月別アーカイブ: 2007年10月

一ヶ月ぶりの沢辺です

なので、箇条書きで最近の出来事。

●9月10月の2ヶ月、毎週水曜日に中野区立江古田図書館で、図書館員をやりました。
 11月からは、これまた水曜日に東中野図書館で図書館員です。
 げんきな図書館、というNPOのメンバーになっているので、
 現場をちょっとでも知りたいとおもって。
 水曜日に東中野あたりを通ったかた、のぞきにきてください

クィア学会の設立総会に行ってきました。伏見憲明さんがシンポジストだったのです。
 10月27日(土)でした
 それから、京都精華大学の野口勝三さんも東京にくるというので、著作を書くように脅そうと思って。

版元ドットコムの関西集会が10月29日(月)にあって、大阪まで行ってきました。
 新大阪駅周辺500メートルだけの移動でしたけどね。
 それでPowerBook(4年半前のもの)をもっていたら、どうもハードディスクが壊れたよう。

●宮部みゆきの「楽園」をひと月ほど前に読んで、とってもよかったので、
 宮部再読、に入ってます。その途中、新幹線駅の本屋で、村上龍の「半島を出よ」の文庫を買ったら
 これも想像以上に……、小説ばかりの日々に。

●松沢呉一さんと11月中国取材を計画中。

近況でした。

QJ 寄稿・トーマス・ソングさん「夢見た老後」

*初出/「クィア・ジャパン vol.5—夢見る老後!」(勁草書房/2001)
トーマス・ソングさんの執筆による自叙伝で、今回、新たに付記を寄せてくださいました。
■ アメリカ在住、ある東洋人ゲイの人生と老後
夢見た老後
トーマス・ソング
● Thomas Song(トーマス・ソング)
1929年韓国人を両親に東京で出生。大連で少年期(1934−46年)を過ごし、旧制高校一年の時(45年)日本敗戦。翌46年冬、ソ連軍占領下の大連を南朝鮮に脱出。48年夏単身渡米、高校、大学を卒業(53年)、徴兵され軍務服役後、米国に帰化(56年)、研究院修了。大学の司書と教員生活20数年後、引退。パートナーとの共同生活32年。在米生活53年。
出自と履歴
 気がついたら、とうの昔に古希をすぎていた。
 すでに在米五三年になる。僕は一八歳の時、東洋を棄てた。そして、アメリカに逃げた。「なぜか?」と君は問うかもしれない。僕の青春時代には、生まれついた国を棄てることは言語道断だと考えられたし、そんなことをしたら憎まれた。でも、僕は故郷を持たない、東洋社会からはみ出した影のない少年だった。とどのつまり幽霊だった。
 第二次大戦後、日本の偏狭な国家主義に替わって、今度は韓国に偏狭な民族主義が充満していた。そこでは、日本人なら誰であろうが憎まれた。 続きを読む

QJ座談会「アザ」と「ハゲ」の政治学 後編

ganmen.jpg外見と自己肯定感
伏見 もともとの自分の顔、「アザ」の存在を肯定的に受け止められている、それが好きだという感覚があるとしたら、逆に、メイクすることも楽しめるということはありませんか?
石井 女性特有の傾向ではないでしょうか、メイクアップを楽しむことができるということは。
伏見 それは文化の問題だと?
石井 それはありますね。男文化を生きてきた僕ではそれは難しいですね。
hage.jpg伏見 今回、僕の友達のドラァグクィーンの男の子と、石井さんで立場を交換してもらうという企画も最初考えました。ドラァグクィーンの子には素顔に「アザ」をつけてもらい、石井さんには一日女装で過ごしていただいて、そのうえで座談会をしてもらったらどうかなと。偽物、見せ物になることを楽しむドラァグクィーンと、メイクをすることで、偽物、見せ物になることの屈辱感を感じる人たちでは、いったい何が違うのか。顔に象徴的な印が存在しているという意味では同じなのに、片方はそれを見られることを喜びと感じ、もう片方はそれを屈辱と感じる。そのコントラストから見えてくる地点もあるのではないかと思いました。 続きを読む

QJ座談会「アザ」と「ハゲ」の政治学 前編

QJ3.jpg座談会「アザ」と「ハゲ」の政治学
初出/「クィア・ジャパン vol.3—魅惑のブス」(勁草書房/2000)
須長史生
社会学者
石井政之
フリーライター
司会 伏見憲明
すなが・ふみお
1966年東京に生まれる。社会学者。主著『ハゲを生きる——外見と男らしさの社会学』(1999年、勁草書房)。
いしい・まさゆき
1965年、名古屋出身。豊橋技術科学大学物質工学課程卒業。99年『顔面漂流記』(かもがわ出版)を刊行し、同時期に顔にアザやキズのある人のセルフヘルプグループ「ユニークフェイス」を設立。初代ユニークフェイス東京代表世話人。今年6月「人間にとって顔とは何か」を考える場『顔塾』をつくった。
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お部屋1360/今日のマツワル57

11月1日(木)から新規購読者募集を開始します。もうちょっとですので、希望者は準備しておいてください。
今回は「愛煙家のための禁煙法25」です。このシリーズ、すでに蛇足的な話になっていますが、それでもまあまあ面白いのではなかろうかと。
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クィア学会、大成功!

昨日、東京大学で行われたクィア学会の創立大会は大盛況のうちに終わった。台風による風雨のなか、2、3百人は集まったのだろうか? 地方からの参加者も多く、また世代も幅広く集まり、会場は熱気に包まれていた。近年、こうした密度の濃い空気をクィア関係のイベントで感じたことがなかったので、ちょっと90年代の「熱」を思い出した。
クレア・マリイさんによる開会の辞もたいそう立派で、格調の高いものだった。伏見のベシャリは相当おふざけでコマッタちゃんでしたが(笑)、他のシンポジストの方々がきちんとそれぞれの考えを述べられていたので、シンポジウムも意義深いものになったのではないでしょうか(ゲイ関係のことは砂川秀樹さんが理路整然と分析していたので、安心して伏見はイロモノに徹することができた、と弁明)。河口和也さんと堀江有里さんの司会も軽妙で、よかったです(いやあ、掘江さんがあんなに笑えるキャラだとは知らなかった)。
個人的には、以前から尊敬申し上げていた沢部ひとみさんとごいっしょできて、とても光栄だったー! 編集者、ライターの大先輩としていつかお目にかかりたいと思っていたので。
「クィア学会」というので、ポスト構造主義とか、近代批判とか、「バトラー祭り」とか、そういうのがしたい人たちの巣窟になるのならどうもねえ…と思っていたのだが、交流会などに残ってみても、実にいろんな考え方の人たちが集まっていて、ここなら、異なる世界像をぶつけ合うことができるような気がしたので、伏見もお金を払って入会させてもらうことを決めた(←えらそうな物言い)。
とうか、清水晶子さんが、会に何かを期待するより自らそこに積極的に参加して盛り上げてほしいというような旨のことをおっしゃっていて、それは本当にそうだなあと思った。伏見もこれからはゲストとか人任せではなく、会員として積極的、主体的に参加しようと決意した。どうせなら、後半生はクィア学会に捧げちゃおうかしら! 最近、44歳の手習いで大学で学問を勉強をしはじめたので、ちょうどよいかもー。
ともかく、スタッフ、ボランティアのみなさん、ご苦労様でした。暴言、無礼な態度、たいへん失礼いたしました(笑)。