2008-04-10

眠くなるのは・・・

前はそうでもなかったのに、最近日中に眠くなると書きました。

生Bはうまくいっていますが、その後ちょこっとだけバナナや炊いたばかりの美味しい玄米をいただいてしまった、とも書きました。

そうしましたら、友達のMさんがとても興味深いメールを送ってくれました。(Mさん、どうもありがとう!!!)

・・

食べた後、眠くなってしまうのはなぜか?

これは、普通食をしているMさんも、最近悩んでいたことだったそうです。

そして、以前にも経験があったので、あらためてあることを実践したら、途端に食後眠くならなくならなくなったのだそうです。

それは・・・

血糖値をすぐに上げるようなものは、ほとんど食べないようにする、ということのようです。

・・・

たとえば、バナナはものすごくたくさん、でんぷん質を含んでいるとのこと。

青いうちならまだいいのですが、特に、熟してくると、ますます、でんぷんや糖分が増えるそうです。
(抗酸化力は、熟してからのほうが上がるんですって。)

それから、玄米も炊いてすぐの温かい時には、でんぷんが食べた後すぐに吸収されて、血糖値をあげてしまうのだそう。

・・・

う~~ん!

そうだったんですね、なるほど・・・。

そういえば、長いことバナナをいただいていませんでしたが、息子用に買ってあったものを、ついつい口にしてしまって、その後とても眠くなりました。

バナナで眠くなったのかもしれませんね。

・・・

・・・

そこで、でんぷん質のものを食べてもすぐに血糖値をあげないようにするためには、米やめん類やイモ類の場合、一度加熱してから冷えた状態のものを食べるこ
とがコツ、だそうです。

そうすると、含まれているでんぷんが、レジスタントスターチといって、食物繊維に似た働きを持つものになるんです。すぐに吸収されず、腸まで運ばれていっ
て、有害なものを吸収しながら体外に運び出す働きをします。しかも、食物繊維が、ミネラルなど大切なものまで排出する働きをしてしまうのに比べると、ミネ
ラルなどの吸収を高めるという働きもしてくれるんだそうです。

ちなみに、このレジスタントスターチは、青いバナナにも含まれているんだそうです。

でも、もちろん、量の問題というのを考えないといけないわけですけれどもね。(←と、親切にMさんはいろいろと教えてくれました!感激!)

・・・

なので、でんぷん質のものを食べるなら、バナナなら、あまり熟さないうちに食べるのが良いらしいです。

炊いた玄米なら、炊きたてではなく、おにぎりやお寿司など、冷たい状態で食べること。

麺類も、冷たいおそばなどにして食べれば、直後の血糖値が急上昇しづらいそうです。

・・・

・・・

・・・いやぁ、とても勉強になりました。

Mさん、本当にどうもありがとうございます!!

・・・

Mさんの場合は、暖かいごはんを食べるととにかく食後にドロドロと眠くなるのだそうです。

それで、今しばらくごはんや麺類やイモ類を食べるのをストップしているのだそうです。

アトキンス式ダイエットといわれる方法なのですって。

これは、Mさんによく合う方法だということは、これまでの体験からもわかっているのだそうです。

自分に合った方法を知るって、とても大事なことですね。私も、甲田療法が体には合っていると感じます。

生の玄米をいただくと、本当に体が喜んでいるのがわかりますもの。

でも、目が時々それでは納得しないというだけでして・・・汗。

・・・

それで、Mさんですけれども・・・

アトキンス式を実践したら、彼女の場合はむくみも取れて、食後に眠くなることもなくなったそうです。
いつも頭脳明晰で、いい感じなんですって!

素晴らしい!!

彼女の体はとても敏感のようで、玄米雑穀食も温かい状態で食べると、食後には眠くなるそうです。

なので、他の食材と混ぜておにぎりにして冷凍保存したのを自然解凍して食べるようにしていた時は、とってもうまくいったとのこと。

・・・

なるほど!!

温かい状態ではなくいただくのが良いのですね。

「そういうわけなので、もしもよかったら、脱線食をする場合は、血糖値が急上昇しない方法を工夫してみてくださいね!」とMさんが励ましてくれました。

Mさん、どうもありがとうございました!!

・・・

そうしたら、さらにいろいろと教えてくれました!

