月別アーカイブ: 2010年2月

談話室沢辺 ゲスト:竹田青嗣 第1回 「自由と労働」

●労働、仕事、活動に分類される人間の行為

沢辺 今回のテーマは「労働」です。竹田さんは、人間の社会の大きな流れが経済ゲームから文化ゲームへと変わっていくと言われています。僕は「労働」というものも、やがて文化ゲームと混じっていって、生きるためにするのか、楽しむためにするのか、その境目が溶けていく性質を持っている気がするんです。そこでまず、そもそも「労働」とは哲学的に言うとどういう性質のものなのでしょうか?

竹田 哲学的には、人間の活動を「労働」と「文化」と分けるのがわかりやすいです。これを私はハンナ・アレント(Hannah Arendt,1906-1975)から受け取って、なるほど、と思いました。

有名ですが、アレントは人間の行為を<労働>、<仕事>、<活動>の三つに区分しました。<労働>は人間が共同体をつくって生きていく上で絶対的に必要なもので、もし<労働>がなければ人間は滅びてしまう。しかしアレントの図式では、<労働>の必要が大きくなればなるほど人間の生の条件としては悪くなる。アレントが言う人間の条件の基本は「自由」であり<活動>がこれを担います。<労働>は自由と背反的なものです。

アレントのいう人間の生の条件はギリシアの自由ポリスをモチーフにしていますが、自由ポリスでは、市民は奴隷労働の上で何もせず遊んでいるわけです。市民は労働をしないので、自由がある。その自由があることによって、言論活動を行ない、「人間の自由は、言論活動のなかではじめて成立している」というのがアレントのイメージです。
続きを読む

産経新聞記事「電子本の衝撃─揺れる出版界」の中で、ポット出版が取材を受けました

2010年2月24日(水)〜26日(金)の産経新聞に「電子本の衝撃─揺れる出版界」という記事(全3回)が掲載されました。
弊社社長・沢辺均も取材を受け、26日(金)の回、「膨らむ市場 期待と戸惑い」で記事になっています。

記事はすべて、「MSN産経ニュース」で読むことができます。
【電子本の衝撃】揺れる出版界(上)米国の熱狂、黒船襲来を予感
【電子本の衝撃】揺れる出版界(中)契約不明確、混乱の恐れも
【電子本の衝撃】揺れる出版界(下)膨らむ市場 期待と戸惑い

ポット出版社長・沢辺均の日記 -64[2010.02.25]

●2010.02.25木
昼に、出版会議。それを終えて、S社デザイン打ち合わせに飛んでいく。
18時から、人間学アカデミー事務局会議をPHPで。今年9月開校予定の講師候補をほぼ決定。
それを終えて、「日本の公文書」の内輪の記念パーティ。一次会は間に合わずに欠席。
那須と大田に任せて、欠席。
二次会に向かう。二次会は4人でしっぽり。いろいろ貴重な情報収集もできた。
「我国を代表する書誌データの一元化」のことも、だいたい様子がわかった。

「3歳から大人まで夢中になる お父さんの理科実験ショー(仮)」制作日誌

子供に向けたサインスショーを行っている飛田賀光さんの著書、
「3歳から大人まで夢中になる お父さんの理科実験ショー(仮)」を
ポット出版から発行します。

編集チームの仕事で
園児とママの情報誌 あんふぁん」の
かがくのふしぎ」というコーナーを担当させてもらっているのですが、
このコーナーで監修をお願いしていた飛田さんから
企画を頂いたのがきっかけです。

「かがくのふしぎ」の仕事中、私もいろいろな実験を試しました。
小学校のころから理科が苦手でしたが、そんな私でも
実験に成功すると、テンションが上がりました。
もっと小さいうちから、この面白さに出会っていれば
もっと理科好きな人になっただろうなあと何度も思ったものです。

本では、家庭でできる簡単な実験とその解説を紹介します。
子どもと遊んであげたいなあと思ってるけど
「忙しくて時間がとれない」「遊びがワンパターン化してる」「お金をかけたくない」という
お父さんたちに、ぜひ読んで・試してもらいたいと思います。
(もちろんお母さんや、学校の先生も大歓迎です)

この本の付録用映像を撮影するため、
2/20(土)、茨城県高萩市で行われた実験教室におじゃましてきました。
飛田さんが先生となって、約100名の親子に向けて
シャボン玉の実験を披露されました。
小さいものから大きいものまで、丸いものから三角のものまで、
さまざまなシャボン玉に、小学1年から5年生までの子どもたちは目が釘付け。
「実験教室」というとお勉強のように聞こえますが、
飛田さんのハイテンションおもしろトークで
親子の笑い声がたえませんでした。
このときの写真をいくつか紹介します。

___MG_7628.jpg
トレードマークのバンダナをつけた飛田さん。
ストローとプラスチックコップを使った道具でシャボン玉を作っています。

_MG_7683_1.JPG
口で息を吹き込まなくても、こんなに大きなシャボン玉が!

