2009-02-17

手作りの情報サービス戦略③

郡山女子大学図書館の事例を参考に、ソーシャルブックマークを使ったパスファインダーを勤務先でつくろうとしていることを、[本]のメルマガvol.345に書いた。

この作業を進めていたスタッフから、NDLの雑誌記事索引とfujisan.co.jpのRSSを使い、web型のRSSリーダーで所蔵雑誌の目次をまとめて公開しても面白いのでは?という提案が出てきた。
見せ方の工夫次第で、これも効果的なツールになるかもしれない。
とりあえず年度内の公開を目標に、作業を進めてみることにした。

これまでに何度か言及してきた、iGoogleガジェットや検索バー、Greasemonkeyなど、図書館サイトの外からOPACを検索するツールは、各OPACシステムの仕様によって検索結果が左右されてしまう。だから、どうしても検索漏れが出やすい。
それにアドオンなりiGoogleなり利用者自身が何か手間をかけなければ利用できないので、パソコンが苦手な人にとって少々ハードルが高い。
今回取り組むことにしたRSSリーダーは、新着雑誌の目次提供サービスとしては面白そうだが、図書館として目次を蓄積できるわけでもなく、自館のOPACと連携するわけでもない。
こんな具合に、今のところ無料のwebサービスは帯に短し襷に長しという感じのものが多い。

いつかwebサービスや各種ツールの進化によって、この微妙に半端な感じが克服されることを期待したい。