2012-09-14

クリントンの魅惑

米国民主党大会の演説でとりわけ魅惑されたのは
ミシェル=オバマ、ビル=クリントン、ジョン=ケリー上院議員だった。

クリントンは50分も話した、オバマ大統領が40分弱であるにもかかわらず。
クリントンはしゃべり方に抑揚がついているし、諧謔の精神にも富んでいる。
スクリプターも演説の原稿も見ないで、オバマ政権の政策を詳細に
語った。オバマはスクリプターを読み上げるだけでいただけなかった。

わたしはクリントンの演説が好きで繰り返し聞いている。
2004年・08年党大会では約20分の演説だった。
中でも2004年のスピーチは傑作だと思う。
アジテーションとしては最高だ。

2012-09-08

AKB48こそ尖閣諸島へ

「AKB48」の上海版「SNH48」が大ヒットしている。

いっそのこと、大音量で新曲「ギンガムチェック」を船で
流しながら尖閣諸島に上陸させたらどうか?

日中のファンが殺到して、友好モードを創れるゾ。

プロモーションにもなるし。

共和党はオバマ大統領を持ち上げ?

共和党のミット=ロムニー前マサチューセッツ知事の演説は
オバマ政権・批判に多くの時間を割いた。

オバマの失策の主要点は

①高所得者増税
②軍事費削減
③国民皆保険制度の確立(マイケル=ムーアは不十分だと批判していたが)

である。

これを聴いて、オバマ政権はしっかりと政策を履行しているのか、と思ってしまうのは日本人故か。

ロムニー共和党候補の減税と規制緩和で1200万人の雇用を創出するという政策の方がうさんくさい。軍事費は拡大させて。

2012-09-07

ロムニーとマケインの差

共和党と民主党の党大会のホームページをみくらべた。

2004年、2008年に比べて、複雑になった。

We believe in America.がスローガンのロムニー&らいあん。
オバマはForwardだ。4年前はCHANGE WE CAN BELIEVE IN.で
あった。

好感度の低い『ミット=ロムニー』の演説を昨日、
やっと全部拝聴できたが、あまり、出来がよくない。

ロムニーのイメージは

「冷酷な家庭人」

だ。大会が終わった後も、ロムニーの好感度は
微増に止まった。

オバマはバスケをするし、ホワイトハウスに
上場ビールのデッキを買って栽培して、
WHite House産のビールを楽しんで
いらっしゃる。

オバマも許諾演説2008では決めぜりふの
“Yes,we can”は封じたから、挑戦者はそういうものなのかもしれない。

マケイン2008は自分のベトナム兵役&捕虜の話を紹介して、結びは

Fight with me.
Fight with me.

Stund up for what’s our country.

とStund upを繰り返した。

人柄の良さで人気のマケインが若かったら、共和党候補でオバマに勝つかもしれない。

世界で拍手喝采!演劇の金字塔『Studio HEADZ』の新作を拝見して

 その日、脚本家兼演出家で女優でもある田代有希恵さんは柄に合わず厳しかった。8月28日の劇団『STUDIO HeadZ』(www.studio-headz.net)の稽古場でである。
「アナタから雛という生き物はどう見えますか?黒くって、どこにでも無数に存在しているかのような雛。微生物から植物、物に動物そして…人間…。男も女も赤子も老人も、どんな容姿でもどんな中身でも、楽しんでも苦しんでも、笑ってても泣いてても、結局は一つの細胞。全てが繋がっている。そう全ては…一つなんだ…。」
 ストーリーは『雛命』のフライヤーに次のように記されている。
 東京公演を終えて9月1日(土)に札幌のシアターZOO(www.h-par.ne.jp)にて公演した(13時~/17時~開始)オリジナルミュージカル『雛命(ウンメイ) 言葉と景色と色の中に』 の最終稽古を、無理を云って拝見させてもらった。同劇団は東京公演においてAチームとBチームに分けて、一つの演劇を二組でやるのが通例になっている。時間・日にちによって、AかBかで配役が役者が異なるわけだ。そして、地方ではその中から選抜された役者が公演する。東京において厳格に審査された役者が演じるのだが、地方ではさらに絞られる。
 それでも、演出家は、一演技ずっといっても過言でないほどに、役者のに演技を矯正していった。
 ストーリーは逆説的だ。
 喩えるならば、映画『ライフ・イズ・ミラクル』(La vie ets miracle)のような……。
 フランス語でインタビューを読んだのだが、監督は映画について、サラエボを舞台にして西欧が好きな“ロミオ&ジュリエット”を撮ることによって、故郷の“悲劇”を伝えたい……旨、述べていた。賞を総なめした『アンダーグラウンド』という映画が、一方で政争の具とされ、作品はもう撮らないと一度宣言した方である。

 死が多い話にはなっている。死ぬ場面が多い。が、「生き抜いて、愛したい」という感情が烈しく燃やされている。

2時間の超大作などを二ヶ月おきに発表する『Studio HEADZ』のたくましさには脱帽する。そして、田代さんには「本当にお疲れ様でした」と声をかけたい。