_MG_7681.JPG
今度は長いシャボン玉です。

_MG_7764_2.JPG
飛田さんの持っているものに注目! 丸くないシャボン玉です。

こんないろいろなシャボン玉が、ほとんど家にあるもので作れてしまうのだから驚きです。
シャボン液だって、もちろん自分で作れます。
本では、このシャボン玉以外にも、いろいろな実験を紹介します

どうぞお楽しみに!

犬の恩返し

むかしむかしのことじゃった。
ポットという村で、貧しい若者が働いておった。
一日の仕事が終わり、ようやく夕めしを食おうと自分の席に戻ると、なんとそこには犬が座っておったんじゃ。
若者は自分の席を取られてしまったのに怒りもせずに、何かを探しにでかけた。
P1030464.jpgP1030465.jpg

しばらくすると、小さなかたい椅子をもって若者が帰ってきたんじゃ。
そして、その椅子に座ってめしを食い始めた。
P1030468.jpgP1030466.jpg

こんな優しい人間にあった会ったことのない犬は、心に誓った。
P1030472.JPG

しかし、この犬が恩返しをしているところを見た村人は
だーれもおらんかったとさ。

いただいた本●UNIXはじめの一歩

kizou20100225.jpg

書名●『UNIXはじめの一歩』
著者●池田成樹
定価●2000円+税
発行所●カットシステム
2003年12月7日発行
23.2 x 18.2 x 1.8 cm/183ページ並製

●全国の書店で買えます
Amazonで購入する

誰もが最初は悩むディレクトリ移動コマンド「cd」、これをトレーニングするために、「cd道場」というアプリケーションを収録しています。簡単なものですが、やっているうちにきっと「cd」コマンドに慣れてしまうでしょう。Mac OS Xにも対応しています。

目次
本書を手にされた方に
謝辞
第1章
さっそく使ってみよう
1.1
マシンの準備
1.2
Knoppixを使う
1.3
Mac OS Xの場合
第2章
UNIXのあらまし
2.1
OSって何だろう
2.2
UNIXの物語
2.3
UNIXの分裂
2.4
オープンが合言葉
第3章
ファイルとディレクトリ
3.1
ケータイにだってあるファイル
3.2
ファイルを整理整頓するには
3.3
特定のファイルを指定する仕組み
3.4
ディレクトリを旅する
3.5
どんなファイル、ディレクトリがあるか調べる
第4章
ファイルとディレクトリの操作
4.1
ディレクトリをつくる
4.2
ファイルをコピーする
4.3
ディレクトリをコピーする
4.4
ファイルやディレクトリを移動する
4.5
ファイルやディレクトリを消す
第5章
ユーザー、グループとパーミッション
5.1
UNIXにおけるユーザーの考え方
5.2
グループ
5.3
パーミッションの概念
5.4
パーミッションの確認
5.5
パーミッションの変更
第6章
「続」ファイル操作
6.1
ファイルへのリンク
6.2
ファイルの圧縮と解凍
6.3
複数のファイルをひとつにまとめる
第7章
vi徹底入門
7.1
viをマスターしよう
7.2
基本的な編集
7.3
コピーやファイルへの保存、そして検索
第8章
シェル
8.1
シェルの機能と役割
8.2
コマンドを入力する作業とシェル
8.3
標準入出力
8.4
シェルでできるプログラミングの概要
8.5
環境変数の設定
第9章
正規表現
9.1
正規表現によるテキストファイルの検索
9.2
メタキャラクタ
付録 A.1
ディレクトリ移動コマンドに慣れる
付録 A.2
Knoppixと本書に関する情報
索引

ポット出版社長・沢辺均の日記-63[2010.02.12〜2010.02.24]

ためちゃったので、省略ありの簡易バージョン。
手帳に記入している予定意外、どんな日だったか全く記憶がないんで。
よく、何日も何週間も前の「アリバイ」をこたえてる刑事ドラマとかあるけど、
こたえられるのが不思議。

●2010.02.12金
連休の谷間の日。ポットは対外的には休みの日だ。
午前中、代々木図書館での打ち合わせ。館内整理の休館の日なので
スタッフ全員で打ち合わせられる日なわけです。
夕方、ジャパニーズ・ブックダムをめぐる打ち合わせ。
その後ET研というのに行く。電子書籍と出版業界の分析をするって研究会。
コンサルとかいうのがはなす。収穫はないな。

