月別アーカイブ: 2009年9月

談話室沢辺とは

「談話室沢辺」は、ポット出版社長の沢辺均が聞きたいこと、知りたいことを、専門家に直接ぶつける対談コーナーです。毎回設定するテーマについて、真っ向からとことん語り尽くします。

DVDで落語でXMLでgo!その2

連休をたっぷりお休みして、記憶もうすれつつありますが、
忘れてしまわないうちに、このあいだの続きを書きます
コメントいただいてしまってなんだか恐縮です

落語本のフォーマットはこのようなものです。
format.png

●フレームが、4種類
1 DVDのタイトルと落語家名やデータの入っているブロック
2 本文のストーリーが流れるブロック
3 あらすじなど脚注が流れるブロック
4 画像のはいるフレーム

●段落/文字スタイルが7種類
1 DVDのタイトル
2 落語家の名前
3 価格などの情報
4 本文
5 あらすじ・演者プロフィールという見出し
6 脚注の中の題名や名前の見出し
7 脚注の本文

という構造になっています
それに対応するように、テキストにタグをつけます

<?xml version=”1.0″ encoding=”UTF-8″?>
<Root>

<dvd>=フレーム1に対応するタグ
<title></title>=スタイル1に対応するタグ
<name></name>=スタイル2に対応するタグ
<data></data>=スタイル3に対応するタグ
</dvd>

<photo href=”file:///Links/jacket.eps”></photo> 
=フレーム4に対応するタグ(画像ファイルをインデザインファイルからの相対パスで指定する)

<honmon></honmon>=フレーム2/スタイル4に対応

<kyakuchu>=フレーム3に対応
<midashi></midashi>=スタイル5に対応
<kyakuchuname></kyakuchuname>=スタイル6に対応
<kyakuchutext></kyakuchutext>=スタイル7に対応
<midashi></midashi>=スタイル5に対応
<kyakuchuname></kyakuchuname>=スタイル6に対応
<kyakuchutext></kyakuchutext>=スタイル7に対応
</kyakuchu>

</Root>

フレーム1や3のように、一連のフレームの中に、
複数のスタイルが出現する場合にはタグを入れ子にしておきます

こんな感じのタグをテキストにつけて、
一旦、文字や画像を空っぽにしたインデザインのファイルで、
XMLを読み込み…
をして、読み込むと、
xmlyomikomi1.png
なにも起こりません。
が、よくみるとウィンドウの左側、構造パレットにタグが読み込まれています
構造パレットからタグをドキュメント上の対応するフレーム上にドラッグアンドドロップすると、

xmlyomikomi.png

こうなります。
まだスタイルはあたっていません。

構造パレットのパレットメニューから、タグをスタイルにマップ を選び、
タグとスタイルを関連づけます。
map.png

ここまでが下準備です。
2個や3個だったら手作業で流したほうがはやいです。

落語本では50本の原稿を流し込むので、
下準備でつくった見開きページを50個に複製します。
このとき、複製したページの構造パレットのタグが、
どうも、ドキュメント上のフレームの重なり順で下のものから
表示されるようなのですが、構造パレットのタグの並び順と
xmlファイルのタグの順番がずれると、流し込みが
うまくいかないので、ページを複製するまえに、
フレーム1を最背面にし、2→3→4の重なり順になるようにしておく必要があります

で、ページを複製し終えたら、
50件分のxmlを読み込みます
kansei.png

上の画像はうそものなので、構造パレットに1個分しかありませんが、
50件の流し込みも秒殺でした。CS3なら。

ひどく長くなりましたが、DVDで落語でXMLでgo!その2 手順編でした。

いま横で和田さんとゆん君が当の落語本の追い込みをやっている様子でした。

9/30(水)はおでん試食会

oden.jpg10月からエフメゾではおでんをメニューに入れることにしました。それで練習をしていたのですが、おでんって料理はなかなか奥深く、味付けがむずかしいですね。まあ、値の張る具材を買ってくれば単純に美味しくなるだろうけど、採算を考えるとそういうわけにもいかず(カレーはじめエフメゾの食べ物は採算度外視ではあるにせよ)、老母と二人で試行錯誤の一週間。結局、たいして上達はしませんでしたが(笑)、明日(9/30)は試食会というのを催し、お客様にご意見をお伺いすることにしました。具材にかぎりがありますので、なくなり次第終了になりますが、無料提供ですので、ぜひ感想をお聞かせください。

