2003-07-19

断食3日目・第一回の最終日

いやぁ、朝から早々に大失敗してしまいました。5時にトイレに行って洗面場で顔を洗おうとしていたら、おかみさんも起きて来て、挨拶をかわしている時にフロアの電気をつけようと思い、スイッチを押したところ、なんと! それは緊急ブザー用のスイッチでした!! きゃ〜〜!
甲田医院は古いので、不思議な場所に不思議なスイッチがあるのです。
赤いテープが貼ってあるものの、目の悪い私はすっかり勘違いをしてしまい、朝の5時に緊急ブザーを鳴らしてしまったのです!! 「ヴぃ〜〜〜!」と、静かなフロアに鳴り響くブザー!! おかみさん、ショックのあまり腰を抜かしてしまい、もう大パニック! 私は慌ててスイッチを切り、宿直のA子さんの部屋に走りました。間違いですよって知らせるためです。でもA子さんは起きてなかった・・・は〜〜よかった! まぁほんの一瞬鳴っただけなので、きっと患者のミスだってわかったのでしょう。よくあることらしいのですが、本当に人騒がせなことをしてしまいました。反省・・・。
A子さんも大変なのです。夜中に診療室の電話が鳴って、そういう電話にも一応対応しなければなりません。すると、予約なしで病院に行ってもいいか、とか、身の上話をされてしまうこともあるそうです。2時間も話を聞き、受話器を置いたのが2時ということも・・・・。宿直さんって大変です。

失敗もうひとつ。昨晩、40分行(触手療法)にトライしようとしたのに、急に眠くなってしまい、できなかったのです! 断食中にすると効果があるということなのに・・・。今日は第一回3日断食の最終日なので、ギリギリでトライしました。
昨日も書いたように、この療法は、40分間の合掌行を行って、手に治癒パワーを漲らせるというもの。決して宗教ではありません。松下事務局長からいただいた資料によると、人間の手掌には天与の能力があるそうです。誰もがちょっとした痛みがある時に、自然に患部に手を当てますが、この力をさらに高めるものなのだとか。方法は、なるべく空腹時に正座、あるいは足を座ったまま広げて足の裏をくっつけて座り、両手を合掌したまま顔の高さに(肩と肘の位置が水平になるように)上げます。5本の指をしっかりと密着させて、中指は第二関節まで離れないことが大切だそうです。この姿勢を40分間連続してとるのです。
決して手の指を離してはいけません。これにより、手指の爪廊、手掌の毛細血管の捻転を整えて、血液循環を完全にし、体内新陳代謝作用と生体機能全ての平衡を招き、「治せる手」ができるのだそうです。
朝の騒ぎを別にすれば、とても身体の調子は良く、爽快! なので、10時にすまし汁をいただく前に、この触手療法をしてみました。やってみると、同じ姿勢でずっと40分キープというのは、いやはやとても大変でした。すっかりエネルギーを消耗し、ヘトヘトに疲れてしまいました。でも、それは身体的にってことで、やった後には精神的にすごく達成感もありましたし、なにより手のひらが温かくなって、身体の中が変化しているように感じます。
「治せる手」になったかどうかを調べるには、小さな折鶴を糸で吊り下げ、両手を頭上に高く上げて微振動(つまり、いつもやっている手の毛管運動、ぶらぶらさせること)を10秒ほどして両手の手掌でそーっと鶴を囲みます。この鶴がユラユラと揺れた時は、もう治せる手を「手に入れた」ってことになるのだそうです。資料には、手掌から放出される生命線、磁波といえるもの、とあります。患部に30分ほど手を当てるだけで、かなり楽になるそうなので、明日にでも自分で耳にあててみようと思っています。手当て療法終了後は、体温計を降り下げるようなしぐさをして、3−4回両手を振って、放射を封じるのだそうです。ちょっと楽しみです。
病気の手当てだけでなく、おにぎりを握っても美味しくなったり、食べた人に力を与える、と書いてあるので、退院後には息子におにぎりを作ってあげようかな、と思いました。

今朝の甲田先生のお言葉:「青木さん、断食の調子が非常にいいみたいですね。これなら1年後に入院される時、10日間の本断食(水のみの断食)ができますな。それさえしたら、すぐに耳がすっかり聞こえるようになりますよ。そして3年後には、青木さんは他のまわりの誰よりも健康体になって、生まれ変わったように元気になります。未来はばら色ですわ!! わっはっは!!」 す、すごい・・・・!
素晴らしすぎて、言葉を失いました。もちろん、来年の10日間断食まで、私が甲田先生の療法をしっかりと忠実に守っていなければならないのですけれども、(それはきっと生菜食療法になるのだと思いますが・・・)それは本当に自分との戦いですね。でも、こんな風に先生に言っていただいて、もしも私が挫折したら申し訳ないし、自分にも恥ずかしい・・・・。絶対に頑張るぞ! と毎日同じことを書いて申し訳ないですが、そう誓ったのでした。