明けましておめでとうございます
新年いかがお過ごしでしょうか
伏見はただいま、パン!セの第二弾を書き下ろすために、部屋にこもって原稿を書いております。正月明けには書き上げる約束なので、もう必死です。そのあともすぐに人間学アカデミーの講演の準備をはじめなければならないので、2006年は仕事モードの幕開けです。ここ数年、パチンコばかりしていたので、そろそろ真面目に生きなければ、と心を改めました(たぶん)。
昨年、伏見にとってのいちばんの出来事は、二作目の小説『うみのものがたり』の第一稿を書き上げたことでした。まだ活字にはなっていないし、改稿もあるのですが、とりあえず、「まだまだいっぱい出てくるじゃん!」という感触を得られたことに、興奮しました。フィクション、ノンフィクションにかぎらず、ここ数年、書くことに意欲がまったく生じなかったのですが、見事、更年期障害と鬱と厄を克服して(笑)、現場に戻ってきた感じです(←なので、最近、妙にテンション高いでしょ?)
ちなみに、昨年いちばん後悔したことは、ヒステリーを起こして電話でエスムラルダを怒鳴りつけたことでしょうか(ごめーん)。
今年は小説を中心に書いていく予定です。QJrもvol.2の制作に1月から入ります。それから春をめどに、この「うたかた日記」を中心にした有料メルマガも発行する予定です(そのためにこのサイトの更新をがんばっている)。どうぞ一年、よろしくお願い申し上げます。
2006年がみなさまにとってすばらしい年になりますように。
(ということで、新年早々バタバタしていて、年賀状をお送りするのが遅れますが、お許しください)。
年別アーカイブ: 2005年
良いお年をお迎えください
今年を斬る
大入り御礼!
『同性愛入門』PDF版の公開から一週間、このサイトのカウント数が(16884.7/日)に跳ね上がっていることが判明しました! これ、一日の平均だからね。前の週の4倍以上。今回の企画で5000くらいは超えると予想していましたが、瞬間風速とはいえ、これほど多くの人たちに訪れていただけるなんて、言葉にできないほどの感激ですね。『同性愛入門』は単行本以上の意味を持ったと思います。執筆者と版元の方々、公開に関するパブにご協力いただいたみなさんに、改めまして御礼申し上げます。
いただいたご本『死ぬのは、こわい?』
よりみちパン!セの最新刊は徳永進さんの『死ぬのは、こわい?』。「にんげんは なにかをしなくては いけないのか はなは ただ さいているだけなのに それだけで いきているのに」。なんとも言霊のあるコピーに惹かれる。イラストといい、装丁といい、読みたい!と思わせる何かがあるのだ。編集者の手腕に脱帽する。
本当によりみちパン!セのシリーズはすごい。フリーの編集者として理論社に企画を持ち込んだ清水檀さんと坂本裕美さんは、近年の出版界では「奇跡」と言っていい成功を収めている。伏見は先月の「ダヴィンチ」誌の記事を読むまで知らなかったのだが(笑)、シリーズ総計で85万部の大ヒットというのだから、目が丸くなった。でもそれもありえるだろう、と思わせる仕事ぶりのお二人なのだ。編集者に対しては辛口の評論家である伏見でさえ、清水さんの眼力と、坂本さんのパワーには一目も二目も置かずにはいられない。えぇ、一生ついていきますとも!
●徳永進『死ぬのは、こわい?』(理論社) 1000円+税
いただいたご本『脱アイデンティティ』
「人はアイデンティティなしでは生きられないのか? 一貫性のある自己とは誰にとって必要なのか? 賞味期限切れの概念に問題提起」と帯に書かれている。装丁といい、コピーといい、読者の興味をそそる上手い本作りだ。さすが上野千鶴子さんが編者を担当しているだけのことはある。送ってくださったのは、クィア理論を研究されている伊野真一さん。まだ読めていないのだが、同一性みたいなものに違和を感じる人たちに共感を得る内容になっているのではないだろうか。じっくり勉強させていただこう。
●上野千鶴子編『脱アイデンティティ』(勁草書房) 2500円+税
ホテル トメス
ノエル=マメール氏は来日していたのか
過去供養
無精の伏見がなんで散歩を続けられているかというと、コースの途中に猫たちの家があって、彼らに会うのが楽しみだからだ。たぶん、そこにいるのは心ない人々が捨てていった捨て猫たちだと思われ、数匹でいっしょに暮らしている。道からちょっと入った薮の中に、誰が置いていったのか、雨露をしのげる家になる板箱があり、彼らは夜その下で身を寄せ合っているのだろう。毎日餌をあげに来るやさしい人もいて、食べ物には困らないようだが。
伏見はその子たちに勝手にニックネームをつけて、頭をなででやるのが日課になっている。それは、人生の成り行きで会うことが叶わなくなった友人たちにちなんだ名前。彼らへの贖罪も兼ねてかわいがっているのだ。
プライドが高く神経質な顔をしているが、本当はとても人なつこい黒猫には、ニューズと名付けた。自分を追いつめ過ぎず、元気にやってるか? シモユルで嘘つき顔の白猫は、スキップと呼んでいる。スキップするように歩いていて、見ているだけでこっちまでウキウキする。茶色の子は、おっとりしているのだけど、実は強情なところもあって、ロックによく似ている……。
いつも彼らに「今日も幸せな一日でありますように」と手を合わせて、再びコースを歩き出すのだ。この行為を、過去供養、と伏見は命名した。