営業はカフェタイム(17:00−19:00)からで、食べ物はバータイムから提供します。釜飯の学生無料サービスは継続です! 04:00まで営業している予定ですが、深夜お客様が少なくなってきた時点で、看板を消してしまいます。

平成の大塩平八郎に「連帯保証人」制度の廃止を望む

亀井静香・金融相の地元秘書と電話で話したが、抗議の電話が多く来ているという。
いわゆる「亀井モラトリアム」「平成の徳政令」に反発は強いようだ。

昨朝のテレビ朝日系列『サンデープロジェクト』でも出演した亀井大臣は財部・榊原英資・田原総一朗から総批判を受けた。不況になると拝顔するリチャード=クーさんのみが擁護された。しかし、袋だたきにあいながらも、一歩も譲らず、まことに心強い。

この際だ。

民衆を苦しめる「連帯保証人」制度を廃止してはどうか!?
民衆は歓喜するであろう。

魅惑の香り?

鉄はほかの犬にあまり興味をしめさない。
ところが、父ちゃんが連れて行ったドッグランで……。

P1010745.jpgP1010754.jpgP1010750.jpg
かがずにはいられぬ香りがするのか、最初はすずもクンクンしてたようだ。
そのうち大きな犬もやってきて、鉄とダブルでかぎまくり。
その一方、取り残されて、なぜかカメラ目線のすず。

P1010765.jpgP1010764.jpgP1010761.jpg
ほらほら、飼い主さんが手で制しているじゃないか。
それなのに、そんなに体勢を低くしてまで、まだかぐのか。

P1010786.jpgP1010780.jpgP1010779.jpg
飼い主さんが抱っこして、ベンチに避難させたのに、まだ執拗に匂いをかごうとする。
しつこすぎ! しつこいのはすずの専売特許だぞ。
あーあ、飼い主さんの膝にまで足をのせちゃって……。
よかったぁ〜、一緒に行かなくて。
鉄を止めようとする私と、放っておきなよというオトウとで喧嘩になったことでしょう。
そして、楽しいはずのドッグラン散歩が険悪なムードになったことでしょう。

いただいた本●「ミンシュラン政権交代人物ガイド」「全議員版ミンシュラン 民主党人物ガイド」

第三書館の北川さんからいただきました。


書名●ミンシュラン政権交替人物ガイド
編●ミンシュランリタイヤ(シンクタンク)
発行●第三書館
定価●600円+税
装丁●勝木雄二
四六判 160ページ 並製

●全国の書店で買えます
版元ドットコムで購入する
Amazonで購入する


書名●全議員版ミンシュラン─民主党人物ガイド
編●ミンシュランリタイヤ(シンクタンク)
発行●第三書館
定価●1500円+税
装丁●勝木雄二
四六判 512ページ 並製

●全国の書店で買えます
版元ドットコムで購入する
Amazonで購入する

2009.10.02 第3回ビラセレーナ祭

ポットの事務所はビラセレーナというマンションの一室にあるんです。
まあ、マンションカンパニーと「蔑まれる」ってやつです。
理由はいろいろあるんですけどね。見栄はると。

で、そこのマンションで一年に一度、「お祭り」をやってるんです。
近所を通りかかったら、のぞいてみてください。
パーティーという名の飲み会も、どうぞ参加自由ですから。

ビラセレーナ祭りビラセレーナ祭り

入り口に貼った「ビラセレーナ祭り」のポスター

●日時
2009年10月2日(金)11時30〜17時フリーマーケットを予定
17時〜20時 持ち寄りパーティー
●場所
ビラセレーナ2階エントランス
●内容
・フリーマーケット
 家庭内不用品/事業所内特売品などを販売 事前申し込み
・パーティ
 食べ物+飲み物、持ち寄りで懇親を
●主催
ビラセレーナ管理組合(理事長・伊藤)
お問い合わせ 303号 スタジオ・ポット 沢辺まで
kin(a)pot.co.jp  03-3478-1774

ポット出版社長・沢辺均の日記-38[2009.09.24〜(28)]

日記、休日・シルバーウィーク編の第二弾。
あまりにくだらない休日で書くのも気が引けるのは、相変わらずです。

●2009.09.24木
午後から、出社して、「わたしの戦後出版史」の書評を書く。
小久保/尹/佐藤/大田が出社していた。
グダグダしながら原稿を書く。

●2009.09.25金
午前中、事務所に出て、那須部長の添削を受けて書評原稿を仕上げ送信。
そのあと、何してたんだっけ? 忘れてしまうった。
たぶん、鉄とすずと代々木公園にいったんだけどな?
あ、追加で思い出した。
ドックランの帰りに、
代々木図書館へ行って、『オックスフォード・サイエンス・ガイド』(築地書館)を借りにいったのだった。
25,200円という値段だったから、久しぶりに図書館で本を借りたのだ。

