにも)、前向きに進めていけば、いつかはみんなが良くなると信じています。

食餌療法を頑張りたいと思います!みなさんも、ぜひ続けてみてください。半日断食でも、続ければかなり効果を感じるはずです。少なくても私はそうでした。

お便りをありがとうございました!!