4年ほど前、安易な気持ちで金魚を買いました。飼い始めました。店頭で「オランダシシガシラ」という名前を見て、「なんだか西洋的なハイカラな名前!」と思って買いました。家に帰って調べてみると、交配を重ねた品種なため、病気にかかりやすいこと、金魚の中ではとても大型になることがわかりました(そして、西洋ではなく中国産)。しかしながら、せっかくの命、死なせてはならんと、水質をよくするなにやらかにやら、水槽がさびしかろうと水草や何やら、光があたらなければ昼間がわからんだろうとライト、冬は寒いだろうとヒーター、ヒーターでやけどしてはいかんとヒーターカバー、もう考えたくないくらいにお金を使ってきました。金魚が2匹で1000円で、金魚を維持するのにきっともう50倍の50000円くらいは、いやもっと、使っていると思われます。安易です。そして、4年が経過した先頃、コケ問題に悩まされ始めました。コケがあるとせっかくの金魚が見えないじゃないか……。そこで、この間「コケとり」として、プレコを買いました。店頭で見て、「オレンジスポットセルフィンプレコなんて、なんてかわいい名前」と思って買いました。家に帰ってネットで調べると、「禁断のプレコ」と書かれていました。コケとりとしては活躍するものの、どんどんおおきくなるらしく、30〜大きいものでは50cm!になることがわかりました。もう、大きくなると言われているオランダシシガシラよりはるかに大きくなるらしい。でも、せっかくの命、死なせてはならんと、プレコの餌を買いました。630円で買ったプレコの餌は1130円しました。そして、大きくなれば、餌の消費も激しくなることが予想されます。うちの水槽は、なんていうか、安易の集合体です。
月別アーカイブ: 2006年5月
ステロイドのこと
映画『トランスアメリカ』
男から女へのトランスセクシュアルが主人公、というので、もっとマニアックな内容かと思っていたら、全然ポップな映画だった。誰もが楽しめる、笑いあり、涙あり、切なさありの家族のロードムービーだ。脚本が実によく練れている。『ブロークバック・マウンテン』といい『トランスアメリカ』といい、クィアな題材から「名作」が生まれてくる昨今のハリウッド映画。
時間ギリギリで試写室に入った伏見は、プログラムも確認せずに観ていたため、後で、本物のTSが演じていたと信じていた主役が、実は女優がやっていて、なおかつテレビドラマ『デスパレートな妻たち』のリネットだったことにビックリ。思わず、帰りの京浜東北線の中でプログラムを落としてしまった。それくらい彼女の演技は完璧で、女性が真似ているとは想像できなかった。
男娼でジャンキーの息子役を演じたケヴィン・ゼガーズくんは、なんともセクシーでなまめかしく、そのプリンプリンのお尻に悩殺される。ついでに配給会社の前説の男の子もかわいかったので、この映画は超お勧め!! シネスイッチ銀座で7月下旬に公開予定。
補聴器問題
抜け毛の季節終了
ロシアで同性愛者らが襲撃される
尾辻かな子さんのブログから。
「2006年5月27日、モスクワで初めての同性愛者らによるパレードが行われる予定でしたが、市長はパレードを許可しませんでした。パレードの代わりに献花等の集会を行いましたが、宗教団体、極右団体、そして警察当局が参加者を攻撃しました。警察は約120人を拘束したそうで、怪我人も出ています。人権を求める平和なモスクワ・プライド集会を暴力で潰したことは、重大な人権侵害です……」
詳しくは尾辻さんのブログに飛んでもらうとして、暴力で言論を封じ込めようとする動きは看過できない。私、伏見憲明も断固抗議します。
http://blog.so-net.ne.jp/otsuji/
昨年、タイのクィア・スタディーズの会議に行ったときも、中国からの参加者が国内の同性愛者への取り締まりについて訴えていたが、ロシアも民主国家になったと言いながらこのやりよう。まったくこの手の非民主的な国には困ったものです。とはいえ、日本だって時代の風向きが変わればいつどうなるかわからない。こういうことを考えると、いくら今日本社会が緩いとはいえ、年に一回くらいパレードで同性愛者の存在を大規模にアピールしておく必要はあると思う。
政治的なことを言うとすぐにアレルギーを示す人が少なくないけれど、過剰な政治嫌いって、子供っぽいよね。
いただいたCD『体育総進撃』
ゲイミュージシャンというくくりが適切かどうか疑問ではあるが、ゲイシーンで人気のミュージシャン、体育CutsからCDをお送りいただいた。キッチュでノリノリでポップな音楽がいっぱい詰まっていて、一日中聴いている。Cutsくんの声は艶っぽくて、狂気を孕んでいて、聴いていると嗜癖しそうになる。
伏見は写真のアルバムの他に送ってもらったシングル『ぶっとばせ!パトロン』が大のお気に入り。一般のチャートでもヒットしそうなキャッチ−なメロディと詞にやられてます。秋にはメジャーデビューするという体育Cuts。大スター目指してがんばってほしい!
●体育Cuts『体育総進撃』『ぶっとばせ!パトロン』
http://www2.odn.ne.jp/~haj65670/
PHOTO De Villiers 【写真】フィリップ=ドヴィリエ
ハイティンクの素晴らしさ!
いただいたご本『交換』
高見順賞を受賞して益々精力的な相澤啓三氏の最新詩集。
詩を読む習慣がまったくない伏見は、言葉をたどってもどう理解してよいのかわからないのだが、「ほとんどブルーな快楽」という一篇には思わず笑みがこぼれてしまった。愛はいいっスね。
世界はいつも絶望に満ちているから、信じられる言葉が必要だ。言葉だけが希望になる瞬間にこそ、詩が立ち現れるのかもしれない。
● 相澤啓三『交換』(書肆山田) 2500円+税