●2009.09.26土
グダグダして、鉄とすずと一緒に代々木公園・ドックラン。
風呂に入ってから、智砂ちゃんと一緒に芝居をしてて、今も芝居の製作をやっている、
中村文ちゃん製作の「フキコシ・ソロ・アクト・ライブ2009 今回は “スペシャル”」を見に行く。
世田谷パブリックシアター。ちょっと早めに行って三軒茶屋をぶらつく。
連休中、ほとんど毎日ドックランに行ってて、早歩きを心がけたんのが原因だと思うんだけど、
足が思いし、すぐ疲れる。
ライブ、ああいう世田谷パブリックシアターのような「高級劇場」でかしこまってみるんじゃなくて、
飲み屋のステージみたいなところでやれば、もっといいんじゃないか?
終わって下北沢のzaji。文ちゃんと友達と4人で1時すぎまで。

●2009.09.27日
午後イチ、おいらのバンドごっこのライブ「勝手にしやがれ 5」のビデオ編集の打ち合わせ。
撮影隊、キーボーと。ずいぶん時間がたってしまったのだけど、しっかり仕上げるのだ。
夕方に、鉄とすずと一緒に代々木公園・ドックランへ。
帰ってきて、風呂に入って東急ハンズへ行く。
8階から、一通り売り場を見て歩く。好きなんだな、こういうの。
帰ってきて、カツ皿つくって夕飯。
スリープトラッカーというレム睡眠の時に目覚ましならしてくれる腕時計、も買った。
早速腕にはめてみたんだけど、23時ころにWOWOW録画映画を見ながら寝ちゃって、
なんと3時半ころ目覚めた。本を読んでたんだけどぜんぜん眠れないんで、
開き直って6時半ころに散歩をかねてコンビニ。サンドイッチとヨーグルトを買って
事務所に行って仕事っぽいことを始めた。(←だから28日の話)。

無職になり、失業保険をもらうこととなった [下関マグロ 第9回]

雑誌『スウィンガー』の編集長である佐々木公明さんが、電話をくれた。

「増田くんも独身でどこで、ちゃんとご飯食べてないんじゃないの? たまにはウチにきなよ」

佐々木さんは新婚で、同じ会社の女性と結婚していた。だから、僕は両人を知っているのだ。家をきけば、歩いていけるほどの距離ではないか。

約束の日、佐々木さんの家に行くと、スーさんもいた。かつて一緒に暮らしていたスーさんである。彼は今、落合に住んでいると言った。

佐々木さんの奥さんの手料理をいただきながら、スーさんになにをしているのかと聞けば、

「失業保険をもらっているからなにもしてないよ」

という答えだった。 続きを読む

佐々木敦『ニッポンの思想』


佐々木敦氏のことは四半世紀以上前から知っている。知っているといってもお目にかかったこともなければ、メールのやり取りをしたこともない。ただ、大学時代に、伏見の幼なじみが佐々木氏と早稲田で友人になって、「佐々木という面白いやつがいる」とやたら語っていたので間接的に知っていた(たぶん、頻繁にその名前が会話のなかに出ていたので記憶しているのだと思う。きっと彼は四半世紀前から異彩を放っていたのだろう)。そして、ある時期からたまにメディアでその名前を目にして、たぶん、あのときの「佐々木」がこの人なんだろうなあとは思っていたけれど、文章を読んだりすることもなく、この本で初めて彼の言葉に触れた。

感想は、同世代で思想やカルチャーに関心を持って勉強していたインテリなら、きっとこういうラインで思想状況を捉えるのだろうなあというもの。伏見みたいに浅田彰氏の『構造と力』を最近まで『構造と刀』だと思っていた手合いにとっては(←バカ)、ポスト構造主義なんていうのは、自分がセクシュアリティの問題を考えていく果てに出てきたもので、思想を思想として興味など持つこともなかった。だから、この本の流れも、思想を思想として興味を持てる人にとっての趣味趣向が濃厚に反映されていると思った。言葉は悪いが、思想マニアがどのあたりをイキどころにしてきたのかという。伏見は目的論的にしか思想を理解する力がないので、結局、ここで語られた思想の内実はあまりわからなかったが、80年代以降の「ニッポンの思想マニア」というのなら、たしかに、イメージできた。