*健康で運動量も多い人には、普通に温かいご飯やめん類を食べても何も悪いことはないとのこと。
(なので、どうか誤解のないようにお願いします。必ずしも全ての人に当てはまるということではありません。参考としてのお話です。)

彼女の場合は、ごはんの量をコントロールするように気を付けていないと、遺伝的体質のせいや運動量が少ないライフスタイルのせいもあって、いわゆる「炭水化物
中毒」の状態になりやすいんだそうです。

つまり、摂取した炭水化物に対するインシュリンの分泌が、過剰になってしまう、ということなんだそうです。

こうなると、いくらごはんを食べても、もっと食べられるようになってしまうとのこと。

いわゆる「偽腹」です。

・・・

なるほど! そういうことが、私にも昔ありました。これは、偽腹だったんですね。

今は小食をしているのでなくなりましたけれども、、たくさんいただいてしまった時の方が、たしかにいくらでも食べられるという状態になりますね。

これは、私にも完全に当てはまります。

・・・

・・・

そして、血糖値が食後急上昇するので、食べてすぐ、ドロドロに眠くなるのだそうです。

それに、感情的に不安定になりやすくなるそうです。

・・・

え~~!! 感情的に不安定になりやすくなる!!

それは知らなかったです!!

なるほど・・・。お腹が満たされると満足感があって、ゆったりして精神的にも良いのだと思いがちですけれども、そうではないのかもしれませんね。

甲田先生のお話と通じるところがあります。

・・・

それで、

そういう人は、短期でもいいから、いわゆる「低炭水化物ダイエット」(アトキンス式ダイエットのバリエーション)をすると気分が良くなるケースが多いらし
いです。もちろん、ケースバイケースですけれども、ひとつの例として興味深いです。

・・・

「経験的に言って、これ、私にはとても合っているんです。もちろん、徹底してでんぷんを抜くのではなく、ほどほどに、ってことですけどね。」とMさんは言います。

このダイエット法は、あんまり極端にやりすぎると、身体によくないらしいのだそうです。

何よりも、肝臓によろしくないのだそうです。グリコーゲンが空っぽになってしまうからなのだとか。

・・・

・・・

なるほど・・・ダイエットって、難しいのですね・・・。しかも奥深い・・・。

素人考えで勝手に実践してしまうと、危険なことが多いようです。

私はダイエットが目的で甲田療法を実践しているのではないのですけれども、確かにコントロールが難しいです。

・・・

さらに、Mさんはこんなことも言っていました。

「低炭水化物ダイエットといっても、私の場合、ただゴハンやめん類を抜くのではなくて、多少はでんぷんや身体に害の少ない糖分を含むものを食べ
るようにしていますし(例えば、自分でおからと発芽玄米粉などを使ったダイエットクッキーを焼いたり)、おかずなども、植物性の食品を中心に食べるよう
にしていますので、「ゴハンを抜いてお肉ばかり食べる」というような危険な食事にはなっていません。
そこは、やっぱり、賢く食べないとね!」

・・・

ほう! そうなんですね! 素晴らしい!!

お肉ばかり食べてご飯を抜くというのも良くないんですね。

私は、息子用にご飯を作る際、時々お肉もメニューに入れますが、必ず玄米とサラダも一緒に食べさせるようにしています。

・・

そして、Mさんは私が眠くなった原因を、さらに掘り下げて考えてくれました。

私の場合は、普段、生の玄米粒を摂取していて、それほどでんぷん質のものが多くないので、それだけのでんぷん摂取量で充分に血糖値が上がるような体質になってきているんじゃないかと・・・。

そうかもしれません。

それで、バナナや炊きたての玄米ご飯をいただいてしまった時に、普段の状態との落差で、血糖値が上がり過ぎて眠くなったのではないか、という分析です。

当たっているかも・・!!!!

・・・

というのも、以前甲田先生にお伺いしたことがとても印象的で・・・。

甲田療法で体が敏感に反応するようになると、ちょっと脱線しただけで体調が変化したり、悪くなったりするのは、以前は何でもなかったのに弱くなったように見えるのですが、これはどうしてでしょうか、と質問しました。

そうしましたら、甲田先生は、

そうではなくて、体がきちんと良くない状態にすぐに反応して体を守ってくれるようになったのだと。

以前は何でもなかったのではなく、体が反応しなかっただけで、実際は体には悪かったということなんですね。

これは、本当に目からウロコのお話でした。(このブログにも、何度も書いていますけれども・・良いお話なのでくり返します。)

・・・

そうやって考えていくと、私の体は生Bによってかなり改善されてきていて、ちょっとの脱線でも敏感に反応し、血糖値が上がって眠くなってしまった、ということなのだと考えられますね。

・・・

・・・

Mさんのお話は、大変参考になりました!!

本当に感謝しています♪