月別アーカイブ: 2005年11月

インタビュー記事

昨日、あるブログで、編集者の方が昔の雑誌のインタビュー記事について書いているものを読んだんです。
その人があげていた記事は25年も前のもの。それを読み返してみたら、今のインタビュー記事にはないおもしろさがある。編集者によって「整理された」言葉ではなく、語られた言葉が書かれていて、実際のニュアンスが確実に伝わってくる、というような話だったんです。

ふむー…といろいろ感じるものがあったところに、偶然、智砂さんから同じような話が。
最近、女優さんにインタビューする機会があって、そのために昔の資料を集めていたところ、それがとってもおもしろかったそうなんです。現在だったら、こんなこと話していいの?(インタビューを受ける側がそもそも話さないor後からカットを求めそう、な内容)とか、編集者が切ってしまいそうなところまで入っている、と。
今日、外出のついでに車中でそれらを読んでみました。おもしろかったです。話の内容ももちろんなのだけど、本当にそこで人が体を使って、考えて、コミュニケートしているのが見えてきそうなインタビューです。

キレイキレイな文章でなく、でも決められた字数の中で話をまとめるのって、難しい。けど、大事なことはそのヘンにありそうだぞ、と改めていろいろ考えさせられました。

いただいたご本『ヨーロッパ物語紀行』

yoroppa_1.jpg松本侑子さんの勤勉な仕事ぶりを見ていると、いつも頭が下がる。とにかく熱心だし、探究心が旺盛。そしてフットワーが軽い。『赤毛のアン』の詳細な翻訳に見られるように、その仕事は単なる作家の枠を超えて、研究者の域にまで達している。日本の大学は、どうでもいい作家を教授に迎えていないで、彼女を招聘すべきである。それだけ価値のある文学研究を積んできた人だ。

彼女の今回の本は、ヨーロッパの名作小説の地を探訪する文学紀行だ。『ロミオとジュリエット』『フランダースの犬』『カルメン』『エーミールと探偵たち』……などの舞台となった街を訪ね、作品の背景をつまびらかにする。それは文学論としても勉強になるし、作家論として興味深い。というか、伏見のような無知には、(なさけなくも)読んでいない名作のあらすじを簡単に知ることができるだけでも、ありがたい一冊だ(教養、うんちく本としても使える!)。

ところで、伏見の、松本さんの文章の楽しみ方はふつうではないかもしれない。一般には、彼女は優等生とか、才女とか、その美貌ゆえにお嬢な作家とイメージされているように見える。読者はそのちょっとハイソな世界を楽しんでいる印象だ。が、伏見は、そういう「女」に化けている松本さんの自意識のほうに官能するのだ。清楚な女性だと思ってよく見たらナチュラル女装だった!みたいな感じ。この本も、ヨーロッパに外出女装して、女流作家コスプレしてみた私……的な彼女のナルシシズムに超アガる。そこにこそ、松本侑子という作家の毒と倒錯した感性が潜んでいる。

●松本侑子著『ヨーロッパ物語紀行』(幻冬舎)1500円+税

沢辺30日水〜12月2日まで出張で不在

沢辺30日水〜12月2日まで出張で不在
沖縄に行ってきます。
エフエムなはエフエムなはというミニFM局の一員で、箆柄暦(PIRATSUKA-KOYOMI)というのもやってる友人に水先案内人をたのんでます。
同行する人が、またこれコイー人なんです。
って、たぶん遊ぶ時間はとれそうにないんで残念ですけどね。

向こうでもメールはみてるので、ご連絡はどうぞメールで。

オバチャマは潮吹き

______.jpg相変わらず、散歩の日々だ。若い子風呂に浸かりながら、ぶりぶりとウォーキング。おかげで黒いサウナスーツは毎日洗濯してるのに、白いものがこびりついてなかなか落ちない。あんた、ヘンな想像しないでけれ、塩だよ、塩。ナトリウム。大きめのペットボトル1本分くらいの汗が流れ出るので、塩分も大量に排出されているらしい。これで高血圧への道は阻止したぜ! 糖尿、退散!!(←セーラーマーズの発声で)
そして、オバチャマ(←伏見のこと)の散歩コースは、前も書いたが地域の高校生たちのマラソン大会が催されることが多く、ここ一週間は、毎日、男子高校生の集団に遭遇。もう「高校生マラソン大会評論家」になれそうなくらい、オバチャマは彼らを観察したよ。写真は出発地点に集結している男子たち。
どの高校もだいたいパターンが決まっていて、トップを走るのは運動部の学生。やっぱイケメンが多い。でもそれって顔の造作の問題ではなく、スポーツをやっているものだけが持つ精悍さの魅力。こういう子たちが息を切らせながら疾走するのを、女子高校生になったように応援してしまうの、オバチャマ。そのあとに続くのは、いまどきの高校生といった大集団で、次にオタク系。うしろのほうになると、茶髪とかヤンキー系がいじけながら歩いていて、最後はやっぱりデブなんだよね(笑)。瀕死の豚のように鼻息荒く歩いている。っていうか本人は走っているつもり。どこの世界でもデブはつらいね。同類相哀れむ。
arakawa_1.jpgここは周囲4キロくらいのコースなんだけど、それが二周目くらいになると、もうトップにデブたちは抜かれていて、ながーーい列が出来てしまっている。ヨーイドン!で一斉に走り出しても、すぐに個人差が現れて、最後には1時間以上も間隔をあけて別々にゴールすることになる。人生を総集編で観ているようで切なくなる。何が人生の幸福なのかはわからないのだけど。
それにしてもなんで「先生」という人種はああも抑圧的なオーラを出しているのか。不思議なくらい偉そうなんだよね。そして暗い。友人にも教師は少なくないので、あんまり悪口は言いたかないが、女の先生も含めて、きゃつら、一目でわかるオーラがある。ちなみに、講演の仕事に呼ばれていったりすると、一番居眠り率が高いのは教職員組合とかの集まりです(笑)。
んなことはどうでもいい。さあ、今日も河原のフェロモン風呂に浸かりに行くべ。オバチャマ、いっぱい潮吹くよ、たっぷり吹いちゃうよー!(写真は彩湖をわたる橋から)