●2010.02.15月
ポット出版の本の一覧→詳細紹介ページをどうするか、
日高・石塚・大田と打ち合わせする。
結構難しい問題があるんだ。

●2010.02.16火
S社でデザイン打ち合わせ。

●2010.02.17水
マンション管理組合の理事会。
地下駐車場の権利をめぐって争っている、デベロッパーとの訴訟で和解。
8年間は使わせる/土地の持ち分を一千万で譲渡、など。
実質的に、主張が通ったと思う。

●2010.02.18木
出版会議。何話したのか記憶がないな〜。
午後は、ポットサイトのマガジンポット新連載→単行本化の打ち合わせ。
夜はジュンク堂でトークセッション。
2月18日(木)松沢呉一×沢辺均「図書館の中からは見えないこと」
レポートはこちら。

●2010.02.19金
ポット会議とS社とのデザイン打ち合わせ。

●2010.02.20土
ライブ・竹田青嗣」新宿で。二次会は三丁目のislandの貸切りルーム。
うん面白かったぞ。

●2010.02.21日
鉄とすずと代々木公園のドックラン。
夜、石川輝吉さんの、マガジンポット新コーナーのインタビューで大学生。
終わって、大炊苑で一杯飲む。

●2010.02.22月
夕方、朝日新聞のK記者の取材。3月に出版業界連載をまたやるそうで、
今回は電子書籍にフォーカスするんだって。
新刊同時に電子書籍発行でどうだ?って取材。
オレから、ジャパニーズ・ブックダムのことをちょっと紹介。

●2010.02.23火
「ポットの日誌」に「日本語の本の全部検索→一部表示サーバーをインターネット上につくる(仮称=ジャパニーズ・ブックダム)」を書く。
と同時に、2/8に長尾館長懇談会に同席した社長たちに、メールで送る。
さっそく、Nさん/Oさんから「賛同」って返事がくる。
やったー、これで心配事がへった、ぜ。
館長+社長会談を受けて、実務者会議のも国会図書館担当者のおかげで3/9に決まる。
はははは、おいらだけ、両方に出席。「実務者」がほかにいるほど、大組織じゃないからね。
版元ドットコムは。
石川輝吉さんインタビューの2回目。大学生で女の子。ついつい張り切る。
夜、NPOげんきな図書館の理事会。プロポーザルで、来年度も受託できたのだけど、
約5%委託費を値切られたので、
給料を減らす/祝日休みを減らす/労働密度をあげる、の三案で議論。
おいらは、労働密度あげる派で、スタッフアンケートでは、給料を減らす案ばかりだったけど、
結局、労働密度をあげることになる。他にもいろいろ。
途中で早退して、大岡山の東工大まで、橋爪大三郎さん+竹田青嗣さんと、
若手の発表の場をつくる企画の打ち合わせに。

●2010.02.24水
モリモト印刷の営業がくる。見積もり出させて、って。
見積もりだすのにわざわざ話に来ることないじゃん。
見積もりをつくって持ってきてくれればいいだけだと思うんですけどね。いつも。
夜は版元ドットコム会議。

席取りゲーム 強引バージョン

すずがみんなの椅子に座るのは、その人が席をはずしているときとは限りません。
人が座っていても、すずが「座りたいなー」と思ったら、人間の都合はおかまいなしに行動に出ます。

それがこれ。まずは雅子ちゃんが座っているのに、ちょっとの隙間に強引に入り込む。
P1030476.JPGP1030475.JPG

次は大田の後ろに潜り込む。こんなにキツキツなのに、なぜ椅子に乗りたいのか?
やっぱりすずは、生まれながらに高い所が好きなんだろうな(=バカ?)。
P1030478.JPG

積極的なわが家の犬たち

山ちゃんがスープを飲んでいたら、すずがすり寄り
ナースがパンを食べていたら、鉄が覆いかぶらんばかりの勢いで体半分のしかかる。
興味のあることには、積極的なわが家の犬たちです。
私が写真を撮っていたら、ナースに
「日誌のタイトルは『躾ゼロのわが家の犬たち』にしなよ(笑)」と言われた。
失礼な!!
P1030453.JPGP1030457.JPGP1030460.JPG
それにしても、ナースの後ろ、ゴミ箱が多すぎないか?

日誌を溜めてごめんなさい

長い間日誌を溜めていたのは私です。すいません。
ポットの日誌は当番が回ってきたら2日の間に書かなければならないルールなので、
普段なら日誌取り立て係の大田が当番初日の夜から頻繁に日誌取り立てに来るのですが、
ここしばらく髪を振り乱して働いているので
「なんとなく取り立てできなかった」そうです。怖くてごめん大田。

日曜日、1時間くらい友人のTシャツ手刷りワークショップに行ってきました。
ポットイベントでもツイッターやUstream配信を初めていますが、
このイベントも実況配信していました。はじめは3人くらい配信を見ていたみたいです。
時代の波が来ているのだなあと思いました。