2009-09-28

平成の大塩平八郎に「連帯保証人」制度の廃止を望む

亀井静香・金融相の地元秘書と電話で話したが、抗議の電話が多く来ているという。
いわゆる「亀井モラトリアム」「平成の徳政令」に反発は強いようだ。

昨朝のテレビ朝日系列『サンデープロジェクト』でも出演した亀井大臣は財部・榊原英資・田原総一朗から総批判を受けた。不況になると拝顔するリチャード=クーさんのみが擁護された。しかし、袋だたきにあいながらも、一歩も譲らず、まことに心強い。

この際だ。

民衆を苦しめる「連帯保証人」制度を廃止してはどうか!?
民衆は歓喜するであろう。

2009-09-24

ドミニク=ド=ヴィルパン前首相の悲劇

イラク戦争の開戦にフランス共和国外務相として反対して、国際連合や国際連合安全保障理事会などで活躍して、
「フランスの貴公子」として脚光を浴びたドミニク=ド=ヴィルパン前首相&元外務相はニコラ=サルコジ現大統領を
内務相時代に職権を濫用して失脚を謀ったことが主な理由で、刑事被告人の身にある。
わたしは事件当初から「ドヴィルパン冤罪説」「国策捜査説」を旗手鮮明に打ち出している。

歴史家・詩人としても評価されている教養と智性の貴公子・ド=ヴィルパンが不遇の身にあることには
心より同情を禁じ得ない。日本国が亡命先として名乗りをあげ、「外交顧問」に就いてもらっては
どうか……とふと夢想する。

ドミニク=ド=ヴィルパン首相が誕生したとき、当時肩書きのなかった
コリン=パウエル元国務大臣から

「真の友人であり、畏敬するドミニクが首相に就いたことを心から祝福いたします。おめでとう、ドミニク。」

という趣旨の祝電が届き、イラク戦争で二人が烈しくやりことを知っていたので、わたしは
正直、驚いた。ヴィルパン元首相を日本でも応援していけないか、在日フランス人の仲間と
相談している。

HES(同性愛と社会主義)

フランス社会党系列のLGBT団体『HES』(同性愛と社会主義)に
6月に入会した。洗礼を受けていないものの、教会に通い、
キリスト教プロテスタントのカルヴァン派から受けた影響は
否定できないため、イギリスを拠点とする組織だが、
キリスト教徒によるLGBTの団体にも加入した。
背教者と指弾されるかもしれない。

HESの年次総会が9月26日にあり、出席できない
ことと、新執行部を支持する書簡を送った。

ことあるごとに政治家としての手腕を高く評価してきたニコラ=サルコジ・フランス共和国第五共和制第六代大統領は公約で、同性愛者の権利を向上させるため、PACS制度を改正した『Super PACS』の導入を約束した。また、『同性愛者は人類の敵』と国会で演説した国民議会議員を2007年総選挙でサルコジ与党・UMPは公認しないと約束した。

しかし、公認はしないが、対立候補も立てず、地元議員が応援するなど、本質においては公認候補と大差なかった。
同議員が楽勝だったのは御承知の通りだ。
Super PACSも忘却の彼方へ……。

法国に滞在中、サルコジ氏と接する機会を何度か持ったが、同氏からはアジア系に対する嫌悪感とHomophobieを感じられた。

未曾有(みぞう)の経済危機をフランス・ドイツは脱したというのが多くのエコノミストの見方だ。
サルコジ大統領は優秀だ。しかし、“危うさ”も持ちあわせており、私はその点を指摘した。
大統領になってからも、同氏の体質は変わっていない。

新自由主義者だった同氏がリーマンブラザーズ破綻後、ネオ保護主義者に転向したのには驚かされた。
大英王国においては、opportunistと冠されるのか、pragmatistと冠されるのか。
経済政策においては、サルコジ氏は180度、転換したのに、初期から改革者として
変わらずに礼讃している人もいる。

全否定・全肯定でなく、部分否定・部分肯定をモノカキは心せねばならぬと
心に留めながらも、その戒を護れているか問われれば、答えに窮する。